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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない2 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)
(2008/12/05)
伏見 つかさ

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
コメディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

冷戦関係にあった妹・桐乃からとんでもない秘密をカミングアウトされ、ガラにもなく相談に乗ってやる――という思い出したくもない出来事からしばらく経つが、俺たち兄妹の冷めた関係は変わりゃしなかった。
ところが、“人生相談”はまだ続くらしく、「エロゲー速効クリアしろ」だの「不快にした責任とりなさい」(どうしろと?)だの見下し態度全開で言ってくるからマジで勘弁して欲しい。
誰だこんな女を「可愛い」なんて言う奴は?でまあ今回俺に下った指令は「夏の想い出」作り(?)。どうも都内某所で開催される、なんたらとかいう祭りに連れてけってことらしいんだが……。

【感想】 <前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


タイトルに反して、本当に可愛くないオタク妹が描かれるシリーズ、第2巻。
1巻からのページ大増量が売り上げ好調さを表していますね。
その割にはサクサク読めるので、お手軽さも失われていません。

ストーリーの流れは前作とほぼ同様。
妹・桐乃の無茶苦茶な命令を渋々と従う兄・京介の苦労話です。
あらすじを読んで分かる通り、メインイベントは夏のアレです。
都内某所で開かれる祭りと言ったら、アレしかありませんよね?

誤解のないように言っておきますが、相変わらず桐乃には腹が立ちますね。
妹じゃなければ、絶対に相手にしたくない人種です。
しかし、血の分けた妹であることは変えようがない事実なわけで。
京介の苦労が窺い知れます。
リアルに妹を持つ身としては、共感せざるを得ませんよ。
まぁ、桐乃ほどウザくはない反面、可愛いと勘違いする一面もありませんが。

桐乃にはイライラさせられっぱなしですが、地味子こと幼馴染みの麻奈美が与えてくれる安らぎのおかげで、ストレスはすぐに解消されます。
おばあちゃんキャラには和まされるわぁ。

オタク知識がある程度ないと楽しめないですが、分かる人にはハマってしまう楽しさがあります。
好みの多様化が激しい昨今において、購買層を狙いすました本があってもいいんじゃないかなって思いますね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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この記事に対するコメント

帰り道がこんなに空いているわけがない

 いつもコメント返信ありがとうございます。 このシリーズも今までの例にもれず、ハイペースでコメントをつけていくことになりそうです。

 1巻に比べると、2巻が分厚くなっているのは、書店等で手にとってもらえると一目瞭然でしょうね。ページにして、約100ページ増量しています。定価を考えたら、お得感のある巻です。

 噂に聞く夏のイベントは、アニメのあれでも、まだ全然空いてる方らしいですね。恐ろしい世界だと思います。

 昨今の作品では、未成年のみで構成されている世帯もちらほら見かける中で、家での生活っていう時間をきっちり描いてくれているのは、貴重な気がします。高坂家と田村家、それぞれがどういう一家なのかがしっかり伝わってきます。 とくに田村家のメンツのキャラの立ち様は特筆に価します。麻奈美の弟の巌(通称ロック)とか、全力で中学生やってるなー、って思いますし、じいちゃんのボケとばあちゃんのすげないツッコミも楽しめます。麻奈美との結婚後の生活がありありと想像できるのは、こうやって家族ぐるみの付き合いをしているおかげですよね。曾孫の顔、見せてあげられるといいですね。食べ物としてくずきりを出すあたりも、いい選択です。

 現実世界の方が昔より生きにくくなったんで、そのしわよせが創作世界の方にもやってきてるんじゃないかなあ、とぼんやり思いました。年々、創作世界の方向性っていうのは無限に広がっているように感じるので、その邪魔は誰にもさせたくない、させちゃいけないって思います。

 あと、女の子の別の顔って、やっぱりおいしいなあと思います。きれいなだけでキャラが立たなくて終わるよりも、いろんな面を出し切ってくれた方が僕としてはありがたいです。

 この作品、ギャルゲーに脳内変換してみると、困った問題が持ち上がった時に、誰に相談を持ちかけるかで、相当に展開が変わってくるような気がしました。一応現段階では、桐乃・麻奈美・黒猫・沙織・あやせ(追加キャラ)が攻略圏内として用意されているように分析します。 

URL | 紫電 #-

2011/01/30 11:32 * 編集 *

>紫電さん
ラノベは中高生が主な購入層ですから、値段は重要でしょうね。
僕自身、昔は十円単位で気になったものです。

コミケの描写は、確かにぬるかったですね。
行ったことのない自分でも、こんなもんじゃないと分かりましたし。

田村家の面々は、キャラが立ってて良かったですね。
家族ぐるみの温かい交流に、ほっこりとしました。
しかし、あの麻奈美の章だけは毎回別作品になりますよね。
望むところですがw

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/01/31 23:49 * 編集 *

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