明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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神さまのいない日曜日 

神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/01/20)
入江 君人

商品詳細を見る
読書期間:2010/7/2~2010/7/4

【評価……C
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
物語 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
人物 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
世界観
構成




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5





 十五年前。神様は世界を捨てた。人は生まれず死者は死なない。絶望に彩られた世界で死者に安らぎを与える唯一の存在“墓守”。
 「今日の仕事、終わり!」
 アイは墓守だ。今日もせっせと47個の墓を掘っている。村へ帰れば優しい村人に囲まれて楽しい一日が暮れていく。だけどその日は何かが違った。銀色の髪、紅玉の瞳。凄まじい美貌の、人食い玩具と名乗る少年――。その日、アイは、運命に出会った。
 「私は墓守です。私が、世界を終わらせません!」
 世界の終わりを守る少女と、死者を狩り続ける少年。終わる世界の中で、ちっぽけな奇跡を待っていた――。大賞受賞作登場!

【感想】


第21回ファンタジア大賞<大賞>受賞作品。

15年前を境に、人が生まれることがなくなり、同時に死ぬことがなくなった世界。
死者が活動を停止するには、墓守によって埋葬されなければならない。
そんな世の中で、墓守である小さな女の子が、ある少年と出会うガールミーツボーイ。

うーん……これはない、かなぁ。
色々と引っかかる点が多くて、楽しむことができませんでした。
世間での評判も二分されているようですが、自分には肌に合いませんでしたね。

描きたいテーマは何となく分かるんです。
鬱屈した独特の舞台も、味があって良かったと思います。

しかし、主人公であるアイの思考回路に共感できないが故に、全て台無し。
子供だからといって、コロコロと考え方が変わり、行き当たりばったりの行動でいいというわけではないでしょう。
可愛らしいことを言っておけば許されると思ったら、大間違いです。

固執するべき部分が、ズレているんですよね。
あまりにも薄っぺらい。
後半の展開は、感動どころか呆然としました。
何故そこまで感情を昂ぶらせることができるのか、不思議でなりません。

もう一人の主役である少年・ハンプニーは、悪くない設定だったのですが、これまた内面描写が足りなかった。
こちらを主人公視点として描いた方が、良かったのではないかなとすら思います。

基本的にシリアスな世界観であるにも関わらず、唐突に挿入されるコメディ展開に違和感を覚えました。
ラノベらしさを出そうとしたのか、妙な軽さが作風を殺しちゃってますね。
構成が悪いのか、全体的に説明不足なのが致命的すぎました。
アイとハンプニーの行動に、もう少し説得力のある背景や理由を用意して欲しかったです。

光る部分はあるのかもしれないけれど、これで大賞はないと思うなぁ。
表紙絵が良くて買ってみたものの、挿絵もちょっと残念だった。
どれだけ深いテーマが隠されていようとも、不自然な点が多すぎて、読み取ろうという気力がなくなってしまいました。
発想は悪くないだけに、惜しい。

まぁ、墓守作品なら、同時期に出た「シュガーダーク」の方が好みですね。

人が生まれてこなくなった世界に死者を弔う墓守という発想は面白い

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  神さまのいない日曜日  入江君人  茨乃  評価C 

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