渚フォルテッシモ3
2008/12/02 Tue 04:06:00 [edit]
![]() | 渚フォルテッシモ3 (MF文庫J) (2008/02/21) 城崎火也 商品詳細を見る |
【評価……B】
舞台 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
物語 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
人物 ★★★★★★★★☆☆ … 8
文章 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆☆ … 6
ツンデレ ★★★★★★★★☆☆ … 8
UMA(未確認生物)大好きな高校生、山ノ上大地は、学校のアイドルであり人魚と人間のハーフ・麻生渚とともに浜森の町に出現する魔物と戦っている。夏の下着泥棒騒ぎののち、浜森高校に発足したUMA同好会。メンバーは大地と渚、美人生徒会長の空美と相棒の香流、大地の友達の光輝に高校生小説家・朱里。秋の文化祭に向けてさっそく活動開始するメンバーだったが、町外れの山奥にある祠について不思議な依頼が舞い込んだ。調査を兼ねた合宿がはじまる!女の子たちと一夜を過ごすなんて初めての大地はドキドキ……なんてことはなく、UMAのことしか考えていないけれど!?そんな大地に渚はヤキモチ!?大人気人魚姫ラブコメディ第三弾登場! |
【感想】 <前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>
人魚の恋物語、第3弾。
今回は、表紙を見ての通り朱里がメインのお話です。
渚とは正反対でありながら、また違った意味で可愛いサブヒロインですね。
大人しい性格で、好意を寄せている大地と接する時には、少女らしい恥じらう姿を見せてくれます。
個人的に好きな要素をいくつも含んだキャラクターです。
ただ、少々淡白で独自性が薄すぎる点はありますね。
メインヒロインである渚の個性がガッシリと力強く、かつ魅力的に描かれているので、なおさらそう感じます。
結局のところ、朱里は嫉妬に駆られる渚の引き立て役にしかなっていませんしね。
渚が好きでこのシリーズを読んでいる身としては、それでもいいといえばいいんですが、やっぱりもうちょっと朱里には頑張ってもらった方がラブコメ的には面白いかな?と思いました。
もしくは、大地と渚のやり取りを延々とみているだけで幸せなので、渚に絞って話を書いてくれても嬉しいかな。
ストーリーは、UMA同好会初めての活動で、山奥に潜むというUMAを探しに合宿するお話。
まぁ、よくある話で、無難にまとまっているかと思います。
渚のツンデレっぷりと、ラーメン話が毎度ながら楽しい。
上記の通り、朱里をメインに据えたため、どちらの成分も控えめなのが物足りませんでしたが。
内容は薄めです。
短めの文章で改行が多いため、あっさりと読めます。
良くも悪くも、渚で成り立っている作品だなぁと再認識させられた3巻でした。
テーマ: ライトノベル
ジャンル: 小説・文学
タグ: 書評 渚フォルテッシモ 城崎火也 桐野霞 評価B
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