明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

04«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 /  Trackback -- /  Comment --

△page top

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ 

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
(2008/07/19)
田中 ロミオ

商品詳細を見る

【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
青春 ★★★★★★★★
 … 9

その日。教科書を忘れた俺は、夜半に忍び込んだ学校で彼女に出会った。教室に向かう階段の踊り場。冷たい月の光のスポットライトを浴び、闇を見据えている少女。美しい――。そこは、人を惹き付けるオーラを放つ青の魔女がいた。
……いや待て、冗談じゃない。妄想はやめた。俺は高校デビューに成功したんだ!そのはずだったのに、この妄想女はッ!「情報体の干渉は、プロテクトを持たない現象界人には防ぐことはできない」「「何いってんだかわかんねーよ」実はだいたい理解できていた。田中ロミオ、学園ラブコメに挑む――!?

【感想】

人類は衰退しました」の田中ロミオ氏が描く学園ラブコメ……らしい。
いやー、これをラブコメというカテゴリーで括っていいんでしょうかね。
少なくともこれまでになかったラブコメ作品だといっていいかと思います。

とりあえず、読んでいる間に痛感させられた思いを一言。

何という厨二病

これは痛い。痛過ぎる。
タイトルからある程度予想はしていましたが、ここまで忠実に厨二病を描ききるとは。
あとがきにて否定していますが、著者も元厨二病患者だったとしか思えません。

この作品は間違いなく人を選びます。
一般人には全く勧められないけれど、オタクや元厨二病患者には文句なしにお勧め。

邪気眼」や「エターナルフォースブリザード」といった単語が分かる人なら、説明は簡単。
要するに、そんな妄想癖を持つ患者らに懐かれて巻き込まれてしまう、脱オタした一人の高校生の物語です。
意味が分からないという人には楽しめないかと思われるので素直にスルーでよろしいかと。
読む際は、冒頭は読み辛いけど途中から面白さが加速するので、挫折せずに読んで欲しいですね。

アニメ、ゲームなどのオタク文化に漬かった中高生にありがちな妄想が何となく分かってしまう自分が痛いw
もちろん、他人に迷惑をかけるほど酷くはなかったけど。
でも、この登場人物たちとはベクトルの違いでしかないような気がする。
自分の場合は、妄想はRPGツクールみたいに作品を介して表現しようとしたわけだけど、この作品に出てくる人物たちは自分自身を特別な人間として周囲に表現したってことでしょうね。

どちらにも共通していえるのは、設定好きってことか。
楽しいんだよねぇ、妄想って。
現実逃避できるしさw

妄想戦士たちのインパクトが大きすぎるため、どうしても話題がそこに集中してしまいますが、個人的にはそれ以上に素晴らしいと感じたところがあります。
それは、学校という閉鎖的な環境における集団が作り出す雰囲気を見事に文章で表現している点。
教室内の雰囲気というのは、学生を経験したことがある人なら誰でもご存知の通り、かなり特殊です。
目には見えない壁や空気の流れとかありますよね。

入学まもない春の時期は、ほとんど差のない対等の立場なのに、1ヶ月も経てば何故かクラス内で自分のランク付けが確定してるんですよね。
イケメンは、その多くが集団の中でも自己主張ができて自然とクラスの中心的な役割を担うようになる傾向が強かったり。
そんな仲良しグループが形成されていく工程や、その上下関係などもリアリティがあって学生時代を思い出しました。

イラストのmebaeさんは、ノリの良い絵を描きますね。
アニメ塗りに近いんだけど、ちょっと違うこの独特のタッチに魅せられました。
ところで、P59のイラストがエロく見えたのは僕だけでしょうか?
何度見直しても丸見えにしか見えないんだけどw

いやはや、面白かった。
人類は衰退しました」といい、この作品といい、ブラックユーモアが楽しい作品を書く作家ですね。
12月18日発売の「人類は衰退しました」4巻も楽しみです。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  AURA~魔竜院光牙最後の闘い~  田中ロミオ  mebae  評価B+ 

△page top

« 寝る直前に思い出した時には手遅れでした
クマさんこちら手のなる方へ »

この記事に対するコメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

△page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://akikakeru.blog117.fc2.com/tb.php/353-baf03429
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。