明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ぴにおん! 

ぴにおん! (MF文庫J)ぴにおん! (MF文庫J)
(2008/11)
樋口 司

商品詳細を見る

【評価……B-
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
ラブコメ ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

俺の名前は佐々木与四郎。何の変哲もない高校生だ。……すまん、何の変哲もないというのは嘘だ。
実は超能力が使える。その力を使って、俺は日夜仲間たちと共に悪の組織との戦いを繰り広げている。……やっぱり嘘だ。超能力が使えたからって良いことなんか何も起きないし、楽しくない。……そう思っていたんだけれど――
「木元二葉です。佐々木与四郎と3年後に結婚します」
高校入学式の日、自己紹介でこんな爆弾発言をしたヤツがいた!それからというもの可愛い女の子たちに次々に求婚されて――いったいなにが起きてるんだ!?
第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞、独特のテンポで送る新感覚超能力コメディ、スタート!

【感想】

微妙な超能力を持った者たちの学園ラブコメ。
第4回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作品。

使い古された言葉だけど、これほど的確にこの本を表すフレーズはないと思う。

これなんてエロゲ?

主人公・佐々木与四郎が複数の女性からいきなり求婚されます。
まずこの始まりからしていかにもって感じですが、さらに女性陣が求婚する理由がエロゲ過ぎる。
何というか、物凄く安直な上、都合が良すぎる設定。
ヒロインたちの目的は、佐々木与四郎のカラダだけ。
もしこれがR-指定の本ならば、まず間違いなく全キャラにエロシーンのあるハーレムエンドになってますね。

まぁでも、いくら設定がエロゲ臭ぷんぷんでもこれはライトノベル。
当然ながら、全年齢向けです。
18禁を免れている最大の理由は、なんだかんだ言いつつも主人公の与四郎が根は純情だという点ですね。

しかし、この主人公が最大のネックでもあります。

与四郎の語り口調で進むのですが、これが滅茶苦茶ウザイ。
読み手を意識した書き方で、たびたびこちらに向かって語りかけてきます。
嘘や妄想による脱線が多く、イラッとさせられることも少なくなかったです。

『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンの語り口を軽くした印象、もしくは『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』のみーくんを陽気な馬鹿にした感じと言えばいいでしょうか。
上記二人の語りは素直に好きだといえますが、与四郎は微妙です。

……と、かなり辛辣に書きましたが、後半になってくるとただウザイだけじゃなくなっているんですよ。
何故か癖になる文章で、ムカつくのに面白いという、妙な悔しさがあります。
この感覚はあまり味わったことがないものですね。

ヒロインも典型的なキャラかと思いきや、一癖あります。
表紙に載っている木元二葉はラブコメ作品としては異例なほどデレる面がありません。
ひたすら主人公を嫌っています。
一般的な女の子としての魅力的なところが皆無という、恐るべきヒロインです。
同列のヒロインである表裏の激しい顔を持つ管崎ナナや、関西弁の金髪転校生のニーナ・ヴァレンティは、それぞれ可愛らしいと思えることもあるのに、一応メインヒロイン的ポジションにいる二葉はどうしてここまでツンツンしたキャラにしたんだろう。

ちなみに、お気に入りのヒロインはニーナ。
少々(?)おバカだけど素直な女の子で、優しさが染みます。

この本を手に取るキッカケの1つになったイラストですが、表紙と挿絵の差が激しいですね。
本当に同じ人が描いているのか?と疑うくらい粗くて、残念でした。
こういうことって少なくないですけど、ラノベの挿絵の締切ってそんなにキツイのかなぁ。

賞を取った作品の割に、アクの強いキャラが多くて万人には勧められません。
ツマラナイと感じる人がいても、不思議ではないですね。
面白いところもあるんだけれど……扱いの難しい本です。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ぴにおん!  樋口司  タカハル  評価B- 

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