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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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リバーズ・エンド4 over the distance 

リバーズ・エンド〈4〉over the distance (電撃文庫)リバーズ・エンド〈4〉over the distance (電撃文庫)
(2003/02)
橋本 紡

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【評価……C
舞台 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
物語 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4

■評価【C+】⇒【C】 2008.6.17修正

傷ついた孝弘が入院しているあいだも、SIFMAによる実験は続けられていた。その過酷な日々の中、拓己たちの心は激しく揺れ動く。
拓己は目覚めぬ唯を思い、七海は自らの気持ちに気づき、茂や弥生たちもまたそれぞれの思いを募らせる。
一方、伊地知と柚木は冷酷な真実に立ち向かっていた。それは失敗の許されない、ぶっつけ本番のゲームだった。失敗はすなわち人類の滅亡を意味する――。
真実を知らぬまま拓己たちは『戦い』へと呑み込まれてゆく!
第4回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞の橋本紡が贈るラブ・ファンタジー4弾。

前巻の終盤からようやく進み始めた物語が加速するかと思ったら、そうでもなかった4巻目です。
3巻の頃から薄々感じてはいましたが、これはSFを売りにした作品ではないですね。
非日常生活を強いられる中でも、日常と大して変りのない生活を送る子どもたちの心情を読むものなんでしょうね。

ストーリーに関しては、未だ不鮮明のところもありますが、今までのヒントから大体の見当はつくようになりました。
しかし、これ、設定に穴がありすぎなんじゃないでしょうか?
あまり意識はしないようにはしてますが、そこで引っかかると楽しめなくなるシリーズでしょうね。

逆に、人間関係の描写については、毎度のことながらテンポがよくて読みやすいです。
実年齢に対して精神年齢が低いようにも感じられましたが、それはたぶん他の小説や漫画などで、現実ではありえないような中学生を多く見てきたせいでしょうw
これぐらいの方が、リアルっぽい気がします。

読んでいませんが「半分の月がのぼる空」が評価されている理由はこの辺りにあるんじゃないかなーと思っています。
下手にSF要素を入れない方が、この作者はいいものを書けると思いますね。

なんだか毎回同じような感想しか書けていませんが、これくらいしか書くことがないんですよ、ホントに。
いいところも悪いところも安定していて、長所にも短所にもなってます。

それにしても、伏線を残しすぎで心配になってきた。
次で最終巻ですし、ちゃんとまとまっているといいんだけど……。
それ次第で、シリーズ通しての評価が大きく変わってきそうです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  リバーズ・エンド  橋本紡  高野音彦  評価C 

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