明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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とらドラ8! 

とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)
(2008/08/10)
竹宮 ゆゆこ

商品詳細を見る

【評価……A-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
青春 ★★★★★★★★
 … 9

始業式前日。インフルエンザからようやく回復したものの、精神的にはいまだ立ち直れない竜児に、大河は自立宣言を突きつける。それは……、他ならぬ竜児と、実乃梨のため。
そして幕を開ける新学期。竜児はぎくしゃくしながらも実乃梨となんとかもう一度向き合おうとする。折りしも学年最後のイベント、修学旅行が目前に迫っており、竜児はそこで実乃梨の真意を確かめようと決意するが――。
なにやら雰囲気の変わった大河と北村、新学期になって突き放すような態度をとる亜美。それぞれの思惑を秘めた修学旅行の行方は!?超弩級ラブコメ第8弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

アニメ化が始まり、今の電撃文庫で最も勢いのある作品と言っては過言ではない「とらドラ!」8巻です。
文化祭、クリスマスときて、今回は学生最大のイベントである修学旅行の話です。

今回を持って、「とらドラ!」の評価よりラブコメ項目を消すことにしました。
だってもうこれ、ラブコメで括るのは間違っていますよ。
まさか、ここまで真っ当な青春学園モノになるとは、1巻の頃には予測できませんでしたね……。

◆ストーリー
とうとう動き出した恋模様が、さらなる表面化。
あちらこちらで衝突が発生していて、先が気になるのに見たくないという葛藤に悩まされます。
嗚呼……胸が痛い。

竜児にも大河にも実乃梨にも亜美にも北村にも隠し事があって、それゆえに自分自身が正しいと信じ切っている節が見られます。
確かにそれぞれの観点からみると「あいつは分かっていない」「自分の気持ちは誰も分かってくれない」と考えてしまうのも仕方ないところはあります。

相手の気持ちを確かめたくても、実際に問いただすのは怖いという心情は、心の底から同意しますね。
どれだけ年を重ねても、人の感情を確認するということには勇気が要りますよ。
しかし、一歩引いて全体を見ることができる読者としては、登場人物たちが誤解しあって正しく気持ちが伝わっていないところを見ると、非常にもどかしく感じます。

一体、誰が最初の一歩を歩み寄るのか。
鍵はラストで明らかになったあの事実、か。

◆キャラクター
大河・実乃梨・亜美のヒロイン3人はキャラが立ちまくりですね。
女性作家さんということもあってか、思春期の女の子の生々しいところが見事に描かれています。
女の子って、怖いよね……。

しかし、どうして「とらドラ!」に出てくる女の子は、こうも本心を隠したがるんでしょうか。
いや、もちろん理由は分かるんですけどね。
好きだとアピールしているのは木原ぐらいなもんですよ。

実乃梨は、なすことすべてが裏目裏目に出てますね。
竜児にとってあまりに残酷な態度に出る彼女だけど、それが一周して自分や大河にもはね返って来ているのが痛ましい。
自分が男だからというのもあるけど、竜児視点で進むこの物語では、実乃梨の考え方は理解はできても同調はし辛いかな。

亜美は、おそらく最後までキーマンとなるポジションにいるんでしょう。
三角関係を外から見るしかない立場の亜美は、見ているこちらの方が辛いくらいです。
当事者になれない苦しみは、きっと竜児や大河や実乃梨には分からないんでしょうね。
亜美の口の悪さにムカッとくる気持ちも分かるけど、彼女の真意も汲み取ってあげて欲しいです。

ところで、本筋から若干離れますが、大河と亜美の関係っていいですよね。
亜美の初登場の時は、犬猿の仲を地で突っ走る二人だったのに、いつの間にかに喧嘩するほど仲がイイ状態になってて、何だか微笑ましい。
ケンカ腰ながらも亜美を本気で嫌っているわけでない大河と、文句を言いながらも大河の面倒を見てしまう亜美のペアはかなり好きです。

◆総評
仲の良かったグループはどこへやら。
これまで何とか避けてきた地雷がとうとう爆発し始めて、雰囲気が殺伐としてます。
はたして最後にはみんなが笑っていられるようなハッピーエンドになるんでしょうか。

順当にいけば大河ENDになるんでしょうけど、実乃梨や亜美と結ばれる結末も見てみたいなぁ。
本編が完結したら、本編の途中から分岐するifストーリーを書いて欲しいと思うのは欲張りでしょうか。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とらドラ!  竹宮ゆゆこ  ヤス  評価A- 

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この記事に対するコメント

雪玉は加速していく

 ここにきてようやく、という形で、火種がいろいろと爆発しますね。 中でも、その端緒がサブキャラ同士のいさかいから、という点が面白かった気がします。

 1巻の時点でいなかったというだけで、亜美がずっと苦しんでいるのは、ほんと心苦しい気がします。

 で、たしかに口では言いたい放題言い合いながらも、大河と亜美は、いつの間にかそういう関係になってましたね。

 このグループの友情が、大人になっても続いてくれたらいいな、と思います。

URL | 紫電 #hfCY9RgE

2010/08/01 19:12 * 編集 *

>紫電さん
むしろ、ここまできたらあとはもう爆発と誘発を繰り返すしかない状態じゃないでしょうか。
表面上を取り繕うことすらままならない関係図となり、混沌としていましたね。

大河と亜美の関係といえば、短編集で面白いモノがありましたよ。
この二人の関係は、最後まで好きでしたね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2010/08/05 22:32 * 編集 *

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