明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バッカーノ!1931 特急編 The Grand Punk Railroad 

バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)
(2003/09)
成田 良悟

商品詳細を見る

【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
構成 ★★★★★★★★
 … 9

第9回電撃ゲーム小説大賞で<金賞>を受賞した成田良悟の受賞作第1作『バッカーノ!1931 鈍行編』と同時間軸、別視点で語られる「特急編」。
少年はNYの友達と会うため、列車に乗り込んだ。
作業着の女はNYの雇い主と会うため、列車に乗り込んだ。
車掌は――仕事なので列車に乗り込んだ。。
あの事件さえ起こらなければ、彼らは何事もなく目的地に着く筈だった。
だが怪物は目覚めてしまった――その名は“線路の影をなぞる者”。

【感想】


『バッカーノ!1931 鈍行編』の別視点の物語である、「バッカーノ!」シリーズ第3巻。
「鈍行編」と「特急編」の表紙と合わせることで1枚のイラストになります。

これは楽しい!
ギミックもさることながら、今回はキャラクターが素晴らしく魅力的。
固定された主人公がいない作品の3作目で既にシリーズの顔とも言うべき泥棒カップルのアイザックミリアは、このシリーズの良心ともいえる存在ですね。
このおとぼけバカップルが絡むと、緊迫した場面でも噴き出してしまいます。

しかし、それ以上にキャラが立っていたのが“線路の影をなぞる者”(レイルトレーサー)です。
これだけ多くの登場キャラ(主要人物だけでも軽く二桁を超える)がいるにも関わらず、一人で全部持って行っちゃってます。
男としては、最強にして無敵であるレイルトレーサーに惚れずにはいられませんね!
「鈍行編」にて思わせぶりな人物が他にも2,3名いて、その誰もが良キャラなんだけど、全員レイルトレーサーの引き立て役になってしまっているぐらいです。

まともなキャラクターはほぼ皆無の「バッカーノ!」シリーズですが、不思議と嫌いなキャラクターはいません。
結構悪い奴は多いのに、あっさりとした文体で書かれているためか、尾を引くことがないんですね。

「鈍行編」の感想でもちょこちょこと書いた通り、「特急編」では前作の裏で起こっていた出来事が描かれているんですが、隠されていた事実が明かされるたびに生まれる爽快感がヤミツキになります。
もちろん既に列車の行き着く先を知りながら読んでいるので、話の進む方向性は明白です。
しかし、だからこそ絶妙に伏せられていた裏側を知ることで、パズルを作り上げるような楽しさが快感となります。
キャラクターの意外な性格や、予想外の展開など、いい意味で読者を裏切ってくれる要素が多いですね。

エナミカツミさんの絵も、作風と合っていて毎度楽しませてくれます。
今回は「鈍行編」で使用されたイラストを数枚流用しているところもありますが、その分イラストが少なめというわけでもないですから問題ありません。

こういう複数の流れが絡み合う展開は、意外性があって読んでいて楽しいなぁ。
一度、列車を横から見た時の時間の流れを見てみたいです。

「鈍行編」があるからこそではありますが、個人的には「特急編」の方が面白かったですね。
単品でも悪くはないですが、2つ合わせてこその良作です。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B+ 

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この記事に対するコメント

バッカーノと聞いてとんできた赤猫です^^
秋空さんのブログを見て、私も鈍行編と特急編を改めて読み返していたのですが――
やっぱり面白い(´∀`人)v-238
特急編を読むとサッパリしますよねー^^*
先日発売した臨時急行編も読みましたが、
フライングプッシーフット号の事件の後日談で、既出のキャラクターたちが絡み合っていくのが、中々に面白かったです^^
成田さんにはもう脱帽です。

度々秋空さんのブログに訪問させてもらっていますが、
秋空さんのラノベの評価を参考にして、
バカとテストと召喚獣の1巻を買ってきました!!
こちらも見てみようと思います^^

これからも秋空さんの評価、楽しみにしていますね!
それでは。

URL | 赤猫 #r.P3Eczk

2009/01/14 17:09 * 編集 *

>赤猫さん
またもやコメントして頂きありがとうございます。
ブログ更新の励みになります。

交錯する物語がとても面白かったですね。
「鈍行編」では分からなかったことが判明していくたびに感心させられました。
「臨時急行編」も面白かったということなので、まだまだ先ですが今から楽しみです。

そして、ウチのラノベ感想を見てバカテスを買ってくれたんですね。
『バッカーノ!』とはまるで違うタイプの作品ではありますが、個人的に大プッシュしている本なので、気に入ってもらえると嬉しいです。
良かったら是非感想を聞いてみたいなーなんて思ってもみたり。
肌に合わなかったら、ごめんなさいw

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/01/15 03:19 * 編集 *

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