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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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人類は衰退しました4 

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)
(2008/12/19)
田中 ロミオ

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
ほのぼの ★★★★★★★★
 … 9

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。里の娘さんがたからは、先生と呼ばれたりもしてます(恥ずい)。「妖精社」製の妙な品々が里に出回るのと前後して、走るチキンを目撃してしまったわたしは、祖父と助手さんとともに「妖精社」の工場視察に向かったのですが……。数か月でクスノキの里を、世界一の妖精人口過密地帯にしてしまったわたしの出張報告とともに、クニクニどうぞ。

【感想】 <前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


少しだけ間が空いた「人類は衰退しました」シリーズ第4弾。
AURAが発表された当初は、もう出ないのかと思って焦ったりもしましたが、続いていて良かった。

あぁ、やっぱり妖精さんは和むわぁ~。
楽しい!

これを待っていたんだ、って感じです。
巻を追うごとに妖精さん成分が減少していた本シリーズでしたが、今回は1巻の頃の密度が戻ってきてます。
助手さんやP子&O太郎も悪くはないけど、この作品の最大の魅力はやはり妖精さんなんですよ!

今回は中篇が2つ収録されています。
妖精さんがまた何やら新しいことを始めたので調査することになった話、「妖精さんの、ひみつこうじょう」。
弄られたがりやのマゾ気質な妖精さんたちが、ドSの「わたし」にいいように扱き使われる話、「妖精さんの、ひょうりゅうきょうしつ」。

どちらも面白かったですが、後者は特に良かったです。
妖精さんのセリフがいつも以上にダークサイドに堕ちているのに、ほのぼのとしてしまうのは無邪気で可愛らしい存在だからでしょうかね。
シュールさが病みつきになります。

しかし、巻を追うごとに「わたし」が駄目な方向に成長してしまっているような気がする。
妖精さんに巻き込まれてサバイバル体質になっていくのはいいとしても、性格が黒過ぎるよw

ストーリーがないと飽きてしまうという方もいるかもしれませんが、個人的には今回のような方向性で進んで欲しいな。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  人類は衰退しました  田中ロミオ  山崎透  評価B+ 

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この記事に対するコメント

最近この作品がほのぼのという仮面を被った非常にパンクな作品なのではないかと勘繰っております。
内容については、今回のようなノリや形式は私も好みです。
是非この方向で行って欲しいものですねー。
そういえば伸びた髪ってどうなったんでしょうね、あの後w

URL | 黒依 #2qaJ23q.

2009/03/15 15:54 * 編集 *

>黒依さん
ブラックユーモアに満ちた作品ですよねw
妖精さんの見た目とのギャップが、さらに笑えますw
別にしばらくショートでも良かったのに、あっさりと髪伸びてしましたね。
この作品、妖精さん絡みだと何でもだなぁ。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/03/16 06:47 * 編集 *

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