明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店4 

付喪堂骨董店 4―“不思議”取り扱います (4) (電撃文庫 お 9-7)付喪堂骨董店 4―“不思議”取り扱います (4) (電撃文庫 お 9-7)
(2008/07/10)
御堂 彰彦

商品詳細を見る

【評価……A-
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
クーデレ ★★★★★★★★
 … 9
安定感 ★★★★★★★★
 … 9

不思議な力が宿った器物――アンティーク。今日も贋物を掴まされた美人が嘆いています。つまり付喪堂の店頭に新たなガラクタが増えたわけです。
アンティークは人を選ぶのか、切にその存在を願っている者は期せずして手に入れることがあるようです。ある少年の話をしましょう。
幼馴染みの恋多き少女のキューピッド役をする少年がいました。彼は運命の赤い糸を自由にできる指輪を手に入れたのです。人の運命を握ってしまった少年はどうなるのでしょう?それは本来の出会いを捻じ曲げてしまうわけで……。あなたならそれでも使いますか?

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

付喪堂骨董店シリーズ第4弾。

段々と恋愛要素が強くなってきました。
だが、それがいい。

第4章だけが明らかに異彩を放っていましたが、ここまで来ると1~3章にもそれぞれ方向性や特性が感じられるようになってきましたね。
この飽きさせない構成は素晴らしいとしか言いようがありません。
しかも、今回はそれに加えて咲の登場頻度が増えているので、比例するようにニヤけ度もアップです。

◆第1章
ギミックに凝っていて、結末を読ませない話が多い印象。
ミスリードさせられるストーリーが面白い。
導入部分として相応しい読みやすい話で、なおかつ心をガシッと掴んで離しません。
この4巻の第1章「影」も上記に関しては同様で、安定した出来栄えとなっています。

◆第2章
1章がストーリー重視であれば、2章は設定重視ですね。
アンティークそのものに着目していて、それに関わる刻也と咲が翻弄される役として描かれています。
今回はアンティークよりも刻也中心に描かれていたので、読みやすかったです。
アンティークの新しい使い方などが出てきてましたが、これは今後の伏線になってくる予感。

◆第3章
魅力的なゲストキャラが登場することが多い回。
アンティークを利用することの是非を考えさせられるものとなっています。
暗い話であるのと同時に印象深い話でもあるので、いつまでも記憶に残ります。
後に来る第4章が微笑ましいエピソードであるため、より一層この第3章の重苦しさが際立ちますね。
今回の「小指」は比較的軽い話かなと思ったんですが……。うん、見事にひっくり返してくれました。

◆第4章
もう語るまでもないですが、咲の本領発揮の回です。
咲視点で見られるのはこの第4章だけ!
無表情で一見何を考えているのか分からない彼女の少女らしい感情にときめきまくりです。

もちろん今回の「秘密」も咲の可愛らしい戸惑いが見られます。
そして、それと同じぐらいに刻也の慌てっぷりも拝めます。
二人揃ってウブすぎで、見ているこちらが恥ずかしくなりますw
相手の感情が読めずに勘違いして落ち込んだり慌てたりするくせに、心の奥底では繋がっている二人の関係が素敵。
この二人なら最後には誤解が解けるんだろうなと安心して見ることができます。

◆華麗なイラスト
毎度ながらタケシマサトシさんの絵に見とれてしまいます。
特にこの4巻はシチュエーション的においしい絵が多いこともあって、非常に良かったです。
表紙絵にある咲のゴスロリファッションもいいけど、チャイナドレスにはやられました。

◆総評
地味で暗い雰囲気なのが、モロ好み。
「12DEMONS」も面白かったし、これは今後この作者の本は名前で買ってしまうでしょうね。
次巻が楽しみすぎてデビュー作の「ヒトクイ」も読んでしまいましたよ。

あー、早く次が出ないかなぁー。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  付喪堂骨董店  御堂彰彦  タケシマサトシ  評価A- 

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この記事に対するコメント

思い出深い一冊

 無事に読み終わりましたけど、5巻が出る前に感想書いておかないとなあ、と思いつつも、結局間に合いませんでした。1月上旬の時間の流れは早いですね。それでは、感想いきます。

>だが、それがいい。
 そうですね。

○第1章
 物の見事に騙されました。駄目ですよ。僕は単純なんですから。

○第2章
 よせばいいのに、と思いながら読んでいました。これで結局絆が深まるんですから、修羅場をくぐってきた人は違いますねえ。 終わり方が気に入っています。

○第3章
 歌恋が、去り際に刻也に言ったセリフが印象に残っています。目新しいセリフではないんですけどね。
 誰もが予想していた結末に落ち着きそうに見えた矢先……。ほんと、この人は……。この結末を、僕は長く忘れないだろうと思いました。

○第4章
 まあ、咲がアンティークに触れたり使ったりしなきゃ物語が始まらない都合もありますしねえ。
 今巻では、過去の作中で起きたもろもろの事件でのできごとを脳裏に思い浮かべる場面が多くなったように感じます。そのおかげで、これまでの4巻にわたる物語が、たしかにこのキャラたちに起こった出来事なんだな、っていう実感が湧いてきて、そんなに早く進んでいるようには感じられない付喪堂の時間も、たしかに前に向かって流れているんだなあ、と感じます。
 SSを書く時の参考になるような、いいシーンでした。

 ラノベ離れとかいろいろあって、この一冊を読むのに、5ヶ月くらいかかってしまいました。秋空翔さんがいなかったら、読み終えられなかったかもしれません。けれども、事実はそうならなくて、このシリーズは切り捨てずに済みました。これからまた五ヶ月かけて(?)5巻を読んでいきます。 それでは、また。

URL | 紫電 #6PAIDQmo

2009/01/10 22:49 * 編集 *

>紫電さん
5巻を読む前に紫電さんの感想を読んだおかげで、どんな本だったか思い出すことができました。
ありがとうございます。

こうして振り返ってみると、改めて印象深い話が多かったなと思いますね。
今もなお第3章のあの一文なんかは強烈なインパクトを残してます。

刻也と咲の関係が、ゆるやかに、だけど確実に前進しているのが象徴的ですね。
一見、同じことの繰り返しだと錯覚を起こしてしまいそうになりますけど、そうじゃないんですよね。
あの2人がアンティークを通して様々な経験をしているのが、しっかりと糧になっているのは、この作品の良いところだと思います。

しかし、5ヶ月間とはまた何というかすごいですね。
さすがにそれだけ時間かけてしまっていると、面白くなかったと感じてしまいそうですが……。
まぁ、本を読むスタンスは人それぞれですから、楽しめたらそれでいいですよね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2009/01/11 02:27 * 編集 *

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