明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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θ 11番ホームの妖精 

θ―11番ホームの妖精 (電撃文庫 と 10-1)θ―11番ホームの妖精 (電撃文庫 と 10-1)
(2008/04)
籘真 千歳

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【評価……B-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
文章 ★★★★★☆☆☆☆☆
 … 5
挿絵 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
 … 3
オススメ度 ★★★★☆☆☆☆☆
 … 5

東京駅上空2200mに浮かぶホームには、銀の髪と瑠璃色の瞳を持つ少女と白い狼が住んでいる。彼らは忘れ去られた約束を信じて、今日もその場所で待っている。
―high Compress Dimension transport(高密度次元圧縮交通)―通称C.D.
「鏡色の門」と鋼鉄の線路により、地球の裏側までわずか数時間で結ばれる時代。春の穏やかな午後、東京駅11番ホームに響き渡る突然のエマージェンシーコールが事件の始まりを告げた……。銀色の髪の少女T・B、野菜嫌いの狼・義経、そしてクールなAI、アリスが繰り広げる、ハードSF&のほほんストーリー!

近未来、とある技術で鉄道による空間移動が可能になった世界。
一人の駅員である少女と一匹の狼が、多方面から面倒事を押し付けられ事件に巻き込まれるお話。
イラストから受ける印象よりもずっとSFやっています。

あらすじを読んで雰囲気や設定が好みそうだなーと思っていたんですが、うーん……微妙かも?
読む前は、空が舞台の『ARIA』みたいな感じで、駅員の少女と番犬(?)の狼が時折来るお客さんと心を通わす暖かいストーリーが展開されるのかなと期待していたんですが……全然違いましたw
アクションシーンがここまで多いとは想像していませんでしたね。

のほほんストーリーと謳っていますが、のほほんとしているのはキャラクターであって物語は重厚。
正確に言うと、設定が練り込まれていて世界観がしっかりとしています。
未来の話なのに、やけに現代っぽさを感じるところもありますが、まぁ許容範囲でしょう。
むしろ、何を暗示しているのかが伝わってきて、僕はイイと思いました。

SFをあまり読まないので、本当にハードなのかはイマイチ判断つきませんが、SFなのは確か。
ただ、設定に粗があるわけではないんですが、それを読者へ刷り込ませるのが下手だなと感じました。
登場人物の語りで、延々と事件の背景などを述べられても頭に入ってこないんですよねぇ。
説明的文章が多すぎて、しかもそのほとんどがキャラのセリフによるものなので読み難かったです。

見開いた左右のページに、ほとんど改行しない文章がびっしりと埋められているのは、少々辛いものがありました。
良く言えば読み応えがあるってことなんでしょうが、読まされている感が強すぎたかな。

おかげで、あとがきを除くと321ページあるんですけど、読み終えるのにかなりの時間を要しました。
外にいるときだけ読んでいたから、10日くらいかかったよ……。

新人なので続が出せるかどうか分からない。だから可能な限り1巻に詰め込んでみた!」というのが個人的な予想。
最初からシリーズ化を前提に書くことが出来たら、もっと緻密で壮大な物語になっていそう。
舞台設定は良いだけに、惜しい。
この部分が改善されれば、大きく化けそうな予感すらありますね。

キャラクターでは、狼の義経がいい味出しています。
時代錯誤的な男気がカッコカワイイですw
しかもツンデレだし。ポイント高い。

逆に、西晒湖のほぼ全てのセリフに「っ」をつける喋りは、ないなと思いました。
あのテンションは、ちょっと引くというかウザったい。

総合的に見ると、残念な点もありますが、魅力的な点も多い作品でした。
まだ回収しきれていない伏線もちらほら見え隠れしているので、続きは書けそうですけど続巻出るのかなぁ。
全く別の新しい作品になるにしても、もう一度読んでみたいと思わせる作家さんですね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  Θ-11番ホームの妖精  籘真千歳  くらぽん  評価B- 

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