明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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死想図書館のリヴル・ブランシェ  

死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)
(2010/04/10)
折口 良乃

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読書期間:2010/4/24~2010/4/28

【評価……C+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
グロ





 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4






 お待ちしておりました。黒間イツキ様。私は、この図書館の案内を仰せつかっております、リヴル・ブランシェと申します。貴方様は私をお使いになり、この図書館より逃げ出した“死書”の封印をしていただきます。その過程において、この身はすべてイツキ様に隷属します。私は、そのために存在します。
 ですからイツキ様、これから共に――イツキ様?なぜこちらを見ようとしないのですか?私がメイド服だからですか?まさか私が、人間に見えないからですか?分かりました。今からその証明をするために、衣服を脱ぎ、身体のご確認をお願いしたく――

【感想】


逃げた魔導書などを捕獲するために奮闘する速筆が特技の少年と司書兼メイドの物語。

禁書や架空の本などを総じて死書と呼び、それらの本をまとめて保管する死想図書館というものが存在する。
図書館のある異次元の世界より現実世界へと逃げ出した死書を封印するため、協力を求められた高校生・黒間イツキは、半ば強制的に巻き込まれて行く――という展開。
異能系ファンタジーバトルとしては、テンプレ通りですね。

表紙買いしたものの、読む前に数ヶ所で酷評されているのを見てしまい、ハズレを引いてしまったかなぁと思いつつ読み始めました。
期待値が低かったためか、最初はそこそこ楽しめていたのですが、後半になると設定の粗さが目立つようになり、付いていけなくなってしまいましたね。

クトゥルフ神話が好きな人なら楽しめるかもしれませんが、あいにく知識が皆無なもんで……。
単語だけは知っていても、それがどう凄いのかも分からないので、驚きも何もあったもんじゃありません。
知っている人だけがニヤリと出来るものならまだしも、無味になってしまうのはなぁ。

文章を紡ぐことで、現象を呼び起こすことができる設定そのものはありだと思います。
ただ、それを上手く扱えていないところにも問題がありますね。
もう少し練りこめば化ける設定だったんじゃないかなー。

キャラが立っていないのも致命的な欠点ですねぇ。
黒髪メイド服のリヴル・ブランシェは、クールで従順なのはいいんですけど、可愛さが足りない。
淡々としすぎていて、表情が崩れないのも味気なさを助長させています。
おかげで、せっかくのKeGさんのイラストも活かしきれていません。
他の脇役もパッとせず、ラノベとしては掴みの弱さが気になりました。

唯一、主人公の黒間イツキだけは、キャラが固まっていたんですけど、好みの激しく分かれるタイプですね。
いわゆる「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンのような語り口で、常にふざけた調子が続きます。
個人的には嫌いではないんですけど、真面目なシーンでも砕けすぎているのは、やりすぎかなぁ。
括弧を多用する特徴も含めて、合わない人にはとことん合わない文体でしょうね。

そんなわけで、物凄い微妙な内容でした。
次もありそうな終わり方でしたけど、評判次第かなぁ。

デレ要素なしの無表情系ヒロインが好きな人ならお薦めできる、かもしれない

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  死想図書館のリヴル・ブランシェ  折口良乃  KeG  評価C+ 

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