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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!disc4 

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc4 (ファミ通文庫)ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc4 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
田尾典丈

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読書期間:5/25

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
ラブコメ





 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6






 俺こと都筑武紀は突如訪れた新たな危機に戦慄していた。幼馴染に起こされ迎える朝、家族揃っての登校、そして校内一の美少女との学園生活。いつもと変わらない、愛すべき世界……のはずなのに、違う。こんなのは……俺じゃない!
 自らの手により崩れゆく理想の世界で、なんとか打開策を見出そうとする俺だったが――おい、これでまだ<世界改変>の途中ってことはないよな?
 選択肢無限の真世界を奔走する、青春ADVノベル、待望の第4弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


恋愛ADVゲームの設定が投影された現実世界の学園物語、第4弾。

うおっ、なんだこの面白さは。
期待値が低かった反動を抜きにしても、これは良かった。
現時点で、シリーズ最高峰の出来栄えでしょう。

詳しく描くとネタバレに繋がるので言えませんが、この展開は熱かった。
感覚としては、「涼宮ハルヒの消失」に近いものがありますね。
主人公ががむしゃらに動き回るところや、周りの状況など共通項が見られます。

これまで不甲斐なかった主人公の武紀がキモカッコイイ!
はっきりいって、やっていることは物凄く自己中心的で我が儘です。
不誠実と言われても仕方のないことをやっちゃっています。

だけど、久しぶりに武紀に好感が持てました。
そもそもハーレムを目指す男が好きではないんですが、この吹っ切れ方と努力の方向は素直に凄いと思える。
ここまで確固たる信念を持っているのならば、貫き通す姿を見守りたいと思ってしまいます。

どう考えても正論を唱えているのは、武紀と対立している相手の方ですし、読んでいる時も無茶苦茶っているなコイツ……と何度思ったことか分かりません。
余計に嫌いになったという人がいても、まったくおかしくありません。
冷静に見たらストーカーですもんねぇ。
そんな極端な内容となっているので、賛否両論の激しい回だったようです。

ヒロイン勢では、今や頭一つ分リードしている感のある高橋さんが素敵。
やっぱり、ツンデレはいいよなぁーとしみじみと思わされますw
残念ながら、武紀は鈍いので好意を寄せられつつあることに気付かないだろうけど。
外から見たら気持ちの悪い関係に見えるかもしれないハーレムも、当人達が幸せそうなので、別にいいんじゃないでしょうか。

現実世界とギャルゲーを巧みに融合させていた1巻の頃を思い出させる内容でした。
ギャルゲー設定を随所に取り込んでいて、読み応えがありましたね。
3巻読了時には続巻を買うか迷っていましたが、外伝も含めて追っていきたいと考え直しました。

立場を奪われた主人公がハーレムを取り戻そうと奮闘する話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!  田尾典丈  有河サトル  評価B+ 

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