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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『薬屋のひとりごと』1巻 感想 



薬屋のひとりごと」1巻のネタバレ感想です。

原作は「小説家になろう」発のライトノベル。
人気を博してコミカライズされた……というか、本格的に人気が出るキッカケとなったのがビッグガンガン版の本作です。

実はこの作品は何故か漫画版が2種類存在しています。
本作の約1年後にサンデーGX版の連載が開始されました。
理由は語られておらず謎のままですが、それぞれ特徴が色濃く出ています。

ビッグガンガン版は絵柄が美麗でキャラも可愛いので見惚れてしまうシーンが多いのが長所です。
一方で、サンデーGX版は丁寧な描写から物語の落とし込みが巧く、単純に話が分かりやすいのが売りですね。
両方ともWEB上で読んで面白いのは間違いなく、なかなか選ぶのが難しいのですが、今のところビッグガンガン版の方を購読しています。
最初にこちらから読み始めた影響と好みの問題であって、どちらを買っても良いぐらい良作であると思いますね。

さて、本題。
舞台は中世の中華を基盤にした架空の世界。
王宮内で起きる事件を解決していくミステリー風の作品です。

人攫いに誘拐され後宮下女となった主人公・猫猫のキャラクターが魅力的ですね。
時代背景からなのか、拐かされた割には前向きで淡々としています。
薬や毒に興味を持っており、好奇心旺盛な性格で事件に介入していくスタイルが楽しい。
ぱっつん前髪とそばかすがチャーミングで、漫画担当・ねこクラゲさんの画力もあって非常に可愛い容姿となっています。

そんな猫猫に目を付けた宦官・壬氏は中性的な印象を抱かせるイケメンですね。
蔑まれた視線を向けられて悦ぶマゾ気質と猫猫を追い詰めるサディスティックの両面を持ち合わせています。
攻守隙がないので猫猫にとっては厄介オタクみたい。
うざったいと嫌がる猫猫の心情に思わずシンクロしてしまいましたよ。

ところで宦官って性器がないのってホントなのですか。
確かに帝の妃を集めた後宮で過ちが起こさせないためには効率的なのでしょうが。
それでも壬氏とラブロマンス展開になるのかな。

白粉の毒について提言した人物を特定するために読み書きできる策を練ったところはよかった。
ただ、壬氏の掲げた紙が日本語で書いてあったのは少々雑でしたね。
別に中国が舞台と明言しているわけではないとはいえ、作品の雰囲気が崩れました。
ちなみに、サンデーGX版ではしっかり中文で書かれていました。

媚薬作りを任されてウキウキになったり、餌付けされて猫耳生やしたりと、とにかく猫猫が可愛い。
やっぱりこういうところは、ビッグガンガン版の良いところだなと思いますね。

今のところミステリー要素はあっさりしています。
それでもちゃんと面白くて読みやすいので、導入としては言うことありませんね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 薬屋のひとりごと  薬屋のひとりごと(巻感想)  日向夏  ねこクラゲ 

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