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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ちはやふる』47巻 感想 



ちはやふる」47巻のネタバレ感想です。

それぞれの思惑が交差する第四試合の決着の時。
誰もが譲れない思いを抱えて、がっぷり四つで向き合います。

己のかるたとは何かと悩む新の前に太一が遂に登場。
祖父ではない彼自身の色が濃く出るキッカケをもたらすのは、きっと千早ではなく太一の方なんでしょうね。
誰も追いつけない超加速が飛び出し、本来の力を発揮し始めました。

しかし、それでも目覚めた周防名人の勢いは止められない。
一見すると拘りがないように見えるけれど、積み上げてきたのは名人も同じ。
キョコタンと慕う山城今日子の読手人生最後となる読みで彼が負けるわけにはいかなかったのでしょう。
一枚ではなく百の歌人との対話というフレーズに込めた思いに深みを感じさせました。
らしくないガッツポーズが出るほど執念を見せた周防名人が勝利したシーンで、同じく両拳を掲げる須藤の喜びっぷりが嬉しかったですね。

一方でクイーン戦は予想外の事態に。
紛れもなく詩暢と互角に渡り合っている千早。
盛り上がってきた中で、詩暢にまさかのアクシデント発生で全力を出せないという嫌な展開。
詩暢が怪我で負けることも、ハンデがあって千早が勝つことも嬉しくありません。
根性を見せて良い勝負に持ち込んだものの、結局千早が押し切る形となりました。

どうなるか心配でしたが、原因は足が攣ったという一時的なものでホッと一安心。
女子選手としては初の5試合制で、さすがの詩暢も体力不足だったんですね。
これまで勉強しながら欠かさず運動してきた千早の成果が、この土壇場で差を生み出したことに痺れるものがあります。

外的要因の伏線回収や回想で十分すぎるほど熱は高まりました。
最後の試合は、シンプルに4人とかるたにクローズアップした内容で読みたいなと思いますね。

あわせて恋の行方も気になります。
新には詩暢や由宇みたいに恋が生まれてもおかしくない近しい女の子はいるけど、太一には千早しかいません。
だからといってそんな理由で千早と太一がくっ付いて欲しいわけじゃないんですが、新は名人にも手が届きそうですし何だかんだで幸せになれそうなのに、太一は報われなさそうなのが気掛かりですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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