明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バッカーノ!1934 完結編 Peter Pan In Chains 

バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains (電撃文庫)バッカーノ!1934 完結編―Peter Pan In Chains (電撃文庫)
(2007/04)
成田 良悟

商品詳細を見る
読書期間:2009/6/12~2009/6/15

【評価……B
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
構成 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

アルカトラズを出所し、シカゴでミリアと落ち合うことになったアイザック。
爆破事件を聞きつけてミリアと共にシカゴに戻ることになったジャグジー一行。
ヒューイを殺すために刑務所の奥で暴れ始めたラッドと思惑を秘めたフィーロ。
少しずつ狂い始めているレイルと、それを止めることが出来ない吸血鬼の面々。
他人の迷惑を省みず、ひたすらに喧嘩を楽しむグラハムとクリストファー。
そして、高みの見物をする権力者たち。

三百箇所同時爆破と二百人の失踪事件。殺し屋と不死者を巡る騒動。混乱をきたず舞台に、全ての役者がそろった時、それぞれの配役が動き始める。そして、彼らの運命を弄ぶ者とは――!?

【感想】<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」1934年代三部作、第3弾。

完結編と銘打ってますが、全ての謎が明かされるわけではありません。
シリーズは続くのだから当然ではあるのですが、もうちょっと色々なことに片が付くと思っていたのですがね。

アルカトラズで起きた囚人達の騒動。
シカゴで起きた爆破事件。
離れた場所で巻き起こった2つの大きな流れが、物語の絶頂を迎え、次第に収束していきます。

これまで使われた手法とは少し異なる構成となってますね。
複数のシナリオを絡ませて、大きな一本のストーリーとして見せるのがこのシリーズの特徴でしたが、今回はあくまでアルカトラズとシカゴの2つの場所で起きた事件を同時に追っています。
そして、時には関連性を見せつつも、それぞれの「完結編」を描ききっています。
そのため、登場人物が面白おかしくすれ違う爽快感は、残念ながらあまり感じられません。

しかし、群像劇としてのレベルは高く、面白い。
これだけ多くの登場人物たちを、しっかりと見せ場を作りつつ描いて見せているのは、あっぱれと言うほかありません。

方向性は異なれども、壊れたキャラ満載の中、ルネの異常性が際立ちますね。
朗らかな顔をしながら冷酷で残虐な判断を下す彼女は、他の人物とは一線を画しているように感じられます。
いや~な性格してますなぁ。

獄中組のフィーロ&ラッドのコンビが漂わせる危険な香りにハラハラさせられました。
ラッドがいつスイッチ入るか分かったもんじゃないですからね。
不死者のフィーロの方が圧倒的優位のはずなのに、このギリギリ感はラッドが生み出す殺意が尋常じゃないからかな。

キャラ名を出すとネタバレになるので伏せますが、今回で何人か驚きの事実が判明してます。
裏をかかれたり、人物関係が複雑になったりと、忙しいったらありゃしない。
本当にこれは収拾がつくのでしょうかね?

エナミカツミさんの絵は、毎度一定のクオリティを誇っていて素晴らしいですね。
ただ、大詰めの段階で文章ではなく絵でネタバレするのは避けて欲しかった。
これは編集のミスですねぇ。
せっかくの良シーンが勿体無かった。

いくつかの伏線は消化されましたが、新たな謎も生み出されて、やはり先が気になることには変わりがありません。
まだ既刊作品は残ってますけど、「バッカーノ!1935」は出てないんですよね。
うーん、現行作品に追いつくまでに出ていればいいなぁ。

一つの区切りであり、次なる物語への布石でもある1934年代完結編

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B 

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