明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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バッカーノ!1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad 

バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad (電撃文庫)
(2003/08)
成田 良悟

商品詳細を見る

【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
文章 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
構成 ★★★★★★★★
 … 9

第9回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞の成田良悟が、前作を上回るスケールとトリッキーな構成で贈る受賞後第1作。
舞台は1931年アメリカ。大陸横断特急「フライング・プッシーフット」。
“不良集団”は貨物室のお宝をちょいと戴くため、列車に乗り込んだ。
“革命テロリスト軍団”は偉大なる指導者を奪還するため、列車に乗り込んだ。
“ギャング”は鉄道会社を脅して金をせしめるため、列車に乗り込んだ。
“泥棒カップル”は一年ぶりにNYの友人と会うため、列車に乗り込んだ。
出発の興奮に酔う彼らはまだ知らない。これから始まるクレイジーな夜を――。

【感想】


タイトルからは何作目なのか判断できませんが「バッカーノ!」シリーズの第2巻です。
次巻の『バッカーノ!1931 特急編 The Grand Punk Railrood』と合わせて二部構成となっています。
この前半だけでも1つの物語として読めるようになっていますが、次巻を読んで初めて全貌が明らかになる仕組みのため、2冊で1セットと考えるべきでしょう。

まさにバッカーノ(イタリア語で馬鹿騒ぎの意味)してますね。
スリリングな場面にシュールなギャグが時折見られるんですが、これがとても日本人のセンスとは思えません。
洋画のノリに非常に似ていて、アメリカ人が書いたと言われても信じてしまいそうですよ。

前回同様、作者の構成力にはホント驚かされます。
1巻の話も凄かったけれど、さらに磨きをかけていますね。
この「鈍行編」と次巻の「特急編」は前後編ではなく、それぞれ同じ場所、同じ時間帯に起きた事件を別々の視点で描かれたものです。
「鈍行編」だけでも1つのストーリーとして成り立っているんですが、その裏で何かが起こっているというのが小出しのヒントでかすかに伝わってくるのが凄い。
ライトノベルの中には、失礼ながら頑張れば似たような話は書けそうだなーという人は何人かいますが、成田良悟さんはとてもじゃないですが真似できない作家さんの一人ですね。

今回の舞台が、列車「フライング・プッシーフット」であるのも構成を光らせる要因です。
動く密室ともいえる列車内で、多くの登場人物が複雑に交差し合う様は素晴らしいの一言。
限られた空間の中で、よくぞここまで破綻させずに物語を書きあげられたもんです。

物語は、“不良集団”と“革命テロリスト軍団”と“ギャング”と“泥棒カップル”とその他諸々を同じ列車に詰め込んでみた話。
まるで伝言ゲームのように、人と人とが重なるところで話がこじれていくのが楽しい。
まぁ、ほとんど“泥棒カップル”がややこしくしているせいな気がしますがねw

設定はハードなんだけど、ちゃんとライトノベル風に調理されているのでとても読みやすいです。
逆にいえば、一般小説しか読まないという人からすると、非現実的だと感じてしまうかもしれませんね。

とても面白かったです。
エンターテイメントに溢れる良作でした。
「特急編」も読むことで、「鈍行編」の評価がさらに上がります。
「バッカーノ!」シリーズを読む予定の方は、ぜひ間を開けずに続けて読むことをお勧めします。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  バッカーノ!  成田良悟  エナミカツミ  評価B+ 

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この記事に対するコメント

初めまして

突然のコメント失礼します^^
バッカーノネタを発見して食らいついてしまいました(笑)
成田良悟さんの構成力は本当に素晴らしいですよね!
センス良すぎです。
バッカーノが大好きなので、こういう風に褒められると本当に嬉しいです^^*
それでは、乱文失礼いたしました。

URL | 赤猫 #r.P3Eczk

2009/01/09 00:41 * 編集 *

>赤猫さん
初めまして~。
コメントありがとうございます!

「バッカーノ!」シリーズは、物語の楽しさもさることながら、作者さんを尊敬してしまう作品ですね。
実は、一気に読んでしまうのが勿体無いって思っちゃって、まだシリーズ半ばぐらいまでしか読んでいない状態です。
そういえば、今日買ってきた最新刊は、この「鈍行編」と「特急編」の直後の話みたいなんで、早く読みたいと思うんですが、焦らず発売順にじっくりと読んでいきたいと思ってます。
その時はまた感想を書きますので、良かったらまた覗きに来て頂けると嬉しいです。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/01/09 01:13 * 編集 *

遅ればせながら。
いよいよバッカーノ!シリーズの本領を発揮し始める所に踏み込んできましたね!ようこそ!
個人的にはバッカーノ!シリーズで1、2を争う傑作だと思ってる鈍行編・急行編ですが、
翔さんも楽しんでいただけたようで、1ファンとして私も嬉しく思います。
ちなみに今月発売の臨時急行編はかなり既刊のネタバレやらが詰まってるので、
ご希望通り発刊順に読み進めるのがベストだと思います。
翔さんも全巻読んで語り合える日を楽しみにしておりますよ(´∀`)

URL | 黒依 #2qaJ23q.

2009/01/11 03:12 * 編集 *

>黒依さん
おかげさまでバッカーノ!ワールドにハマりつつありますよw
既刊が多いので、まだまだしばらく楽しめそうなのが嬉しい限りです。
マイペースに読んでいるので、語り合う日はもうしばらく先にはなりそうかな。
読み終わった巻の感想を読み漁ったりしてますが、その時にネタばれされないようにだけは気をつけないといけませんね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/01/12 01:48 * 編集 *

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