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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『とんがり帽子のアトリエ』8巻 感想 



とんがり帽子のアトリエ」8巻のネタバレ感想です。

タータから銀夜祭で魔法のお店屋さんを出さないかと提案されるココ。
学園モノであれば文化祭的な催しになるであろう中盤のターニングポイントって感じがします。

どこか影のあったタータもすっかりと前向きな性格になりましたね。
気持ちをポジティブにさせるココの影響力の強さを改めて実感しました。

子供扱いに反発するタータに切り返すキーフリーの言葉に感銘を受けました。
大人が思っているより子供はずっと賢くて、子供が思っているより世の中は危険が潜んでいる。
世界を信用していない」という台詞は、将来使ってみたいな。

タータはココに感謝しているだけでなく、明らかに女の子として意識もしていますね。
急接近した近い年頃の異性であれば気にならない方がおかしいというもの。
ただ、ココの方は魔法陣の描き方を教えるためにタータの指を握っても何ともない様子。
余裕がないだけでなく、まだまだ恋心を抱くには成熟していないということなのでしょうかね。

無垢なココの「ん?」と反応する表情が可愛い。
タータ目線だとココの顔にフィルターかかって美少女度が増している気がします。
芽生えかけの恋は相手がよく見える一種のバフみたいなもんですね。

対抗馬として2巻の土砂崩れで助けた少年・クスタスも再登場。
命こそ救うことはできたけど、足は動かなくなってしまったようです。
育ての親のダグダに迷惑をかけていることも含めて絶望の深さは計り知れません。
友が彼のために用意してくれた翼は、決して間違った魔法の使い方ではないと信じたいですね。

綺麗に終わると思いきや、すぐさまそんな甘い作風でなかったことを思い知らされます。
ダグダが背に矢を受け、クスタスの前で瀕死の状態に。
そのまま命尽きると思った瞬間、謎の少女・イニニアが現れてダグダを救います。
喜ばしいことのはずなのに、魔法使いの掟を破る行動に何とも言えない不安感が募ります。

果たして何が正しいのか。
厳しい世界観で助けを求めている人は少なくないのに、差し伸べられる手には限りがある。
魔法があれば多くの人を救えるのに、教えることを掟で封じられているのは何故なのか。
きっと語られていない大きな理由があると思われるので、現時点では判断し辛いですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: とんがり帽子のアトリエ  とんがり帽子のアトリエ(巻感想)  白浜鴎 

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