明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

04«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

キーリⅡ 砂の上の白い航跡 

キーリ〈2〉砂の上の白い航跡 (電撃文庫)キーリ〈2〉砂の上の白い航跡 (電撃文庫)
(2003/05)
壁井 ユカコ

商品詳細を見る
読書期間:2010/4/1~2010/4/4

【評価……B+
発想 ★★★★★★★★☆☆ … 8
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
世界観
安定感
期待度



 ★★★★★★★★☆☆ … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
 ★★★★★★★★☆☆
 … 8




 14歳の少女キーリと〈不死人〉ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに……。
 乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍でロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし……!?第9回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞作の続編、登場!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


一人身の少女と死なない青年の荒野の広がる惑星を舞台した旅物語、第2弾。

前回同様、短編連作で構成されています。
各話の関連性は1巻に比べ弱いものの、僅かな繋がりだからこそ、部分的に明確となって対比しているのが分かりやすくなっているところがありますね。
幽霊を視たり怨念を感じたりする能力をフル活用してトラブルに巻き込まれるキーリに、呆れた表情を見せながら助けるハーヴェイの図が、いつの間にかに良い意味でパターン化されており、微笑ましい気持ちになりました。

面白かったです。
やはりというべきか、世界観を表現する描写が巧い。
砂の入り混じる風や、乾いて少し肌寒い空気が、その場にいるかのように感じられます。
作中内にどっぷりと浸ることができ、まるで読者も一緒に旅をしているかのようです。
土台作りが丁寧で、好感が持てますね。

1巻で綺麗に物語を締めているため、ここから新たな伏線や謎が散りばめられています。
キーリの過去や、ハーヴェイの交友関係など、気になる要素はいっぱいありますが、これらが本当の意味で花開くのはシリーズ終盤なんでしょう。
適度に真実が判明していき、ストレスを感じさせることはありません。
ただし、明確な目的があるわけでもないので、捉えどころのない話が淡々と続いています。
死なない人間がいるわりには、緊張感もあったし、悪くはないと思いますけどね。

現時点では、ストーリーよりも、キャラが魅力の作品だと思います。
主要メンバーの関係図が見ていてニヤニヤとさせられますね。

付いて行ってもいいものなのかと不安を抱きつつ、肩から掛けた鞄をパタパタと跳ねさせて動き回るキーリの可愛さが脳内で再生されます。
無愛想かつ不器用な性格のハーヴェイは、ぶっきらぼうな態度の中にも優しさがあって、女性にモテるタイプの男ですね。
そんな煮え切らない態度のハーヴェイに説教を垂れる兵長も含めた2人と1台の関係が、まさに絵になっていて素敵です。

綺麗にまとまっていました。
序章となる今回から、どのような物語に発展していくのか、楽しみですね。

少女漫画風のキャラと、厳しい世界観の組み合わせが上手く融合されています

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  キーリ  壁井ユカコ  田上俊介  評価B+ 

△page top

« 電撃文庫2010年6月購入作品
『ONE PIECE』58巻 感想 »

この記事に対するコメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

△page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://akikakeru.blog117.fc2.com/tb.php/837-842dbc20
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。