明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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“文学少女”と月花を孕く水妖 

“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
(2007/12/25)
野村 美月

商品詳細を見る

【評価……B-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
ミステリー ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

「悪い人にさらわれました。着替えと宿題を持って、今すぐ助けに来てください」
――そんな遠子からのSOSで、夏休みを姫倉の別荘で゛おやつ″を書いて過ごす羽目になった心葉。
だが、そんな彼らに、八十年前起こった惨劇の影が忍び寄る。
゛令嬢″゛学生″そして゛妖怪"。役者は揃い舞台は整い、すべては再び崩壊に向かう。
事態を仕組んだ麻貴の望みとは?自らの゛想像"に心を揺らす゛文学少女″の゛秘密″とは――。
夢のようなひと夏を描く、゛文学少女″特別編!

【感想】 <前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


“文学少女”シリーズ第6巻にして初の番外編。

シリーズで唯一、時間軸を遡った話となっております。
時期としては2巻と3巻の間にある夏休みに起こった話ですね。
一応、時系列通り2巻読了直後に読むこともできなくはないですが、発売順に読む方がベターでしょう。

内容は、2巻でメインキャストになり損ねた麻貴のストーリー。
富と権力を兼ね備えた姫倉家の別荘で巻き起こる過去と現在の事件。
それを紐解くのは、やはり我らが“文学少女”こと遠子先輩です。
多少サスペンス&ホラー要素が混ざっていますが、遠子先輩みたいに極度の怖がりでなければ気になるほどでもありません。

今回のモチーフは泉鏡花の「夜叉ヶ池」。
これまでに取り上げてきた作品に比べると、個人的には馴染みのない題材でした。
本の内容と過去の事件とのリンクは、かなりややこしかったですけど巧かったと思います。

ただ、それはストーリーそのものの面白さとは別の話でして。
悪くはない、という評価で落ち着いてしまうかなぁ。

身も蓋もない言い方をすれば、最終章への助走期間の回だったんですよね。
麻貴編なのに次への文学少女編を意識してか、遠子先輩のエピソードも多く含まれています。
まぁそれ自体はいいんですけどね。
前回で伏線を大放出してしまったので、構築し直している感が強く出てしまいました。
だからこそ「特別編」という区分になるんでしょうが。

また、前巻の集大成があまりにハイクオリティだったために、落差が激しく感じてしまう点があるのも否めません。
リアルタイムでシリーズを追っていた人ならば、自然と読了期間が空いたことで気持ちの整理をできたと思うんですが、僕みたいに5巻の余韻を漂わせている中でこの本を読んでしまうと期待が大きく膨らみすぎていて無意識にハードルを高めに設定していました。
一旦ここでブレイクタイムを挟むぐらいの気楽さで読んだ方が良かったですね。失敗しました。
これから読む方は、5巻読了後すぐに6巻を読むのではなく、ちょっとだけ時間を置くことをお勧めします。

今回の一番の見所はラストのエピローグ。
次巻の未来を仄めかす内容で、先が非常に気になるものとなっています。
ここは逆にシリーズ完結後に追っていて良かったと思えたところですね。

もしも、ななせ派ではなく遠子先輩派だったら、この本をもっと美味しく(色んな意味で)読めたのかもしれないなぁ。
レギュラーメンバーで好きなキャラクター(ななせ・竹田さん・芥川くん)が出番なしだったのも残念でした。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  文学少女  野村美月  竹岡美穂  評価B- 

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