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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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劇場版『響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』 感想 

劇場版「響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」のネタバレ感想です。



2019年4月に公開された上映時間100分の映画。
興味はあったのですが、サブスクでいつでも観れると思っていたらズルズルと引き延ばしていました。
今春TVアニメ3期が始まったため、時系列的に先になるこの映画をやっと観ることになったわけです。

主人公の黄前久美子たちが進級した2年生編をまるごと描いた作品。
3年の先輩たちが卒業し、代わりに1年生の後輩が入ってきたことで新たな人間関係が構築されています。
部活動を主軸として思春期の移ろいやすい感情に振り回される高校生たちが青春していて眩しく、そしてほろ苦い。
コテコテのアニメ的表現が多い割に、細かな心情の描写が生々しいのが本作の特徴であったことを思い出させてくれました。

新入生歓迎、夏祭り、サンライズフェスティバル、合宿、オーディション、コンクール。
イベント的には1年の時の焼き増しなので既視感バリバリです。
そのため、TVアニメ1期2期よりも更に登場人物に焦点が当たっています。

アバンタイトルでいきなり秀一が久美子に告白していてビックリ。
百合よりも男女のラブストーリーが好きなのでこの展開は嬉しい。
微妙な距離感がニヤニヤしまくりで開幕から頬が痛くなりました。
久美子は秀一にだけ明らかに声のトーンが変わってぶっきらぼうなのが、たまらなく愛おしいんだよなぁ。

お祭りで手を繋いで走るシーンは最高にエモかった。
浴衣こそ着てないけれど、デートを意識した服装と髪型をセットしている久美子が可愛い。
アクシデントで抱き着く形になって、キスをする雰囲気だと思ってしまう秀一は責められません。
男子高校生ですから仕方がないというか当然の行動でしょう。
拒否されても変に拗れずちょっとした言い争いになるのは、幼馴染で過ごした期間の長さのおかげかな。
久美子の声を震わせる演技が本当に素晴らしく、改めて黒沢ともよさんの実力を見せつけられました。

最終的には部活と両立できないことから一度距離を置きたいと伝える久美子。
信頼できる相手が近くにいる安心感ではなく、恋で感情が揺れることでキャパオーバーになってしまうのが久美子らしい。
あくまで一旦離れただけなので、将来的にまた付き合ってくれたら嬉しいなぁ。

新入生は癖のあるキャラが多いですね。
特にユーフォニアム奏者で久美子の直属の後輩となる久石奏が目立っています。
表面上は明るく優しそうで清楚っぽいんだけど、作っている感がアリアリ。
天使のような見た目と隠しきれない黒さのギャップがあざとすぎます。
典型的な嫌われる女ムーヴなのに可愛いと思ってしまうのが悔しい。

聞き分けのいい後輩ムーブをしているかと思いきや、少しずつ本性を露わにしていく奏。
でも決して根っからの悪い子ではなく、傷付きやすい一人の女の子でした。
コンクールで選ばれないようにするために、あえて下手な演奏をするのは本人も悪手だと分かっててやっていそう。
過去に先輩を差し置いて選ばれたことで苦い経験を持つ奏にとって、久美子の言い分は綺麗事に聞こえるでしょうね。
少人数の集まりならともかく、吹奏楽部みたいな大所帯では全員が同じく納得できるとは思えません。
それこそ昨年、香織先輩が麗奈にソロパートを奪われて優子が噛み付いた事件があったわけですし。

でも久美子が本音をぶちまけてくれたこと、皆本気で全国を目指していることは間違いないと伝わったみたいで良かった。
雨に濡れながら叫んで想いを届けようとする久美子の姿は成長を感じさせて胸が熱くなりましたね。

関西大会当日。
本気モードのポニテ久美子は凛々しくて格好良い。
卒業した元3年生組の前では後輩に戻る久美子や優子に微笑ましくなります。

そして訪れるコンクールの瞬間。

圧巻。
演奏前の静寂、空調の音、指揮者の衣擦れの音までもが再現されており、緊張感が伝わってきます。
「リズと青い鳥」で描かれていた集大成も詰まっていて、みぞれの演奏に鳥肌が立ちました。
奏者のダイナミックで演奏に見惚れ、圧倒的な音の迫力に聴き惚れる。
全力全開の作画は、まるで生きているかのように滑らかに動くためお見事の一言。
これぞ「響け!ユーフォニアム」ですね。

感動的な演奏だっただけに全国大会に進めなかったのは驚かされました。
冷静に考えてみると実力者が揃っていた旧3年生が抜け、現3年生は大量退部事件がありましたからね。
そう甘い世界ではないということでしょう。
悔し涙を流す奏は中学最後の大会での麗奈と重なって見えました。

エンドロール後に久美子が部長に就任して閉幕。
久美子2年生編がこの映画だけで終わるとは思っていませんでしたが、凄く満足できる内容でした。
いつかまたもう一度観直したいなと思うぐらいには気に入っています。

あー、面白かった。

テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 響け!ユーフォニアム    響け!ユーフォニアム(映画感想) 

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