明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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空色パンデミック③ 

空色パンデミック3 (ファミ通文庫)空色パンデミック3 (ファミ通文庫)
(2010/08/30)
本田 誠

商品詳細を見る
読書期間:2010/9/15~2010/9/16

【評価……A-
発想 ★★★★★★★★★ … 9
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観
構成
メタ



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★
 … 9




 本当の空想病患者は誰なのか。漠とした疑問を胸に、僕は不確かな日常を過ごしていた。
 そんなある日、僕の感染事例に興味をもつ米国研究所長が来日した。面会すると……え?この少女が所長?
 一方、数日後に控えたクリスマスの準備中、結衣さんに一冊の本を渡された。空想病を題材にしたその小説に僕はなぜか違和感を覚える。思い返すと、その時からだったんだ、僕の世界が崩壊を始めたのは――。
 狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第3巻。

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


真実が見えなくなる空想病の恐ろしさを実感する、シリーズ第3弾。

面白かった、というより、凄かった。
何という複雑でややこしい話なんだ。
結末が気になっても途中で読書スピードを落とせないから、最後まで読み切ろうとしてしまうのも理由の1つなんでしょうが、読んでいて頭が痛くなってくる。
読了後にこんな疲労を感じたのは、ここ最近では記憶にありません。

第1巻の手法が秀逸だといっても、何度も繰り返されると慣れてしまうもの。
読者の予想を更に上回ろうとする意気込みが存分に感じられる内容で良かったです。
前回の微妙な部分を上手く引き出しているのも高ポイント。
未回収の伏線も忘れていたわけではなく、このために残しておいたのかと驚かされるぐらいです。
2巻の真の評価は、3巻読了後にするべきかもしれませんね。

まぁでもやっぱり、中二病設定の部分は、ちょっと読み辛い。
もうちょっとこの辺りがスッキリとしていて燃える展開であれば、なお面白いんでしょうがね。

空想病の恐ろしさは、過去最大級のものとなっています。
自分の存在が揺らぐ怖さは、死の恐怖と同義といっても過言ではないですからね。
メタ要素が絡んできた時は、一体どこへ向かっているのかと思いましたよ。
土台を幾度となく引っくり返したあとの着地点も素晴らしいの一言。

主人公の仲西景は、クールに見えて軽率な行動も目立ちますね。
空想病に巻き込まれて恥ずかしい経験した回数は結構なものなのに、学習をしないというか変に深読みするというか。
そこを巧みに突いてきたストーリー展開には、一杯食わされました。

それにしても、青井が可愛すぎて結衣の存在が薄くなってて困る、ようで困らない。
もう青井とくっついちゃいなよ!と声を高らかにして言いたい。
青井本人は男だと思っているはずなのに、男友達としては距離感が近い関係が悶えさせてくれます。
結衣よりもデートの回数多いだろう、これ。

未読の人への注意としては、必ずあとがきは最後に読むようにすること。
この3巻で後ろから見てしまうと、作品の面白さの大部分を損なってしまう可能性があります。
是非、最初から順番に読むことをお勧めします。

しかし、誤字や脱字の多さは何とかならないのか。
このシリーズは特に多いように感じられます。
気付いてしまうと急に萎えてしまうから、もっとしっかりチェックをして欲しいなぁ。
仲西を中西と表記すると凡ミスから、P83-84のバイクのくだりなど、粗が目立ちます。
せっかく凝った設定を練り込んでいても、これでは勿体無い。

あー、面白かった。
読了後の満足感が幸せな本でした。
次回以降、どうやら大きく方向性が変わる気配なので、不安もありますが期待してしまいますね。

予想がつくはずなのに最後まで結末が読めない物語に翻弄されます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  空色パンデミック  本田誠    評価A- 

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『とらドラ!』4巻 感想 (電撃コミックス)  »

この記事に対するコメント

今回も見事に騙されました。
仲西景がうまくハマってくれるからここまでこちらもハラハラできるんでしょうね。
何回も騙されてるわけですけど毎回ダマされてしまいますよね。
作者は毎回読者の成長を遥かに超える仕掛けで騙してくれるんでとても疲れます(笑)
次巻も楽しみですねー。

確かに誤字・脱字は気になります。
ストーリーの出来がいいだけにそういうミスはとても残念ですよね。

URL | 暁 #-

2011/02/02 19:45 * 編集 *

 僕も騙されました。まったく、作者の人は読者を何回騙せば気が済むんでしょう。 まだ続くそうですが、ここで終わるのもありなんじゃないかと思えました。

 バイクのくだり、よく見たらたしかにひどいですね。僕自身は誤字にも気づけてませんし、もっと気をつけて読まなきゃいけないと反省しました。 

URL | 紫電 #-

2011/02/03 19:11 * 編集 *

>暁さん
疑心暗鬼になりますよね。
表と裏しかなくて、なおかつ答えが予想できるはずなのに信じきることができなくなりました。
どんどん読者のハードルが高くなっているはずなのに、それを上回るものを見せてくれるので読みごたえがありますね。
4巻も発売が近いので楽しみです。

>紫電さん
ミスリードが長けている作者さんですね。
確かに綺麗に終えているかもしれませんが、まだまだ読み足りないので終わってもらっては困りますよ。
誤字は防げるミスですから、もう少し気をつけて頂きたいですね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/02/04 00:26 * 編集 *

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