明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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とらドラ4! 

とらドラ! 4 (4) (電撃文庫 た 20-6)とらドラ! 4 (4) (電撃文庫 た 20-6)
(2007/01/06)
竹宮 ゆゆこ

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【評価……A
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★★
 … 9
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
オススメ度 ★★★★★★★★
 … 9
ラブコメ ★★★★★★★★☆☆
 … 8
青春 ★★★★★★★★
 … 9

夏休み、みんなで亜美の別荘に行くことになった竜児と大河。この機会にそれぞれ好きな人との距離を縮めたい二人だが、共倒れを避けるため一方は完全サポートにまわることに。それを賭けて二人は勝負するが――。
そして舞台は海辺の別荘へ。場所は違えどもやっぱり暴れる大河、はじける実乃梨、真意の読めない亜美。そんな中、竜児と大河はとある作戦を敢行するが、はたしてその顛末は……?
絡まりはじめた互いの関係に要注目。大好評の超弩級ラブコメ第4弾!

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

とうとう奴の出番がやってきた。
彼女こそ櫛枝実乃梨、通称みのりん
というわけで、みのりんのピースサインがビシッと決まった表紙が目印の「とらドラ!」第4巻です。

何という青春ッ……!!

この甘酸っぱくも切ない物語は、ただのラブコメと油断していると一杯喰わされますぞ!
こんな青春を送りたかったと思わない人は……リア充ですね。そうに決まってます。

3巻のラストで予告していた通り、今回は「夏休み・別荘旅行編」です。
高校生だけで男女混合の旅行なんてけしからんことをしておいて、何も起こらないはずもなく……。
そうでなくても、このメンツだといつ何が勃発してもおかしくありません。

誰が何と言おうと、今回は激しくみのりんのターン!ですよ。
今まで要所でしか登場することのなかったみのりんの魅力がたっぷりと描かれています。

みのりんのように天然を装いつつボケて自分の本心を隠すタイプの人間って、実際にいますよね。
そのためか、今回のみのりんはすごくリアルに感じられました。
自分の中で、櫛枝実乃梨像が固まったような気がします。

「幽霊」の話は、思わずしんみりとさせられました。
言われてみれば確かに今までの態度もそのように感じられますが、みのりんはそんなことを考えていたんですねぇ……。
また文章的にも上手くて、今巻の中でも最も印象的なシーンとして記憶に残りました。

伏せられていた心情を垣間見ることができるのはみのりんだけではありません。
亜美も竜児に対してメッセージを投げかけています。
みのりんと比べると直接的なその問い掛けは、竜児を通り越して読者の心にまで届きます。
寂しいと亜美自身は考えていないからこそ、亜美の孤独さに悲痛な思いを感じてしまいますね。

竜児と大河とその他キャラという分類が可能だった前回までと違い、みのりんと亜美にスポットライトが当たった今回から、主役が2人ではなく5人の物語に変わったと言えますね。
登場人物を限定させることで、キャラクターを深く掘り下げて描かれているのは良かったと思います。
北村だけがちょっと浮いちゃっているところがありますが、大河との関係は1巻の時点で決着がついちゃってると言えなくもないですし、致し方がないですね。

また、イラストが巻を重ねるごとに明らかにレベルアップしているのもポイント高し。
みのりんの赤いカラーと、亜美の青いカラーが対照的に映えていていい感じでした。

もう既に現時点での最新刊8巻まで読了済みなんですが、『とらドラ!』にここまで完璧にのめり込む形となったのは、紛れもなくこの4巻を読んでからですね。
みのりんと亜美とっては、振り返ってみると転換期だったと言えなくもないかな。
個人的にも、二人の好感度が急上昇した内容でした。

最後に、ニヤニヤさせてもらったお気に入りのセリフを反転して置いておきます。

「きゅ……きゅしえだぁ!」
「なんだい!たきゃすきゅん!」

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  とらドラ!  竹宮ゆゆこ  ヤス  評価A 

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この記事に対するコメント

みのりん

 このところ、 とらドラを読むペースにようやく拍車がかかってきました。今日ついに10巻に入ったところで、多分一気に読んじゃうだろうなあ、と思っています。

 4巻、ここにきてようやく本格的に盛り上がってきたと感じるわけですが、概ね秋空翔さんが書かれている通りで、とくに付け加えることがないんですよねえ。
 ようやく、みのりんとちゃんと話せたなあ、と。なんかいい雰囲気になってて、ドキドキしました。

 北村はそれほど関わってきませんけど、結局この時にできあがった構図が、中盤を彩ってくれたよなあ、と思います。

 加速していく恋愛物語を見ていると、「もうこのころには戻れないんだよなあ」という思いをよく抱いてしまいます。

URL | 紫電 #-

2010/07/23 21:38 * 編集 *

>紫電さん
おお、遂に最終巻に突入ですか。
少なくとも、最後まで読んでもらえるぐらいに気に入ってもらえてよかったです。

感想を読み返してみると、当時は「とらドラ!」に対する情熱が半端じゃなかったなぁと思い知らされますね。
それだけ勢いのあった作品だったと思います。

ところで、紫電さんは誰派なのでしょう?
僕は、みのりん派から乗り換えて亜美派になった人間ですw

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2010/07/25 00:01 * 編集 *

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