明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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クイックセーブ&ロード2 

クイックセーブ&ロード 2 (ガガガ文庫)クイックセーブ&ロード 2 (ガガガ文庫)
(2009/10/20)
鮎川 歩

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読書期間:2010/1/21~2010/1/24

【評価……C+
発想 ★★★★★★★☆☆☆ … 7
設定 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ミステリー





 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6






 「拳銃自殺……」背後で警官らしき男が呟いた。かび臭いその部屋の中央に、常盤先輩が倒れている。どこかいつもと様子が違うと思ったら、そういえばこれが僕の初めて見る彼女の私服姿だった。清楚可憐な白いカーディガン。だが、何かに汚れている。どす黒い何かが、彼女のこめかみからだくだくと流れている。力なく落とされた左手に銀色の小型拳銃。人差し指はその引き金にかけられたまま……。僕はその光景をぼんやりと数秒間眺め、そして――唐突に、死ぬことを決意する。
 「セーブ&ロード」機能を持つ自殺常習少年の推理ロマン第二弾!

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


任意で設定したセーブ地点に死ぬことでいつでも時間を遡ることができる少年の青春ミステリー。

惜しいなぁ。
この題材であれば、もっと面白い話ができそうなのに、設定の甘さと登場人物の感情の不自然さが引っかかってしまい、今一つな出来になっています。
1巻の内容をそのまま薄味にした感じで、少々物足りませんでした。

またしても身近なところで発生した殺人事件を食い止めようと奮闘するキョートに成長が見られないのが何より痛い。
何度だってやり直すことができるのに、物事を簡単に諦めすぎ。
前回のような詰み状態に陥ったのならともかく、数回上手くいかなかっただけで凹むのは打たれ弱いにもほどがあるでしょう。

死に恐れを抱く気持ちがあるのならまだしも、結構簡単に死んでしまいますしねぇ。
相変わらず無意味なセーブをする癖もありますし、もう少し頭を働かせて欲しいと思ってしまいます。
ストーリー展開を重視するために、未熟な主人公にしたみたいで嫌ですね。

優秀すぎる能力を持ったキャラを主人公にしたために、作者も困っているんですかね。
やりようによっては、それこそ何でもアリになってしまうからなぁ。

ミステリー要素は、無難な内容で、割とすぐに予想がつきました。
ループするたびに異なる事件が起こるのは、なかなか面白かったと思います。
タイムリープならではの一種の優越感も味わえたので、この点は悪くはなかったですね。

素材はいいと思うんです。
だからこそ、あともう一歩練り込んで欲しかったと思わざるを得ない作品でした。

時間を巻き戻す能力者が精神的に幼いことを念頭に読むことをお勧めします

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  クイックセーブ&ロード  鮎川歩  染谷  評価C+ 

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