明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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偽りのドラグーンⅢ 

偽りのドラグーン〈3〉 (電撃文庫)偽りのドラグーン〈3〉 (電撃文庫)
(2010/04/10)
三上 延

商品詳細を見る
読書期間:2010/5/8~2010/5/10
月間マイベスト作品

【評価……A-
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★★★
 … 10
世界観
ラブコメ
ツンデレ



 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 騎士学院に予期せぬ訪問者がやってくる。海洋連合に名を連ねるウルス公国の公女サラ。しかも自分はジャンの許嫁だと言う。奔放な彼女の言動に腹を据えかねたのかティアナが爆発。ジャンは婿にやらんとムキになる始末。ついにはジャンを賭けた二人の勝負に発展し!?
 一方、対レガリオン帝国戦線に消極的な公国を抱き込みたい騎士学院は同盟を申し込む。だが公国に同様の提案をする帝国と利害が対立。結果、大公の酔狂により同盟相手を勝負で決めることに。その勝負とは各国の竜騎士達が腕を競い合う競技「プラネッタ」だった。ジャンは再び仮面の男と相まみえることになり!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


竜騎士養成学院における中世風ファンタジー、第3弾。

驚いた。これは面白い。

購入前にあらすじを読んだ時、嫌な予感がしたんですよ。
シリアスで燃える展開が続いていただけに、下手なラブコメ要素が混じって詰まらなくなってしまうのではないか、と。
いやはや、間違っていたのは自分の方でした。

ストーリーの強弱の付け方が、実に素晴らしい。
物語の繋ぎに無理がなく、綺麗に積み重ねてゆく展開に魅せられました。
想像していたものとは違ったけれど、これはこれで面白かったのでありですね。

前半は、予想通りラブ寄せされています。
あ、もちろん良い意味で。
新キャラのお披露目と同時に、既存キャラの心情が揺れ動く様を描いており、ジャンを中心とする関係図に少しずつ変化が生まれるのが見ていて楽しい。
何度ニヤケさせられたのやら、数え切れませんよ。

それに対して、後半は「プラネッタ」と呼ばれる、スポーツの一種のような競技に関わる話。
競技自体は、どこかで似たようなものを見た記憶があるためか、わりとすんなり理解できました。
設定である程度オチは読めはしましたが、分かっていても燃えるってのが王道のいいところですね。

それに加えて、何より今回秀でていた点が、キャラクターです。
ヒロイン勢はもちろんのこと、脇役も含めて魅力的でした。

もうね、クリスが可愛すぎて可愛すぎてたまらんのですよ!
仕草や思考が完全に乙女モードに入っている彼女は、色々とヤバ過ぎる。
そもそも、カラーページのドレス姿からして既に反則です。
あれを先に見て期待が高まりましたが、中身はもっと凄かったですねw

一方で、正ヒロイン(?)であるティアナも巻き返してきました。
クーデレかと思いきや、デレが進行して、一気にツンデレのようになっています。
表情や感情を表に出さずにいた彼女が、オロオロとうろたえたり、嫉妬したりする様は、これまた可愛い。
ジャンを独占したい気持ちがありありと出ていて、これからの恋愛模様がより一層楽しみなってきました。

新キャラのサラは、褐色肌に透き通った金髪が似合う天然美人キャラで、モロ好みですね。
表紙絵は少々幼く見えますが、数枚の挿絵を見る限りでは、もう少し大人っぽい。
明るい性格で、傍にいるだけでニコニコさせられる愛らしい娘ですね。
良いキャラだけに、ヒロイン候補が既に二人も存在している中で後発というのは残念というか可哀想だなぁ。
ストーリー上の活躍も今のところ目立たないし、見せ場も奪われちゃってるし……。
この手のタイプは、いつもメインや対抗馬にもなれない3番手以降のサブヒロインになりがちですね。

主人公のジャンに成長が見られるのが嬉しいなぁ。
猪突猛進としか言いようがない性格だったのが、周囲を気遣ったり、状況を冷静に判断できるようになりつつあって、随分と頼もしくなりました。

脇役のカップリングも、いくつか気になるものがあり、今後の進展から目が離せません。
カギを握るのは、やはりアダマスになるんだろうなぁー。

文章も安定感があります。
ラノベに時々ある、人物描写をイラストに任せっきりにする文章ではなく、しっかり文面で説明してくれているので想像しやすいですね。
当たり前のことではあるんでしょうが、きっちりとこなしている文章には好印象を抱きます。
さらには絵とズレがないところから、絵師との連携もバッチリだということが窺えます。

椎名優さんのイラストは、本当に毎回毎回楽しませてくれますね。
P259の挿絵にはやられた……というか、落とされましたw

巻を追うごとに面白さも上昇していくシリーズですね。
次はまた大きく物語が動きそうですし、期待大です。

掘り下げられたヒロインたちの魅力にどっぷりとハマれます

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  偽りのドラグーン  三上延  椎名優  評価A- 

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どちらも熱い勝負が続いた格闘大会でした »

