明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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殺戮ゲームの館<上> 

殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)
(2010/03)
土橋 真二郎

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読書期間:2010/4/20~2010/4/23

【評価……B
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 なし
ミステリー
サスペンス




 ★★★★★★☆☆☆ … 7
 ★★★★★★☆☆☆
 … 7





 ――誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。
 出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったという廃墟にたどり着く。だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた……。戦慄の密室サスペンス、上巻。

【感想】


密室に閉じ込められた若者たちが順に殺されていくサスペンスミステリー。
閉鎖された空間で疑心暗鬼になりつつ犯人を捜し出すシチュエーションが好きな方にオススメです。

作者の土橋真二郎さんの作品はこれが初めて。
電撃文庫の「扉の外」「ツァラトゥストラへの階段」など、興味のある本はいくつかあったのですが、「扉の外」の完結編である3巻の悪評が引っかかっていて踏ん切りがつきませんでした。
あらすじに目を通した時点で読んでみたいと思ったものの、冒険はせず感想待ちしていたら、各所で絶賛されていたので、安心感と期待を抱いて購入できましたね。

内容は、サスペンスの定番であるデスゲームです。
大学オカルトサークルのメンバーが、集団自殺の現場調査に出かけたところ、気付かぬうちに見知らぬ場所に閉じ込められていた。
仲間が次々と死んでいく中で、不条理なルールを強いられた面々は、次第に精神を疲弊させつつも、1つの重大事項に気付く。
自分たちの中に、魔物と呼ばれる犯人側の人間がいることを……というストーリー。

この手の作品は読み慣れているので、あまり怖さは感じなくなってしまっている自分がいます。
なので、個人的には緊張感が物足りなかったですが、息苦しい空気は十分出ていたかと思います。

上巻なので、当然ながら事件は解決していません。
ミステリーの評価を下すには早計ではありますが、特にこれといった粗や欠点はないように見えますね。
説明に費やした印象が強く、ちょっと展開が遅いのが難点ですが、それだけ骨格作りに力を入れているともいえます。

ゲームの設定はラノベっぽくもありますが、中身は完全に一般向けです。
そのためか、キャラのインパクトが少々弱い感じがしました。
当たり障りのないキャラ造形ばかりなのが惜しかったかな。
パニックを起こしている人間がいる関係でgdgdになっている状況は、リアルらしさは出ているんですが、読者もまたもどかしい気分になりますね。

さて、肝心の推理ですが……正直、絞りきれていません。
ある程度読んだことのある作家なら予想付きますが、どこまで裏をかいてくるのか分からないですからね。
下巻で、どれだけ引っくり返してくれるか、楽しみです。

じっくりと丁寧に書き込まれた密室系ミステリー、序章

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  殺戮ゲームの館  土橋真二郎  評価B 

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