明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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偽りのドラグーン 

偽りのドラグーン (電撃文庫)偽りのドラグーン (電撃文庫)
(2009/08/10)
三上 延

商品詳細を見る
読書期間:2009/9/4~2009/9/7

【評価……B
設定 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
世界観 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

レガリオン帝国の急襲。そしてアバディーン王国は地上から消滅した。最愛の兄を失い、復讐に燃える亡国の王子ジャン。だが、相手は超大国……。ジャンの想いは空回りするばかり。そのとき運命は彼に転機をもたらす。
「あなたを騎士学院に入学させます」
美しき少女は無表情を崩さずそう言った。竜と契約し空を駆り、強力な力を振るう竜騎士。一握りのエリートにだけ許された竜騎士養成学院へ、ジャンを入学させるという。だが、それは亡き兄になりすますという偽装入学だった――。
眠りし己の力を知らず、竜騎士に力を求めた少年の物語、ここに開幕!!

【感想】


元王子の少年が竜に乗り復讐を果たさんとする王道的な中世風ファンタジー。
「モーフィアスの教室」に続く、三上延×椎名優のタッグによる新シリーズです。

なかなか面白かったです。

亡き兄の代わりに入学した竜騎士養成学校で、奮闘する主人公ジャンの話。
力を身につけて復讐を誓うわけですが、そこまで切羽詰まった感じはありません。

「とある飛空士への恋歌」と被っているところが多く見られますね。
まぁ、よくある設定なので仕方ないのですが。

伏線をしっかりと張りつつ、1巻だけでもちゃんと起承転結で締めているところは好印象。
なおかつ今後のキーとなる謎を既にいくつか仕込ませているため、先が気になる内容となっています。
導入部分としては無難な出来だったのではないでしょうか。

キャラクターの魅力もよく出ていたと思います。
ときどき熱くなってしまうこともあるけれど捻くれることはない実直な主人公・ジャン
美麗な容姿をもちながら独りを好むヒロインで、クーデレ化の期待が持てるティアナ
そして今回一番おいしい場面が多かった、クールでありながら内に燃えたぎる闘志を秘めたクリス
主要キャラ3人のベースとなる性格を、物語と絡ませながら上手く表現されていて、非常に読みやすかったです。

イラスト担当の椎名優さんは、さすがの貫録で見応えバッチリです。
カラーはともかく白黒になると途端に味気ないものになってしまう絵師が多い中で、この表現力は素晴らしいの一言。
この絵のためにも、続きを買い続けたくなるぐらいですね。

まだまだ序章に過ぎず、これからどんな展開で進むのか。
ある意味、勝負は次の2巻からでしょうね。

安心感のある文章で語られる中世風ファンタジー世界を舞台にした学園モノ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  偽りのドラグーン  三上延  椎名優  評価B 

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この記事に対するコメント

この上なく素晴らしい

 2011年の書き込みはこれが最初になりますね。今年もよろしくお願いします。

 秋空翔さんがいつぞやの投票で、『ファンタジー系の作品はあまり読まないので他にもっと良質なものがあるのかもしれませんが、これはこれで面白いのになぁ。』とおっしゃっていたので、余裕ができたらこの作品を読んでみようと思っていました。
 実際読んでみて、その通りの作品でした。僕だって、ファンタジー系の事情には疎いんですけど、楽しく読める作品でした。
 女性作家なら、想像を絶するほど奥深い物語を書かれていてもそれほど驚きませんが、男の身でありながら、この路線でここまで書けるのであれば、僕としてはずっと応援していきたくなります。作者の三上延さんは、これまでも、地道にこつこつと数多くの作品を完結させてこられているベテランさんのようですので、じわじわと順に読んでいってみたいですね。
 僕がそういう作品ばかり選んで読んでいたというのもありますが、いい加減、萌え要素てんこもりの作品ばかりで食傷気味だったところに、沁みこむようにこの作品は入り込んできました。萌え要素を多く含んだライトノベルが、現在のライトノベルアニメを牽引していても、もともとあったライトノベル本来の形っていうのは、こういうものだったんだろうなあ、と思います。

 よくある設定であることは否めませんね。優秀な兄がそのまま入学しても、波乱は起こりにくい気がしますが、弟が兄になりすますと、何だか想像するだけで波乱万丈です。

 旅立ち前の場面は、イベント未消化の時点のRPGを思わせるみたいで面白かったです。
 教官の提案したペナルティにもほれぼれしました。
 それから、個人的に、『絶大な権力を握っているけれども、主人公一派を甘く見て遅れをとる悪役』よりも、『現時点で扱える権力は少ないけれども、上に上がるためにはどんな方向への努力も惜しまない悪役』の方が応援しがいがあります。人間関係の絡みにニヤニヤしました。

 現在は3巻を読んでいる途中ですけど、このシリーズ・作者・絵師さんは間違いなく気に入りました。
 

URL | 紫電 #-

2011/01/04 14:02 * 編集 *

>紫電さん
こんばんは。
今年もよろしくお願いします。

ラノベは売れ行きが悪いとすぐに打ち切られてしまうので、マイナー作品は新刊買いする人の数が重要なんですよね。
「偽りのドラグーン」は面白いのに知名度が低めなので、読んでもらえて素直に嬉しいです。
作風は地味かもしれませんが、堅実な内容は評価されるべきだと思っていました。

ラノベは形にこだわらないところが長所の一つであるのに、最近は同じ類の作品が多いですからね。
たまには、気分を変えて真面目な物語を読むのもいいと思います。
とはいっても、キャラに魅力がないわけではなく、むしろ登場人物みな人間味があって楽しいですしね。

いつの間にやら、この作品も最新刊の発売が待ち遠しいシリーズとなりました。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/01/04 23:35 * 編集 *

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