明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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とらドラ5! 

とらドラ! 5 (5) (電撃文庫 た 20-8)とらドラ! 5 (5) (電撃文庫 た 20-8)
(2007/08)
竹宮 ゆゆこ

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【評価……A-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
ラブコメ ★★★★★★☆☆☆
 … 7
青春 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

夏休みもあけて、文化祭の季節。
クラスの演しものをめぐっての男子連中と実乃梨と独身の争いや、ミス・コンテストのクラス代表の選出など、当日に向けて徐々に雰囲気が高まっていく。
そんなある日、大河の父親が現れ竜児と大河のなれあい関係に波紋を投げかける。また実乃梨と亜美も、夏の別荘以来微妙な変化を見せはじめ……。
それぞれの思惑が交錯し、波乱含みで幕を開けた文化祭の行方は?
ゆりちゃんがつ、ついに三……!?とか裏口入学系・春田の意外な頑張りなどほかにもいろいろ見どころ満載な超弩級ラブコメ第5弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

徐々に竜児を取り巻く環境に変化が見えつつある、「とらドラ!」第5巻です。
前回で夏休みを終え、今回は秋の学校行事のメインイベントである文化祭のお話。

正確な順番では、4巻と5巻の間に「とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード」が発売されております。
僕はどうしても本筋が気になって先に7巻までを一気読みしましたけど、どちらから読んでもまぁいいかなと思います。
先にスピンオフを読むと、本編の今後の展開が読めてしまうところがあるので、後回しにするという手もありでしょう。

閑話休題。
帯やあらすじにもある通り、大河の父親が登場し、大河たちを大きく揺さぶります。。
そういう要因もあって、いつもよりもシリアスさ5割増(元が少ないともいう)となっています。
導入部分こそいつものラブコメですが、中盤から物語は変な空気に。
そして、怒涛と評するに相応しいラストの展開は、ラブコメとは思えない燃える熱さがありました。
ちょっといつもとは違った「とらドラ!」が楽しめます。

ストーリーは、父親の話がどう転ぶのか注目でした。
竜児も大河もみのりんも、決して悪いわけではないと思います。
だけど、誰もが相手に対して説明不足すぎる。
もっと話し合いをしていれば、お互いに傷つかないで済んだものを……不器用な奴ばかりなんだもんなぁ。

今更ですが、不器用な高校生たちの恋愛模様を描いた作品ですよね、これって。
その代名詞というべき竜児が主人公のお話ですし。
本当はどうするべきか、またはどうしたいか分かっていても、人からどう思われるか怖くて行動に移せないことってあるよなーとしみじみ思います。
現役の学生はもちろん、卒業した人も当時の自分と重ねて見てしまうんではないでしょうかね。

夏の別荘旅行をきっかけに、みのりんと亜美が変わりつつあります。
しかし、その変わりようは実に対照的。
どちらも表舞台に立つという点では同じなんですが、みのりんが拒んでいるのに対し、亜美は加わりたいと考えているんですよね。
これは人生そう簡単に上手くはいかないという皮肉なんでしょうか。

またしても主役級の見せ場のあるみのりんは、3巻までの脇役としての立場が完全に過去のものとなっていますね。
実際、普段から男言葉で喋っているのもあって、みのりんカッコイイもんなー。

それに対して、亜美は報われないポジションだよなぁ……。
同情なんて亜美からすれば一番腹が立つことなんだろうけど、それでも思わずにはいられません。
危なっかしくて見ていられないから自分が守りたくなる女の子や、自分には持っていないモノを持っている太陽のように眩しい女の子は、非常に魅力的だし惚れてしまう男が多いのも当然だと思います。
ですが、自分と同格の立場であり同じ目線を持っていて、共感したり支え合ったりすることのできる女の子というのは、あくまで個人的にはですけど理想中の理想といえます。
友達の延長線上にある存在で、肩肘張らずに済む間柄がどれだけ貴重なのか、亜美には分かっているんでしょうね。
竜児にも早くそれに気付いて欲しいもんです。

ただ、実際に現実で亜美みたいな女の子がいたとしたら、関わり合いを避けようとしますけどねw
だって、あのナルシスト全開の亜美ちゃんは、付いていけませんもんw

脇役では、恋ヶ窪ゆり(独身)がとうとう三十路に到達しちゃって、魂抜けたり逆恨みしたり忙しいです。
もうどう見ても、ゆりちゃん=作者にしか思えなくなってきたというのは禁句でしょうかw

春田・能登・木原・香椎のクラスメイトも初めてカラーイラストに登場しています。
今までは一応名前だけは付けられているキャラ程度でしたが、今回の文化祭では個性が肉付けされていますね。
酷い言い方ですが、外野を作ると物語に深みが与えられるので、こういうキャラは必要だと思いますね。

イラストのクオリティが、キャラクターによって大きく差があることが多少気になる点ではあります。
女の子はいいんだけど、北村が毎回別キャラのように変身しています。
描きやすいキャラ設定のように思えるんだけど、ヤスさんは男キャラを描くのが苦手なのかな。

コメディ要素は減ってしまいましたが、その分シリアスなストーリーで魅せてくれました。
人の心の移り変わりを描くのが巧い作者なので、何とも見応えありましたね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とらドラ!  竹宮ゆゆこ  ヤス  評価A- 

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この記事に対するコメント

人をどこまで信じていいの?

 文化祭の出し物が、有無を言わさず決定されてしまったことに対して、「あれ? 僕はやっぱり人間のことを信じすぎていたのかな」と暗い気持ちになりました。

 話の展開上やむを得なかったこととはいえ、みのりんにはもう一歩踏み込んだ説明をしてほしかったと思いました。

 オチについては、もうちょっと頑張ってほしかったような気がします。とことんどうしようもないキャラっていうのを、こういう形で作ってほしくはないんですよねえ。

 それと、自分以外の人間が出し入れ可能な口座って、いざという時にはやっぱり頼りにならないんじゃないかと思いました。油断のならない相手と共有するなら、別に自分専用の口座を持っておくことは、当然の自衛策のような気がします。

 サブキャラたちの出番が増えてきたことも、いいことだと思います。

URL | 紫電 #hfCY9RgE

2010/07/25 21:12 * 編集 *

>紫電さん
すみません、返信が遅れました。

この回からですかね、シリアス度が増して、パターン化してきたのは。
口座の件については、冷静に見ればそうかもしれません。
しかし、曲がりなりにも親ですからねぇ。
いくら騙されたり酷い扱いをされたからと言って、子どもが親を信じることが、そんなに悪いことだとは思いたくないなぁというのが個人的な感想です。
もちろん程度はありますけどね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2010/07/31 23:56 * 編集 *

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