明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート 

ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)
(2008/09)
森田 季節

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【評価……C
舞台 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
物語 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
人物 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
文章 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
挿絵 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4

「僕、女の子を殺したんだ」――始まりは、思いがけない人物からのそんな電話。どこか満たされない日々を送る高校生の明海は、孤高の歌姫に魅せられた同級生の少年・神野の信じがたいような昔話をいともあっさりと受け入れてしまう。なぜなら明海も小学生の頃、神野と同じく一人の少女を殺めたことがあるからだった――。よみがえるひと夏の記憶、殺されるためだけに存在する「イケニエビト」の少女、人の記憶を食らう「タマシイビト」からの逃避行。第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作。三人の少年少女によるビター・スウィート・ストーリー。

【感想】

第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞作品。
あらすじを読んで気になる設定だなぁと思って、期待して買ってみたわけです……が。

んー、微妙、かなぁ?
優秀賞の看板が大きすぎて過度な期待をしてしまった、ということだけではないと思います。
いいところもあるんですが、悪い点が目立ってしまったかなという印象ですね。
タイトル負けしてしまった感じ。

テーマは悪くないと思います。
主人公の少女・佐女牛明美が少年・神野真国から人殺しをしたことを告白されるところから始まります。
暗く生々しい話を予想していたんですが、物語は奇妙な方向に転がっていきます。
この世にいた存在そのものを記憶まとめて食われる「イケニエビト」の少女が、迫りくる捕食者「タマシイビト」から逃げつつ、友人とともに対抗手段を考える、というストーリーの軸となります。

いわゆる不条理系の作品です。
理不尽な展開や救いのない話が何気に好きだったりするので、この作品も気に入りそうだと思っていたんですが、そこが大きな勘違いでした。
この本は、ストーリーを進行させるために、作者がいいようにキャラや設定を弄っているんですよ。

おかげで設定は穴だらけで、突っ込みどころ満載。
結局、最後まで「イケニエビト」と「タマシイビト」の間にある明確なルールは分からず仕舞いでした。
感覚や雰囲気で読めない人には向いていないでしょうね。

逆に感性さえ合致すれば、物凄く好きな作品となってもおかしくないかなと思います。
評価が両極端に分かれる作品でしょうね。

主人公の明海の性格は、かなり好みが分かれるというか嫌いな人が多そう。
自分が何もかも正しいと思っている節のある勘違い女で、今風の小生意気な娘ですね。
感心させられるほどのリアリティがあります。
まぁ、現実でこういう種の人間にあったら、嫌悪感バリバリに抱くでしょうねw

イラストはどこかで見たことあるなと思ったら『狼と香辛料』で有名な文倉十さんでした。
表紙は結構良かったのに、挿絵はそれほどでもなく残念。
この方なら、本気で描けばもっといい絵を描けると思うんですよね。
そういうわけで、評価は少々厳しめになってます。

次は著者買いすることはないだろうなぁといった評価に落ち着きました。
もちろん面白そうな設定でしたら、話は別ですけどね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート  森田季節  文倉十  評価C 

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この記事に対するコメント

ラノベの新人作品は難しそうです

 ラノベはピンからキリまであるものだと思っています。中でも、新人作品というのは、賭けに出るには、分が悪すぎるのではないでしょうか? その分、お気に入りとなる作家の、誕生にほど近い瞬間を味わえるた時は、格別でしょうけど。推察すると、秋空翔さんの読まれた中では、御影瑛路さんあたりが、それに近い形になるのかな、と思いました。

 ラノベにおいて、名前の通っている文庫と、そうでない文庫における期待値には、かなりの差があるように感じます。よほど惹かれた設定でもない限り、僕は名前の通っていない文庫は買っていません。 そういう意味で、僕は冒険しなくなってるなあ、と思います。

 とはいえ、たまにはこんなレビューもあっていいと思います。わりと、安心しました。

URL | 紫電 #6PAIDQmo

2009/01/15 21:59 * 編集 *

>紫電さん
本を読むということは、人との出会いでもあると思うんですよ。
仰る通り、新人作品の時点である程度完成されたものというのは少ないです。
しかし、光るものは見つけることはできます。
使い古された言葉ではありますが、ダイヤモンドの原石を見つけ出したいんですよ。

ラノベ業界というのはまだまだそこまで大きくはありません。
読者の分母数が少ないので、埋もれてしまうことも多々あります。
業界を活性化させるためにも、果敢に新しい作品にも挑戦して、それをこのブログで発信できればいいなぁと思ってます。

ちなみに、言うほどこの作品は嫌いじゃないですよ、僕w
新作が発売されてますが、買おうか悩んでいる最中です。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/01/16 03:35 * 編集 *

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