明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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リバーズ・エンド5 change the world 

リバーズ・エンド〈5〉change the world (電撃文庫)リバーズ・エンド〈5〉change the world (電撃文庫)
(2003/07)
橋本 紡

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【評価……D
舞台 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 1
物語 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 … 2
人物 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
文章 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★☆☆☆☆☆☆
 … 2

唯は目覚めた。その姿に拓己は希望を見い出し、彼女にかつての思い出を語りはじめる。
短くて儚かったけれど、ぬくもりに満ちた日々のことを。そんな拓己の姿に、七海は複雑な思いを抱く……。
一方、コクーンによって送り出される世界では、戦いが激しさを増していた。拓己はしかし、かつて家族と友人を奪っていった『戦い』に身を投じることができない。それを見た伊地知たちは、新たな状況を作り出そうとするのだった。
希望と絶望が交錯する中、拓己は最後の選択を迫られる!
橋本紡&高野音彦が贈る大好評シリーズ、ついに感動の完結!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

後日談を描いた「after days」はあるものの、物語としては実質最終巻になる第5巻。
ここまで伏せられていた謎や伏線がどのように暴かれ消化していくのかが見所だったわけですが……。
残念ながら、期待はずれだったと言わざるを得ないですね。

今まで築き上げてきたものが、何もかもが裏目に出てしまいました。
あれだけ長々と子どもたちの心情を丁寧すぎるくらいに書いていたのはなんだったんでしょうかね。
終わりよければ全てよしという言葉の裏には、締め方を間違えると作品全体の評価が崩れるという意味がありますが、まさにそのことを教えてくれた本だったように思います。

1巻から4巻まで、期待という名の我慢をしていたものがあります。
それが、SF設定の甘さと物語内の大人たちの対応です。
最初の頃は、後々納得のいく理由を知ることになるんだろうなと思って読んでいたので、あえてその場での突っ込みはしてきませんでしたが、3,4巻を読んでいる辺りから徐々に不安が増大していき、そしてとうとうこの5巻で爆発してしまいました。

4巻の感想の時に、設定部分に引っかかると楽しめなくなると言いましたが、今回ばかりはスルーできません。
物語の核心が触れられる部分ですからね。
それがもう、目も当てられない内容となってるんですから、この評価になるのは致し方ありません。
無駄にSF要素に凝ろうとして失敗してます。
あの理不尽な閉鎖的状況を作り出されたのが、人為的なものでなければさほど問題じゃなかったんですよ。
超常現象ってことにしておけば、それだけで説明付きますから。

結局、作者は何を書きたかったんでしょう。
最終章のあの言葉ですかね?
あれも、泣いたって人も多くいるようですが、僕は感動したという程ではなかったですねぇ。
あのラストにインパクトを与えたいのであれば、最初から構成が間違っていた気がします。
駆け足で走り去った1巻の唯との思い出よりも、2巻から4巻までじっくりと築き上げた仲間たちとの絆の方がよっぽど強く見えるのは僕だけなんでしょうか。

ここまで作品の魅力を引っ張ってきたキャラクター面も、今回はイマイチです。
いや、サブキャラクターは今まで通りいいんですよ。
問題は……主人公の拓己。
ここにきて、このヘタレモードはないでしょ。
この年代に求めるのは酷なのかもしれないけど、あまりに考えが浅い気がする。

そういえば、以前八神さんが「イリヤの空、UFOの夏」と比べてしまうという話をしていましたが、なるほど、確かにこの辺りは似てなくはないかもしれませんね。
でも「イリヤの空、UFOの夏」の主人公である浅羽には、いい意味で人間の嫌な部分があったり、成長が見て取れる姿があったりして、最後まで立派に主人公をやっていました。
それに対して、拓己は選択しなければならない時に決めることができない優柔不断さが目立ち、ここまで積み重ねてきたのは何だったのかと問いただしたいくらいでした。

さらには独特のテンポのいい文章も、説明文が多くていつもの勢いがありません。
同じような文章が何度も続いていたりして、マイナス点となってしまいました。

日常部分は相変わらずよかったんですが、最終巻になってもそこでページを割くのはどうかなと思いますね。
まぁ、結局良かったと思えるところは、ほとんどその部分のみなんですが。

とまぁ、かなりの酷評になったわけですが、ネット上での感想を見ると大方好評を博しているんですよね。
こんな風に感じたのは僕だけなのかなぁと不安に思いましたが、先週の座談会で黒依さんも同意見だったので少し安心しました。

さて、ここまで酷い評価だと、この作品だけではなく作者の評価も低くなりそうですが、実はそうでもなかったりします。
その理由は、「リバーズ・エンド after days」の感想で語ることとします。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  リバーズ・エンド  橋本紡  高野音彦  評価D 

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この記事に対するコメント

「あのラストにインパクトを与えたいのであれば、最初から構成が間違っていた気がします。
駆け足で走り去った1巻の唯との思い出よりも、2巻から4巻までじっくりと築き上げた仲間たちとの絆の方がよっぽど強く見えるのは僕だけなんでしょうか。」
このあたりに興味があるんですが、いまいちよく分かりません。どういうことなのか順を追って説明してもらえると嬉しいです。

URL | 通りすがり #-

2008/01/06 10:39 * 編集 *

いやー、その感想はごもっともだと思いますよ。
やっぱり最後のオチ(と言って良いでしょう)にはガッカリしましたもの。
それにしても、びっくりするぐらい世間的には評価高いんですよねぇ……。
まぁ、SF部分に目を瞑れば良作っていうのはわかるんですけど、こうも世間と評価がずれると不安になってきますねw
もしかして5巻だけ2種類あるとか!私らだけハズレを引いたんですよ!(何

URL | 黒依緑人 #2qaJ23q.

2008/01/07 06:30 * 編集 *

>通りすがりさん
出来れば次からは名乗ってもらえると嬉しいです。
さて本題ですが、ネタバレしていいんでしょうか?
まぁ、出来る限り5巻の内容は伏せつつ説明しますと、文章量の差からくる思い入れの違いですね。
端的にいえば、読者(自分だけかもしれませんが)からしてみると、唯よりも七海の方に感情移入してしまってるんじゃないかな、と。
拓己が唯のことを好きになるのに理屈は必要ありませんが、読者に長々と訴えるには材料不足だったように感じました。
1巻の内容がもっと質が濃かったり、1巻から4巻までの構成比(ページ数)がもう少し唯の話に偏っていれば、よかったと思うんですよね。

>黒依さん
当たりの5巻を教えてくださいw
まぁでも、驚くほど評判いいですよね、これ。
確かに、いい面だってありますから、理解できなくはないんですが。
でも、最後のあれは、タイトルに無理矢理意味をつけてみました!という感じがしますねぇ。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2008/01/08 04:23 * 編集 *

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