明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

03«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

クイックセーブ&ロード3 

クイックセーブ&ロード 3 (ガガガ文庫)クイックセーブ&ロード 3 (ガガガ文庫)
(2010/03/18)
鮎川 歩

商品詳細を見る
読書期間:2010/5/14~2010/5/15

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ミステリー





 ★★★★★★☆☆☆ … 7






 病院で目覚めた僕は、驚きの真実を告げられる。中学受験の日から、中学三年の夏休み前の事故までの記憶を失っていたのだ。周囲の反応に戸惑うばかりの日々。僕は過去の自分を探る過程で、奇妙な噂を聞く。それは「クイックセーブ&ロード」と呼ばれる、まるでゲームのような都合のいい魔法の話。学校で街で、魔法を信じた子どもたちが次々と命を落とす。そして噂は僕までも渦中に巻き込んで広がっていく……。生と死の狭間にいる少年の推理ロマン、いよいよ完結!!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


死を引き金として時間を巻き戻す能力を持つ主人公が記憶喪失となる、シリーズ完結編。

うん、面白かったです。
細かいことを言い出したらキリはないですが、それなりに綺麗な終わり方だったと思います。

2巻で広げた問題提起に対して、あまりにも小さな一歩で幕を閉じているため、物足りなさはあります。
その先が見たかったのも確かですが、作者が訴えたかったテーマは、別のところにありました。
命の冒涜ともいうべき手段でリセットする主人公・榊潔人の成長が感じられて、良かったです。

今回は、潔人が病院で目覚めるところから始まります。
しかも、能力を得た以降の記憶を失くした状態で。
記憶喪失+リセット能力というと、ますます「サクラダリセット」を彷彿とさせますが、ギミックは似て非なるものですね。

記憶喪失直前の自分の不可解な行動を追う推理モノというのは、なかなか新鮮で面白い。
クイックセーブ&ロードの能力を覚えていないため、なおのこと話がややこしくなっており、ストーリーの展開のさせ方が読めません。
読者の視点からすると、犯人の目星は付くのですが、そこに至るまでの経緯を主人公たちがどのような形で確証を得るのかが分からず、一風変わった推理小説となっています。

恋愛絡みは、ほんのりと匂わせる程度。
相変わらずミステリー要素が強く、あまり突っ込んで描かれることはありませんでした。
これが良かったのか悪かったのか、微妙すぎて何とも言えませんね。

もうちょっと続いても良かったと思うのですが、売り上げはあまり伸びなかったのかな。
打ち切りというほど酷い締め方でなかったので、概ね満足しちゃってますが。

次回作にも期待してみたい作家さんですね。

永遠といって差し支えのない時間を持つ人間が人生の歩き方を決める話

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  クイックセーブ&ロード  鮎川歩  染谷  評価B 

△page top

« 探偵・花咲太郎は覆さない
ライトノベル購入リスト2010年7月中旬~9月上旬 »

この記事に対するコメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

△page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://akikakeru.blog117.fc2.com/tb.php/866-1d9a59ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△page top