明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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とらドラ7! 

とらドラ 7 (7) (電撃文庫 た 20-10)とらドラ 7 (7) (電撃文庫 た 20-10)
(2008/04/10)
竹宮 ゆゆこ

商品詳細を見る

【評価……A-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
青春 ★★★★★★★★
 … 9

停学が明け、大河が学校に戻ってくる。
折りしも世間はクリスマスの季節。クリスマス大好きという大河は、唐突にいい子バージョンに変身。一方、実乃梨は部活の試合でエラーをしたとかでふさぎこみ、竜児にもぎこちない態度を取るようになる。
そんな中、新生徒会長・北村が、有志によるクリスマスパーティの企画を立ち上げる。竜児や大河、そして学園の公式美少女、亜美の参加もあり準備は盛り上がるが、実乃梨は相変わらず元気がなくて――。はたしてクリスマスパーティの行方は!?
今回も目が離せない展開です!超弩級ラブコメ第7弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

ラブコメの青春モノにおいて、欠かすことのできない一大イベントであるクリスマスのお話。
「とらドラ!」第7巻は聖夜を好きな人と一緒に過ごしたいという想いでいっぱいの内容となっています。

まず先に注意。
カラーイラストを見るときは、心してかかれ!
生半可な気持ちで覗いたら、目がやられるぞ!

……「アレ」は、正直ガチでキツかったw
あまりに強烈だったので、数ページ戻してあーみんの絵に癒しを求めましたよw

さて、本題ですが、ますますラブコメから青春群像劇へ移行しつつありますね。
ギャグパートは作者の自虐ネタを独身(30)に喋らせているぐらいで、他はほとんど鳴りを潜めています。
その独身(三十路)のネタも爆笑というよりも、苦笑いの延長線上にあるようなもんですねw
……でも、考えてみれば、それはいつも通りですか。

内容は、面白かったです。
面白かったんですけど……一つだけ苦言を呈したいところがあります。

それは何かというと、4,5巻辺りから構成がワンパターン過ぎじゃないかなー、と思うわけです。
冒頭でその回の主役となる人物の問題のタネとなる部分を見せ、先が見えないまま竜児が奮闘し、終盤で大きく物語をひっくり返す。
起承転結が分かりやすいのは悪くないんですけど、形式化しすぎていると味気ないというか。
来るぞ来るぞ!と構えすぎてしまうと、インパクトが薄れてしまうんですよね。
「承」に当たる部分が長すぎるのも、「転」と「結」が神懸かっているため余計にMOTTAINAIです。

とはいえ、本当に4巻以降は終盤の加速度が半端じゃないありませんね。
この7巻は、負けず劣らず凄いことになっちゃってます。
急展開というか、1つ段を飛ばして階段を駆け上がっていくかのようなストーリーには驚かされました。
いきなりこう来たかっ!て具合ですね。

自分の気持ちに気付いた者もいれば、逆に分からなくなってしまった者もいて、物語がどちらの方向に進むのか予想できません。
竜児も大河も実乃梨も亜美も、みんなの気持ちが痛いほど伝わってきます。
全員の気持ちが報われるようなことなんてありえないことが分かっているため、より彼らの置かれている立場の辛さが胸に突き刺さります。

竜児の大河に対する情というのは、友情や恋愛対象への愛情ではなく、家族に対する愛情のようなものなんだろうなぁ。
泰子やインコちゃんと同じで、竜児にとって最も身近な存在で、かけがえのない人物なんだと思う。
読み手からしてみても、竜児と大河は相棒としてはベストパートナーだと思いますが、恋人同士の二人は想像できないですねぇ。
ああでも、夫婦として見れば、ある意味既に成立しちゃっているような気がしないでもないな……!w

竜児は亜美に対してだけ、異常に鈍感なような気がする。
結構分かりやすいサインを何度も送っているよ、あーみん。
亜美が一番泣きたくなる立場にいると感じるので、ついつい肩入れしてしまいますね。
一人だけ周りが見えていることで、亜美にとってどれだけ辛いポジションを強いられているのか。
好きな相手に声を出しても届かず、それどころか目の中にすら入れてもらえないなんて、可哀想すぎる。
竜児も必死だというのは理解できるんですけどねぇ。

亜美にも増して余裕がないのは元祖天然娘の実乃梨
何も考えないで笑って済ませられた頃と比べて、明らかに元気がなくなってしまってます。
笑って誤魔化すタイプの人間って、意外と精神的に脆いところがありますよね。
まさしくみのりんはその典型例。
みのりんって、相当自分のことを嫌っていそう。
しかも、タチが悪いことに、現時点で実乃梨にとっての明確な解決策ってないんですよね。
どのように行動するにしても、自分の手で誰かを傷つけないといけない状況は酷だなぁ。

恋愛模様において、今までで一番大きな動きを見せたものとなっていました。
いよいよ修羅場が近いづいてきましたね。
大河と実乃梨がいつ衝突するのか、今からガクブルですよ。


以下、少しだけネタバレありで書きたいことがあったので、折りたたみます。
「とらドラ!」7巻を既読済みの方のみ、どうぞ。

今回で、ついに大河が自分の気持ちに気付いたわけですが……。

ちょっと切り替えが早くすぎないかな?

7巻の前半で、あれだけ北村と一緒に行動できることを嬉しがっていたというのに、急に竜児ラブになりすぎだと感じました。
もちろん、今まで少しずつ大河が竜児に惹かれていく描写がありましたので、竜児に対する好意に気付いたことはいいんですけど、だからといって北村への想いが消えてなくなるものじゃないと思うんですよ。
確かに6巻で北村のすみれへの想いが暴かれましたが、それで諦めるといった節は見られませんでしたし。

できれは竜児が好きだということを自覚するまでに留まって、葛藤する様を描いて欲しかったところですねー。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とらドラ!  竹宮ゆゆこ  ヤス  評価A- 

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この記事に対するコメント

寒い季節のはじまり

 ああ、たしかにカラーページはひどいですねww

 それと独身先生の自虐ネタも加速する一方ですねえ。どうも、この人にマンションを買わせるのだけは、全力で止めたいんですけど。

 展開がパターン化されてきたというのはおっしゃる通りですね。 次巻が気になるヒキが続いて、一気読みしていた時には気付きませんでした。

 まさかみのりんがこんなことになるなんて、本当に初期の頃には思いもしませんでしたね。ですが、こういう連鎖で歯車が狂うことは、たしかにありそうだと見ていて思いました。

 自己満足だと認めた上で大河のやっていた行為には、好感が持てました。

 その大河の心の動きに関しては、ある程度予定調和と呼んでしまってもいいような気がします。もともとゴールが決まってたわけですから、途中の道筋がどうであろうと、結局は行き着くところに行き着くんですね。

URL | 紫電 #hfCY9RgE

2010/07/25 21:58 * 編集 *

>紫電さん
リアルで三十路女の知り合いを数人見ていると、彼女はまだマシな気がしますよw

リアルタイムで読んでいた身としては、ゴールが決まっているとは思っていませんでしたね。
願望もありましたが、本当に最後の方まで誰と誰がくっつくのか、それとも誰ともくっつかないのか、予想できませんでした。
恋愛感情まで発展するのは予定通りでしょうけどね。
友情で締めるのか、成就させるのか、気になりながら最後まで読んでいました。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2010/08/01 00:13 * 編集 *

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