明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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マージナル・ブルー 空曜日の神様 

マージナル・ブルー―空曜日の神様 (電撃文庫)マージナル・ブルー―空曜日の神様 (電撃文庫)
(2004/12)
水落 晴美

商品詳細を見る

【評価……C
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ミステリー ★★★★☆☆☆☆
 … 5

何でも願いが叶うという「空曜日」の噂。カレンダーに記されたその日に、一人の少女が教室の窓から飛び降りた――。
それから半年、新学期を迎えた高校に二人の少女が入学してきた。坂上真人は偶然目撃した交通事故をきっかけに、その少女の一人・風見葵と親しくなり交際を始める。だが、次に訪れる「空曜日」が近づくにつれ、真人の廻りで奇妙な事件が起こり始めた……。
世界の向こう側に広がる“あわい”とは!?そして少女達を追う“虚”とは!?
「夢界異邦人」シリーズの水落晴美が贈る学園ミステリー登場!

【感想】

たまにはマイナーな本でも読んでみよう、と思って購入したのが1年前。
他に読みたい本がいっぱいあったのでなかなか順番が回ってきませんでしたが、ようやく読めました。

内容は学園伝奇モノのミステリー風味といったところでしょうか。
意外にも哲学的なテーマがあり、少々堅苦しい作品でした。
表紙の手のひらを合わせている女の子二人から百合を連想しましたが、中身はまるで違いました。

「人は何をもって人と呼べるのか」

心を持っていればいいのか、ヒトの遺伝子を持っていればいいのか、はたまた両方が揃っていないといけないのか。
何もこれはSFの中だけの話ではありませんね。
人が人だと決める概念は、実はそれほど確固たるものなんてないですから。

今作ではその答えは明確に提示されているわけではありません。
ぼかしているというよりも、続巻を想定して書いているように感じられました。
しかし、この作品が約4年前に出たもので、それから著者の作品が出ていないところを見ると、続きは期待できそうにないかなぁ。
この作品も、3年振りの新刊だったそうなんで、遅筆なだけかもしれませんが。

本来存在しないはずの4月31日と11月31日の2日間が記されたカレンダー。
その2日間に願い事をすると叶うという「空曜日」の噂が大きく物語を左右します。
詰めの甘さはあるけれど、この設定は単純に惹かれる要素があります。
作品全体をミステリアスな雰囲気に包み込む、いい仕掛けだと思いました。

ストーリーは、展開が丸見えのところと全然読めないところの温度差が激しいミステリー。
わざとらしくてミスリードになっていないところや、伏線のない急展開は醒めてしまいます。
おそらく構成が悪いんですね。
主人公側とヒロイン側で視点を切り替えているけど、主人公側だけを見せた方が良かった気がします。

ぼちぼち、といったところでしょうか。
作品の魅力を存分に出し切れなかった感があるので、ちょっと勿体ないですね。
設定やテーマはこの方向性でいいと思うんで、見せ方さえもうひと捻りして欲しいなと思いました。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  マージナル・ブルー  水落晴美  狐印  評価C 

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