明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)
(2008/08/10)
伏見 つかさ

商品詳細を見る

【評価……B
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7
コメディ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
パロディ ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!
だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”される羽目になるとは――!?

【感想】

ニュースサイトが実名で登場することで有名になった話題作。

売れ行きが予想以上に好調だったらしく、発売後2ヶ月経ってからようやく本屋で見かけました。
それまではタイトルだけしか知らなかったので、電撃文庫の作品とは思っていませんでしたね。
何となく電撃っぽくないなーと思っていたので。

ストーリーは、妹が隠してきた重度なオタクの秘密を兄である主人公・高坂京介が偶然知ってしまうところから始まります。
妹・高坂桐乃はそんな兄に対して嫌いながらもこのままオタク趣味にどっぷりと漬かっていていいのかと相談し、兄は渋々ながら協力するという流れです。

意外にもよく出来ているお話でしたね。
一発ネタなのかなーと思っていたんですが、終始安定した面白さのある本でした。

正直、話題になったニュースサイトの実名表記は言うほど重要ではないというか、小ネタといって差し支えありません。
桐乃のオタ知識が妙に偏っていることあってか、若干浮いているように感じたくらいですしね。
パロやメタを期待していると、少々肩透かしにあうかもしれないです。
厨二病全開の作品を読みたければ『AURA』をお勧めしておきますよ。

ああでも、まさか朝目新聞が出てくるとは思わずに吹き出してしまいましたw
この本を読んでいるラノベ読者なら大方分かるとは思いますが、分からない人には偽名に感じたかもしれませんね。

あくまでこの本の主人公は、疎遠な妹を持った一般人である兄の京介です。
「普通」をモットーに生きる高校生で、その通りどこにでもいそうな男です。
そんな兄・京介の一人称視点で話が進むため、内心で桐乃のオタ趣味への突っ込みしまくりなのが楽しい。
文章がリズミカルで、テンポよく読めるためライトノベルらしくあっさりと読めます。
その上で、一部濃いネタがあったり、読了感が爽やかであるので全体的な完成度は高いですね。

まぁ、自分自身、現実に妹がいるので京介の心情がすっごくよく分かりますw
桐乃ほど完璧超人とはいかないまでも、スペックの高い妹を持つと兄貴は辛い立場になるんだよね。
実際の兄と妹の関係なんて、悪い意味で空気みたいなもんですよ。
京介がどれだけ妹を嫌おうが、桐乃のために尽力する気持ちは共感できますねぇ。
そうなんだよなぁ、別に妹が大事なんじゃなくて、自分のために頑張るんだよなー。
これは別にツンデレとかじゃないんですよ!
この感覚、分かってくれるでしょうかw
頻繁に「あるあるw」と思えることが多くて、感情移入しまくりでした。

不平を言いつつも、妹を助けるカッコイイお兄ちゃんが見どころですね。
決して妹萌えを期待してはいけません。
「キモイ」とか「ウザい」という言葉を投げかけられる人に快感を持てる人なら別ですが。

あ、そうそう1つ突っ込み忘れ。
本当に「普通」の高校生には、そんな可愛い幼馴染はいねーよ!w
地味子かわいいよ地味子。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  俺の妹がこんなに可愛いわけがない  伏見つかさ  かんざきひろ  評価B 

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この記事に対するコメント

アニメから入りました

 最初見た時は、「また分かりやすいタイトルの作品が出てきたな」ぐらいに思っていたんですけどねえ。はあ、これで、ミイラとりになるのは何度目でしょうか。
 ニコニコ動画でアニメを見て、正直脱帽しました。それでも、原作とは違う部分があることがコメントで散見され、秋空翔さん自身も、アニメに対してそれほど高い評価をされてはいなかったように感じたので、原作に興味を持ちました。

