明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意 

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)
(2007/09/10)
入間 人間

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★★
 … 9
オススメ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
ヤンデレ ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

評価【B-】⇒【B+】 2008.3.15修正

入院した。僕は殺人未遂という被害の末に。マユは自分の頭を花瓶で殴るという自傷の末に。
二人が入院した先では、患者が一人、行方不明になっていた。
その事件は当初、僕にとって問題となるべき事柄ではなかった。数日後に起きた出来事のほうがよっぽど衝撃的だったからだ。
数日後。マユは、頭部と花瓶を再度巡り会わされた。自傷じゃなく、誰かの手によって。マユは病室で血塗れになり、今回も気絶することなく自前の足で歩き、医者に治療を依頼した。
そして、治療から帰ってきたマユは、本題とは関係の無いことを僕に発表した。
死体を見つけた、と。
また、はじまるのかな。ねえ、まーちゃん。

登場人物が精神崩壊しまくりのシリーズ第2巻。
今回もまたレビューし辛い作品となってます。

これを読み始めて最初に思ったのは、このシリーズってこんな内容だったかな?ということでした。
その違和感は最後まで消え去ることなく読み終えてしまったので、1巻とはまるで違う印象を抱きました。

何が違うのかはすぐに分かりました。
1巻にはあって2巻にはないもの。
それは、いつ落ちてしまうかわからない綱渡りのような危うさです。

1巻は、あまりにも壊れすぎててオススメ度を星1つにしたくらいに危うさを感じられました。
それが、すっかりを鳴りを潜めてしまっています。
その理由の一つに、みーくんの嘘つき加減とまーちゃんの壊れ具合を読者は既に知っていることが挙げられるんでしょうね。
前回の冒頭が非常に読みづらかったのに対し、事前に情報を持っている今回はスラスラと読み進められました。
おかげで、良い意味でも悪い意味でも、全くの別物の作品のようになっていますね。

良い点は、もちろん人に勧めやすくなったということです。
1巻のレビュー時に書きましたが、やっぱりラノベの読者層は10代が多いので、一歩間違えれば悪い影響を与えかねないような内容の本を推奨しにくいんですよね。
この程度なら、問題なく勧めることができます。

悪い点は、他の作品にはなかった売りが消えてしまったことで、普通に面白い凡作になってしまったということ。
暗いというより昏いというべきあの雰囲気は、なかなか表現できないんじゃないかなぁ。
あったとしても部分的なものとか過去話の中だけであって、一冊丸々ってのは少ないでしょう。

正直、文章の面白さだけで言えば2巻の方が上です。
文章が洗練されていて、比喩表現が一文残らず面白い。
地の文がここまでノリノリだと、次の文が楽しみになります。

しかし、しかしですね。
僕が1,2巻を比較してどちらが良かったかと聞かれたら、1巻と断言します。
2巻には衝撃度が足りないんですね。
そりゃあ、他の作品に比べたら十二分に壊れてはいるんですけど。
共感までに至らなくても、みーくんがそういう人間だという認識を持っているだけで、驚くことは途端に減ります。
あぁそういえば、いつの間に自分はこんなにもみーくんの考え方に慣れていたんだろうかという驚きなら多少ありましたねw
慣れって怖いね。

ストーリーに関しては、前回よりもミステリー要素が濃くなっていますね。
ちょっと反則的なところもありますけれども。
登場人物も増えましたが、そのせいで肝心のまーちゃんの登場シーンが少ないような気がします。
みーくんとまーちゃんの壊れた原因が密接に関わる話を、もう1巻でやってしまっているんで、どうしても盛り上がりに欠けてしまいますねぇ。

まぁ、それでも非常に楽しく読めました。
積んでいる本をある程度消化したら3巻も買ってこようと思います。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん  入間人間    評価B+ 

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