明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店5 

付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)
(2009/01/07)
御堂 彰彦

商品詳細を見る
読書期間:2009/1/24~2009/1/26

【評価……B+
設定 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
クーデレ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
安定感 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

付喪堂に不釣合いに置かれたパソコン。先端科学の利器とは縁遠い無表情な少女はどう扱っていいかわからない様子です。わいわい騒ぐ様はのどかで平和そのものですが、それだけお店は暇なのでした。
客と巡り合えなくても、アンティークとは巡り合えてしまうのが不思議なもの。こんな物がありました。
懸賞が当たった、テストのヤマが当たった。そんな思いもかけぬ幸運をもたらすというバングルがあるのです。ですが、その見返りが周りの人の不幸だとしたら……。周囲が苦しむのを見て、人は幸せに思えるのでしょうか。あなたはいかがですか?

【感想】


個人的に大プッシュしている「付喪堂骨董店」シリーズの第5弾になります。
意外と出るのが早かったなぁという印象があるのは、4巻が出るのに間があったからでしょうか。

相変わらずの出来栄え……と言いたいところでしたが、若干今までと異なりますね。
今後関わってくるであろう新キャラの登場、咲の見えない心など、次への布石となる種が多く見られる回でした。
その分、僅かながら物語の面白さが減ってしまっているように感じられました。

また、文章が簡潔なのは作者の良いところなんですが、今回に限っては簡素すぎたかな。
サクサクすぎて文章が薄味だったので、もう少しクドさを出してもいいと思いますね。

◆第一章 幸運
いつも通りのアンティークに着目した話。
叙述トリックが面白く、こちらの期待を上回ってくれるのが嬉しい。
予測できそうで半歩届かないのが計算だとしたら凄すぎですね。

◆第二章 希望
これもよくあるパターンの一つで、神話ベースの話。
これまでにもこの類の話は何度かありましたが、個人的には性に合わなかったりします。
テーマはいいと思うんですけどね。
どうしてもゲストキャラに焦点が行くので、刻也たちの視点が少なくて物足りないのかもしれません。

◆第三章 言葉
珍しく第二章から続きの話。
第二章とほぼ同じテイストながら、より刻也と咲に関わる内容になっていて何とも意味深な内容でした。
ちょっとぐらい強引な方が、刻也は格好良く見えますね。

◆第四章 本音
メインディッシュにしてデザート。
地味で暗めの話が多いシリーズが毎回読了感が素晴らしいのは、この第4章のおかげですね。
恋人を通り越して新婚夫婦になっているかのような2人の強い結びつきにニヤニヤしまくり。
ギャグ小説で笑いを堪えきれないから人の目が気になるという本は結構あったりしますが、顔がニヤけてゆるんでしまうから外で読めない本は貴重です。

もはや咲の可愛さは凶悪的。
無表情キャラが口を滑らせ本音を言ってしまった時に一瞬見せる焦った態度の破壊力は異常です。
刻也のことを何でもないように振る舞っているけれど、内心ではラブ度MAX状態の咲がとにかく可愛い。
ずっと第四章だけ読んでいたいですけど、きっと全編通してこの調子だったら胸焼けしそうですねw

◆総評
シリーズ間の比較評価は微妙になってしまうかもしれませんが、単品でみれば十分すぎるほどに面白かったです。
次回から、ストーリーに何か動きがあるのかな。
それが不安でもあり楽しみでもありますね。

ああ、もちろん、タケシマサトシさんの絵も良かったです。
カラーページの咲と都和子さんが寝そべっているイラストが一番お気に入り。

電撃文庫版 「世にも奇妙な物語」

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  付喪堂骨董店  御堂彰彦  タケシマサトシ  評価B+ 

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この記事に対するコメント

“恋愛”取り扱います

 今回は、2・3章の話が続きものとして半分を占めていたので、それによる印象が大きくなりましたね。3章のラストはとても気に入りましたが、できればもう今回みたいな作り方はやめてほしいかな、と思いました。
 あとちょっとのところで信号が赤になることを日頃感じていて、それを上手く小説のネタとして使っているところに感服しました。
 そういえば、作中の事件が主人公たちと深く関わりがあるかどうかということを、僕はほとんど問題としないことに気付きました。だけど、やっぱり関わりが強い方が望ましいのだろうという気はします。
 僕もそれなりにはいろいろ読んでるつもりですが、刻也と咲の二人みたいな関係って、やっぱり貴重なような気がします。まだまだこういう二人でいてほしいですね。

URL | 紫電 #6PAIDQmo

2009/04/18 20:49 * 編集 *

>紫電さん
刻也の出番が少ないことはまだいいとしても、過去と現代で話が分断されていると、作中の人物たちですべてを知っている人がいないわけで、それが納得いかないのかもしれません。
読者しか知らないというのは寂しく、報われないと思ってしまうんですよね。
個人的には第一章のような話で2,3章も書いてほしいところです。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/04/19 09:42 * 編集 *

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