明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バッカーノ!1932 Drug & The Dominos 

バッカーノ!1932―Drug & The Dominos (電撃文庫)バッカーノ!1932―Drug & The Dominos (電撃文庫)
(2003/10)
成田 良悟

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
構成 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

第9回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞の「バッカーノ!」シリーズ第3弾。
錬金術師ベグは自らが作り出した麻薬が人間を最高の世界に導くと信じていた。
麻薬中毒者ロイは薬漬けの生活から抜け出そうと葛藤していた。
ルノラータファミリーの幹部グスターヴォは失敗続きのビジネスに苛立っていた。
ガンドールファミリーの幹部ラックはこれから激化するであろう抗争の予感を抱いていた。
少女イヴは無き者にされた兄の仇を討つ決意を胸に秘めていた。
それぞれの生き様が交錯する時、運命はドミノ倒しの様に連鎖し、そして――。

【感想】 <前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>


「バッカーノ!」シリーズ第3弾にして第4巻。
毎回違う事件を扱っているのに、このクオリティの安定は素晴らしいですね。

時間軸は第2弾が「バッカーノ!1931」なので1年後の話かと思いきや、その前後のお話となっています。
「バッカーノ!1931」でも見え隠れしていたガンドールファミリーとルノラータファミリーの抗争が今回のストーリーの主体。
ガンドール三兄弟がクレア・スタンフィールドを呼び寄せるに至った事件から物語は始まります。
単体でも読めるとは思いますが、「バッカーノ!1931」を読んでいるとリンクしているところもあってより一層楽しく読めるので、当たり前ですけど順番通りに読むことをお勧めします。

それにしても、作者もあとがきで述べているように、これまで以上に主人公不在の作品になってますね。
一応1巻はフィーロ、2巻はジャグジー、3巻はクレアが主人公的な存在だったと思います。
でもこの4巻は、本当に明確な中心人物がいなくて、誰かの話というよりも事件そのものを中心に捉えたものになってます。
表紙の真ん中にいるのはイヴという少女ですが、あまり目立っていません。

そういう点もあって、少々感想書きづらいのは否めませんが、面白いのは確かです。
作中で「バッカーノ!」独特の構成をドミノ倒しに例えていて、上手いこと言うなぁと感心しました。
それぞれ別々であったピースが、1つ倒れると連鎖していく様は面白おかしいです。
第2弾の「鈍行編」「特急編」のように大きく分けると2つの流れがあって、一時的にそれが交錯するところで面白さが爆発します。
「バッカーノ!」というタイトルに相応しい馬鹿騒ぎが見てて楽しすぎますね。
終わりの収束感は既存巻の方が強く感じましたが、きっとこれは今回出てきた登場人物をさらに掘り下げていく予定なんでしょうね。

今回のお気に入りのキャラは、ガンドール末弟のラック
不死者になってしまったゆえに鈍ってしまった感情が、皮肉にも逆に人間味溢れるもので、何だかリアリティさえ感じました。
「死なない」≒「死ねない」の意味を考えさせてくれます。
結婚フラグが立ったと思ったんですが、続巻を読めば分かるのかな?

前回大暴れしたヴィーノことクレアも、相変わらずインパクトが強いですね。
不死者でもないのに最強キャラなのがカッコ良すぎる。
シャーネとの再会する話も早く読みたいですね。

難点はシリーズを通していえることだけど、キャラクターが多すぎること。
「バッカーノ!1931」は鈍行編と特急編に登場キャラクターも分かれていたのでまだ良かったんですが、今回は把握するのが大変でした。
舞台がニューヨークに戻ってきて、1巻の頃のキャラが再登場する中、さらに新キャラだけで10人以上も増加となるとちょっと辛いかなぁ。
一気に読まないと地味なキャラは今後再登場しても忘れてしまいそうですよ。

ちなみに、2巻から4巻までは発売当時3ヶ月間連続で発刊だったそうです。
著者もそうですけど、イラストレーターのエナミカツミさん大変だっただろうなぁw

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B+ 

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この記事に対するコメント

確かに今回の巻はラックさんが色々考えさせてくれました^^
私的にはラックさんが主人公でもいいくらいです。
そしてクレア!!クレアは最高ですww

登場人物は相変わらず多いですよね;
でも次巻で登場するキャラもいるので、次巻を見たら成り行きが分かって思い白いです^^*

次巻は私的に大好きなので、楽しんでいただけたら幸いです!
色々と集合しているので(笑)
それでは。

URL | 赤猫 #xCayoZjU

2009/01/18 16:02 * 編集 *

1932の主人公は?と聞かれると確かに迷いますねぇ。
ラックかロイかってとこなんでしょうけど。
ベグも美味しい所持っていってる気がしますけどねw
美味しい所といえば、クレア。卑怯ですよね、この人w
もちろん私も大好きです。そりゃもう。
でも成田先生曰く本気で暴れさせると数十ページで話が終わってしまう反則キャラなので
前面に出てくることが稀っていうのが悲しいですねぇ。
キャラはこの後もどんどん増えますよ。組織単位でw
がんばってくださいね(´∀`)

URL | 黒依 #2qaJ23q.

2009/01/18 22:32 * 編集 *

>赤猫さん
やっぱりラックが一番主人公っぽい働きをしていたかなーと感じますね。消去法ですが。
クレアは最高ですね。ええ。

既に読了済みでまだ感想を書いていたいものが沢山あるので、次の巻の感想は当分先になってしまいそうです。
まぁしかし、赤猫さんのお気に入りのお話だったようなので、気になってきました。
順番繰り上げて、早く読みたくなってきましたよw

>黒依さん
ロイはもう1人の主人公とでもいうべき立場のはずなんですが、ちょっと出番が微妙で主役になり損ねたって感じがします。
そういう意味では、ラックの方がまだ主人公らしさがあったかなぁという印象ですね。
まぁ、インパクト勝負となってしまうと、クレアの独壇場なんですがw
それにしても、作者からも恐れられるキャラクターとは、もはや別格ですね。

幸い、一応登場するだけでほぼ無意味というキャラはいないものの、だからこそ覚えるのが大変です。
組織単位とは……またキツイっすなw
そろそろ登場人物関係図が欲しくなってきました。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/01/19 04:29 * 編集 *

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