この記事に対するコメント

文画一体

 日を改めて頭を切り替えるよりも、記憶が新しいうちに連続して書いておきます。

 いやあ、よく見れば、たしかに不安になりそうな紹介文ですね。そういう内容なんですけど、面白いです。 思えば、女の子のみんなが主人公を好きになる作品群から距離を置きたくて読み始めたシリーズのはずなのに、その中でもやっぱりみんなが主人公を好きになって、そういう展開が嫌じゃない自分を、「ほんと、そういうのが好きだねえ」なんて半ばあきれつつ見守っているもう一人の自分がいます。 要は、味付けの濃さの問題なんでしょうね。このシリーズにおいては、誰が主人公を射止めるのかという問題だけを中心にして、世界が回っているわけではありませんから。

 挿絵に10点の評価がついていますが、それも納得です。 個人的には、しがない武器屋のおやっさんだと思っていたラフエッジが、実はめちゃめちゃかっこよくてまだ現役だった、というところを見せてくれたイラストが気に入っています。
 せっかちなのでカラーページとかは後から気付いて見ましたけど、これにはやられますね。クリスって、どこまで万能なんでしょう。素で男を惹き付けまくっていますが、これはむしろ男たちが生き物として当然の反応をしていると言えそうです。2巻までで、クリスを気に入っている人たちなら、259ページのイラストにはやられると思います。僕もそうでした。
 あと、言われてみればたしかに絵と文章のズレがありません。思わず『文画一体』という造語を造り出したくなるくらいの連携です。

 表紙に見慣れない女の子がいると思ったら、三番手ヒロインでした。立ち位置の不遇さで、あーみんと重ねてしまいます。 美少女ゲームであれば機会は比較的平等に訪れますけど、ラノベにおいて三番手ヒロインという立ち位置は致命的ですね。 RPGで途中から仲間に入るキャラみたいに、初期値は結構高いですし、見せどころもあるんですけどねえ。それと、この作品は何だかんだ言って戦争時代ですから、戦える力がないというのも、結構不利です。後々国を動かすみたいな形で、彼女なりの戦いを始められるといいんですけど。
 三番手ヒロインの出現によって、一番手と二番手のヒロインが、それぞれ彼女たちらしい反応を見せてくれるところもほほえましいです。サラが現れなければ、当事者が3人とも気付いていない三角関係は、もっとずっとゆっくりと推移していたことでしょう。

 プラネッタの大会に呼ばれなかったことで、ラシード&アネモネペアの出番がなかったことが寂しいです。 アダマスのパートナーであるソーニャは、本当にいい位置に置いてくれたものだと思います。アダマスが考えている以上に、彼女はアダマスにとってなくてはならない存在だと思います。今後どういう風に支えていってくれるのか、ひそかに期待しています。
 他キャラが主張しすぎるので、フリデリカあたりはいい人にならざるを得ません。戦時における騎竜の特技がもっと幅広ければ、見せ場も作れそうなんですけど。まあ戦いは別として、人間関係では、フリデリカは、クリスに信頼され、感謝され続ける位置に居続けると思います。結果的に、フリデリカ自身が望んだ関係とは違う関係になったとしても、それはそれで意外と悪くないような気がします。
 その他にも、気になるカップリングはちょくちょくありますね。 というわけで、『竜騎士と騎竜が恋愛をしてはならない』というのはナンセンスだと思います。きっと、戦後は竜騎士と騎竜が自由に恋愛できる世界になるんじゃないかな、と思っています。

 

URL | 紫電 #-

2011/01/06 22:35 * 編集 *

>紫電さん
連日感想ありがとうございます。
僕も、早めに4巻の感想を書けるよう精進します。

ろくに理由もないハーレムは辟易しますが、主人公ジャンは何気にイイ奴ですから、女の子にモテるのは不満ありませんね。
紫電さんの仰る通り、恋愛話が主体ではないですしね。
メインストーリーとのバランスが良かったと思います。

RPGやギャルゲーと違い、本ってのは一本道ですからねぇ。
どうしても、最後に結ばれる相手というのは決まってしまいます。
サラみたいな娘は凄く好きなんですけど、ちょっと出番が遅かったですね。
まぁ、致し方ありません。

ラフエッジの若々しさは、意外でしたよね。
頑固者の親父キャラだと思っていたので、挿絵を見た時驚きました。
しかも、興味深い過去もあるようだし、今後も師匠キャラとして活躍を見てみたいところです。

作品の広げ方に無理がなく、規模が少しずつ大きくなっている点も評価したいですね。
ちゃんと物語を進めているので、毎回先が気になります。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/01/07 00:36 * 編集 *

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