2007.08.31 Fri
リヴァースキス
![]() | リヴァースキス (電撃文庫 さ 12-1) (2007/06) 佐野 しなの 商品詳細を見る |
【評価……B-】
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆ … 5
文章 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆ … 4
■評価【B】⇒【B-】 2008.7.11修正
| ある朝、目覚めると俺は美少女になっていた。そして俺の体は、見知らぬ男に乗っ取られていた!?トモヨシと名乗るその男は交通事故にあい死亡。しかし、この世に残した未練のため、成仏できず俺の体を乗っ取ったというのだ。じゃあ、こいつの願いをかなえ、無事成仏させてやれば問題解決、と思いきや……こいつの願いは好きな女の子とキスすることで、しかもこいつは俺(美少女版)に一目惚れ!!おまけに俺の親友もこれまた俺(美少女版)に一目惚れしたりして……。 かくして始まるドタバタ劇。第7回「電撃hp」短編小説賞<大賞>受賞作。堂々の登場です! |
あらすじを読んで最初に思ったのは、どこかの同人やエロゲにありそうな展開だなぁということw
性別転換の話(トランスセクシャルというらしい)は、特別珍しいものでもないですしね。
でも、この作品はちょっと変わっていましたね。
男が女になって男に惚れられるという、一体誰が得をするんだというような内容になってますw
例えば、主人公のセリフに、こんなのがあります。
「阿呆か、俺は男だ!なんだよ、男三人のラブコメってよ!全然嬉しくないハーレムを形成すんなよ!」
これだけで、そんな作品になっているか、ある程度把握していただけたんじゃないかとw
登場人物全員が、どこかネジが抜けているというか、むしろ穴を貫通させてしまっているような性格の持ち主ばかりで、いわゆる常識人ってのが出てきません。
そのため、感情移入はしにくいんですが、人の話を聞かないボケと、ハイテンションなツッコミが繰り返されて、腹が立つんだけど、思わずにやけて笑ってしまいます。
元々、短編集として書かれているためか、章ごとに起承転結が付けられていてスラスラと読みやすいですね。
しかし、1本の長編として読んだとき、後半の盛り上がりに多少欠けるような気がしました。
執拗なくらい同じやりとりをしているのも、長編になったときの障害かなぁ。
ラストも悪くはないんだけど、ちょっとあっさりしすぎかも。
消化不良の面もあるし、もしかしたら続きが出るのかな?
ラブコメと括るにしては、ラブよりもコメディの方が圧倒的に強いね。
キャラクターは、濃いわりに掘り下げてはいなくて、浅い印象がある。
ジックリと腰を据えて読むというより、軽い気持ちで読み進めたい人にオススメ。
シリアスだったり、萌え要素を求めている人には不向きの内容かな。
僕はこういうの好きだけど、結構賛否両論の激しい方の作品でしょうね。
まぁ、一番の魅力は読みやすい文章だと思う。
活き活きとした主人公の内面が、一人称で語られていて、「涼宮ハルヒの〜」シリーズの著者の谷川流と似たようなタイプに感じました。
ただ違うのは、「ハルヒ」に比べて比喩的表現が少なく、代わりに感情表現が非常に多いのが特徴的です。
個人的には、この作家が新しく本を書いたら、また手に取ってみたいなと思うくらい気に入りました。
長編としては、ちょっと微妙だったので、今度は最初からその意識で書いたものを読んでみたいなー。
| 電撃文庫
| 03:19
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リヴァキス私も読みましたぜー
ツッコミが生き生きとしてて面白い作品ですなw
ラストは続きそうな感じだけど、どうなんでしょ
気になる部分があるんですよねーまだ
トモヨシ実は〇〇なんじゃねえの?とか
しっかし性転換モノは変な趣味に目覚めそうで困るわー(え
| 黒依 緑人 | 2007/08/31 20:02 | URL | ≫ EDIT