 僕の少ない引き出しの中で照らし合わせるなら、『とらドラ!』に近い作品だなあ、という読後感を持ちました。助け合う相手が他人(別の家族)だったら、「じゃあこれからは家族になろう(もしくは結婚しよう)」で解決するんですけど、相手が実妹の場合はどうするんだろう、という点がまず興味を引きます。
 異世界とか異能力がなくても、現実に起こり得る要素だけで、ちゃんとラノベは面白くできるんだなあ、と思いました。異能力にも憧れますけど、等身大の物語だったら、それだけ感情移入しやすいです。

 『可愛ければ何をしても許される』っていうのは、建て前として許すかどうかは別として、現実に存在しているような気がします。実際桐乃には、新たな時代を切り拓いていくための看板になっていけるだけのカリスマを感じました。華があります。 身近にいたら絶対関わりませんけど。

 ニュースサイトの実名表記については僕としてもどうでもいいんですけど、出しても大丈夫な小ネタが伏せ字なしの実名で登場しているところは大絶賛します。作中のキャラクターたちにも、こうやって現実と同じ視点で語ってほしいんです。 表記のセンス自体もいいですし、文章も、アニメなしで原作から入ったとしても、好感が持てていたと思います。 あ、そういえば。読んでて、セリフが脳内再生されるのは、アニメから入った時の役得だなあ、と思いました。 ああ、後オタク知識のない京介が、オタク的なものに対して感じる率直な感想も、結構面白かったように思います。

 誰も突っ込まないようなところに突っ込んでみるなら、ビームサーベルはお店を巡る際に自然にたまるものであり、役作りの一環として始めから挿しているものは、伊達ビームサーベルなんじゃないかと少し引っかかりました。

 キャラクターファイルによる人物紹介の挿絵が途中に入っていて本当によかったと思います。もしあれがなければ、1巻のみの時点では麻奈美の外見が不明、という事態になるところでした。
 その麻奈美ですけど、桐乃が活躍すれば活躍するほど、その恩恵を受けているような気がします。生活空間の落差に癒されます。まるで、都会で暮らすのがいいか田舎で暮らすのがいいか、という永遠の命題につながっているかのような気がします。 アニメでは、抜き出された行動が何となくテンプレすぎて物足りませんでした。もっとたくさんの言葉で語りたい微妙なニュアンスがあるような気がするんですけどねえ。 あ、でも、声優さんはみんなよかったです。それは間違いありません。

 理想化された妹じゃなくて、都合の悪い部分もわりと包み隠さず描いた妹だからこそ、新しかったんでしょうねえ。『あるあるorねーよ』で盛り上がるだろうな、っていうのも分かります。 最初のイメージが悪いので、桐乃なりの筋の通し方とかも効いてきます。こういう不器用さ、嫌いじゃありませんよ。

 物語の展開としては、売れるかどうか、続くかどうかも分からない1巻なら、こうやって書きたいことをたくさん詰め込んで、全力全開で突き進むのがやっぱりよさそうだと思います。やっぱり引力の強い作品には、回り道しても結局引き寄せられるんだなあ、なんて感じる今日この頃です。 語り足りない部分は、また2巻以降のコメントで書かせてもらうことにします。

URL | 紫電 #-

2011/01/29 15:12 * 編集 *

>紫電さん
アニメはそれなりの質だったと思いますが、原作の方が面白かったと思っています。
世間的にも、そういう空気を感じましたね。

なるほど、確かにシチュエーションとしては「とらドラ!」に通ずるものがありますね。
内容や雰囲気は全然異なるので、言われて初めて気付きました。
ラブコメが主流となっているラノベ界では、珍しくない形なのかもしれませんがね。

桐乃は極端に好みが割れるキャラだとは思っていましたが、意外と受け入れられているもんですね。
二次元と三次元の妹の違いでしょうか。
個人的に、こんな妹がいたらウザくて仕方ないだろうなと思いますよ。
麻奈美みたいな幼馴染みは欲しかったですけど。
やっぱり、都会より田舎がいいです。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2011/01/30 02:09 * 編集 *

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