明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バニラ A sweet partner 

バニラ―A sweet partner (スーパーダッシュ文庫)バニラ―A sweet partner (スーパーダッシュ文庫)
(2007/04)
アサウラ

商品詳細を見る
読書期間:2009/5/16~2009/5/19

【評価……B-
設定 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
百合 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

閑静な街で相次ぐ狙撃事件。それを追う警察の捜査線上に二人の女子高生、海棠ケイと梔ナオが浮かび上がる。
次第に追い詰められていく彼女たちは手にした銃とパートナーだけを信じ、一寸先すら見えぬ逃避行を開始する。
たとえそれが誤った道であったとしても、迷うことなく彼女たちは足を進めていく……。
第5回SD小説新人賞大賞作家が放つ、渾身のスウィート・ガン・アクション!!

【感想】


ベン・トー」シリーズで名を上げたアサウラさんの描く百合ガンアクション。
著者の他作品に興味があったので読んでみました。

女子高生である海棠ケイ梔ナオが、とある背景を抱えながら連続狙撃事件を起こすというお話。

さて、いきなり素直な感想を言ってよろしいでしょうか。
えーっと……、主人公の女子高生二人組が大嫌いです。

人を殺めてしまう理由を中途半端に理解できる分、余計にたちが悪い。
気持ちは痛いぐらいに伝わってくるからこそ、どうして一線を越えてしまったのかと残念でなりません。
あーもう、モヤモヤするというか腹立たしいというか悔しいというか。
言葉にならない声を叫び出したい気分。

これは、ある意味驚異的なことだと言えます。
冷静に考えてみれば、小説の中の登場人物に対して抱く感情ではありません。
しかし、圧倒的なまでのリアリティ溢れる女子高生たちの心情が、これは本物だと訴えてきます。
この描写力は凄い。
大人になりきれない子どもらしさが存分に出ていて、非常にムカつきました(褒め言葉)。
若いなぁと感じてしまう自分には、ケイとナオの考え方は尊重はしても納得できるようなものではありませんでした。
殺人に対する考えの浅はかさには怒りを覚えます。
必然性のない殺人は、彼女らの一貫性のなさを示していて、唸らざるを得ません。

そんな中、ケイの一人称と交互に語られる、三人称の刑事視点が面白かった。
むしろ、こちらを主人公サイドにして読んでみたかったくらいです。
刑事ドラマを見ているようなクサいセリフを吐く刑事たちが格好良かった。

また、今作の売りである百合とガンアクションですが……どちらも個人的にはあまり興味ないんですよねぇ。
序盤、細かすぎる銃の説明文が長々綴られているところは、ほとんど飛ばし読み状態でした。
銃撃戦も知識がない自分は置いてけぼりで、雰囲気で読んでましたよ。
百合要素の方も、なかなか上質なモノなんだろうなぁーと思いつつも、気持ちが昂ってこない。
ただ、客観的に見れば百合もガンアクションもかなりのレベルで描かれているので、好きな人にはたまらない内容かと。

主人公たちに感情移入はできませんでしたが、だからといってこの作品はそれだけで切り捨てられないものが詰まっています。
色々と考えさせられる話でした。

設定と展開に難があるもののセンスの良さでカバーしている百合モノ

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バニラ  アサウラ  シトロネット  評価B- 

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この記事に対するコメント

凡百の作品よりも、毒の強い作品を

 何だかすごいと思えるレビューをありがとうございました。
 即買いする決断はできませんが、気にはなるので、結局は買っちゃいそうなパターンです。
 とりあえず、アサウラさんはただ者じゃないらしい、ということはよく分かりました。
 『ベン・トー』も、ある意味ではちっともまともではありませんが、よくぞ、曲がりなりにもまともな路線に来てくれたものだ、と感謝したいです。

URL | 紫電 #-

2009/09/15 23:19 * 編集 *

>紫電さん
このキャラ設定を、支離滅裂と受け取るか、現実味の溢れるものだと感じ取るかは、紙一重だと思います。
欠点は目立ちますが、この作風が好きだという人も少なからずいるでしょうね。
紫電さんがどちらに転ぶのかは分かりませんけど、期待はしすぎない方がいいですよ、ええ。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/09/16 03:51 * 編集 *

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