バカとテストと召喚獣3
2007/12/06 Thu 04:58:09 [edit]
![]() | バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫 い 3-1-3) (2007/08/30) 井上 堅二 商品詳細を見る |
【評価……A】
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
人物 ★★★★★★★★★★ … 10
文章 ★★★★★★★★★☆ … 9
挿絵 ★★★★★★★★★★ … 10
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆ … 8
バカ ★★★★★★★★★★ … 10
ギャグ ★★★★★★★★★☆ … 9
■評価【A-】⇒【A】 2008.7.3修正
学力強化合宿を翌日に控えたある日、明久のロッカーに一通の手紙が置かれていた。 「こ、これはもしや……!」 胸ときめかせながら封を切る明久だが、その中身は「あなたの秘密を握っています」という脅迫文と、明久の恥ずかしい写真の数々だった!犯人を探し出すため、やはりここは女子風呂を覗くしかない!?さあ行け!我らがムッツリーニ! 「あ、あれ?僕の出番は?」(by明久) 超人気御礼!青春エクスプロージョン系ラブコメ第3弾! |
<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>
もはやバカしか出てこないシリーズ第3弾。
Fクラスどころか、全校生徒がバカなんじゃないかと懸念が拭い去れなくなってきました。
今回も相変わらずのテンションで弾けていて面白い。
2巻で少々パワーダウンしたかな?とも思いましたが、今回は1巻並かそれ以上の勢いがあります。
そりゃもう強引すぎるぐらいに。
単調とも感じなくはないですが、そこら中に爆笑ポイントが潜んでいるため手が止まることはありませんでした。
作者が2巻のあとがきで、今度はもっとバカな内容にすると言っていましたが、まさしくその通りの内容となってますね。
物語はあらすじにもあるように、女子風呂を覗こうとする熱き漢たちの戦いを記録したものです。
これ以上はネタバレになるので内容については伏せますが、本末転倒もここまで来ると感心しますw
分かってはいたけど、バカしかいません。
翔子と雄二のバカップルのやりとりは、見ていて飽きません。
雄二はもはや運命(翔子)から逃れることはできないでしょうw
あの一途さには、やられました。
あと、表紙にもやられましたw
姫路はますます黒くなっちゃって、もう取り返しのつかないレベルまで到達している気がする。
黒い娘は嫌いじゃないけど、人の話を聞かないタイプにだけはなって欲しくないなー。
1巻の頃の、純真無垢な姫路が今や懐かしいw
逆に黒さで言えば、一枚も二枚も上手な美波は、今回は少し大人しいかな。
女の子としての面が多く見られるので、美波ファンは必見でしょう。
バイオレンスな彼女が見たいというMな人にとっても、満足いく内容になっているかとw
いつもおいしいところを奪っていくムッツリーニは、今作もしたたかです。
こういうエロの回は、さらに輝きを増しますね。
何故か無駄にかっこよく見えるから困るw
そういえば、初期の頃はちゃんとムッツリしていたけど、今では開き直ってることが多いような……w
他にも1巻のころに出てきた同級生の登場人物が何人か再登場してます。
使い捨てにするにしては濃いメンツだったので、出てきたときはやっぱりなと思いましたよ。
そして、作者の贔屓がいい意味で露骨な秀吉は、ますます特別な存在になりつつあります。
何と今回は秀吉のデレが見られるんです!
思わずときめいちゃうのは、性別関係なく、人として仕方ないよね。
順番的に次の表紙を飾るのは秀吉で間違いないはずなので、今から期待せずにはいられません。
明久のギャグやノリツッコミが面白すぎてたまりませんね。
特に前半から中盤にかけては、笑いっぱなしでした。
とてもじゃないですが、人前で読めませんよ、コレ。
最後の最後で思わぬ展開になったので続きが気になりますが、どうやら次は短編集らしいです。
あとがきによると水着の話らしいですが、秀吉はどちらの水着を着ることになるのでしょうかw
ああぁ、待ち遠しいなぁー。
テーマ: ライトノベル
ジャンル: 小説・文学
タグ: 書評 バカとテストと召喚獣 井上堅二 葉賀ユイ 評価A
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