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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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世界平和は一家団欒のあとに 

世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫 は 9-1)世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫 は 9-1)
(2007/02)
橋本 和也

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【評価……B-
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
人物 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
家族愛 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6

家族愛 2008.7.11追加
人物【5】⇒【6】 2010.6.1修正
文章【5】⇒【6】 2010.6.1修正
人物【4】⇒【6】 2010.6.1修正

星弓家の兄弟姉妹は、みんな特殊なチカラを持っている。
彩美。自称運び屋。魔法を自在に操る。
七美。無敵。宇宙スケールで戦うバカ。
軋人。生命の流れを思いのままにする。
軋奈。生命を創り出す力を持っていた。
美智乃。大食漢。回復魔法の使い手。
刻人。正義漢。優しいけれど怪力。
彼らは世界の危機をめぐる事件に巻き込まれ、否応なくそれを解決しなければならない星のもとに生まれていた。あるとき長男の軋人は自らと世界と妹の、三つの機器に同時に直面するが――。
世界平和を守る一家が織り成す、おかしくてあたたかい物語。
第13回電撃小説大賞<金賞>受賞作!

超人的な能力を持つ家族のお話。
星を救ったり、世界を守ったりすることがすっかり日課になってしまっている主人公達。
しかし、この本で展開されるのは、そんなRPG的な物語ではなくて、あくまで家族愛の話になっています。

もちろん、多少なりとも戦闘シーンなどあったりしますが、それは結構どうでもよかったり。
基本的にお気楽な雰囲気が漂っているけれど、絶妙な具合にシリアスさが混じっています。
SFやファンタジーのお約束を土台にしているのが、面白いんですよ。

良く言えば、勢いがあって読みやすい文章。
悪く言えば、ノリ重視で雑っぽい。
物語にのめりこんだというわけでもないのに、いつの間にか不思議なくらいノンストップで読み続けていました。

魅力のあるキャラクターは多いと思います。
残念ながら、個人的に好きだと思えるのはいなかったけれど。
どうしてこの本に出てくる女性キャラは、漏れなく暴力的なんだろうか…w
あと、兄弟が多いので、ほとんど出番がなくて終わった人物もいたりして、その辺りは消化不良気味でした。
まぁ、きっとこれから続巻で活躍してくれるんでしょうね。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B- 

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この記事に対するコメント

感想は読み終わったあとに

 読んでみたら面白かったです。特殊能力の設定とかに重きを置く作品より、こういう作品の方が僕には合っていると思いました。
 ラノベ世界には、たくさんの世界の危機があって、同時にそれを救ってくれている人たちがいるんですから、こういう一家がいてもいいよなあ、と思います。

 ラノベ世界のお姉さんというのは大体こういう感じですし、美智乃のご飯に対するこだわりには拍手喝采したいですし、まっすぐな弟もなかなかかわいいやつです。 それに、やっぱり僕は開始時点から過去形の人がどうしようもなく好きなんですよねえ。そういう意味では、カラーページのホワイトボードの名前で漢字一文字に丸をつけて、それで通じてしまうことに違和感を覚えていない点に、突っかかりたくなったりもします。
 
 読みやすい本でした。主人公と一緒に振り回されている内に、いつの間にか読了していました。 イラスト・テーマ・キャラ・どれもわりかし好みだったため、世間的な評価よりはだいぶ甘い評価になるんだと思いますが、この作品は結構気に入りました。

URL | 紫電 #hfCY9RgE

2010/05/29 13:49 * 編集 *

>紫電さん
当時、5段階評価だったということもあり、今とは少々評価付けに差を感じたので、一部修正しておきました。

軽く読み返してみましたが、驚くほど殺伐としてますねw
それにイラストが丁寧で驚きました。雑になってきたなとは思っていましたが、ここまでとは。
キャラが立っていないとは言いませんけど、人数が多すぎるため描き切れていないのは確かかと。
そういう意味では、シリーズ後半になればなるほどキャラを把握できているため、読みやすさが増しますね。

このシリーズは3巻で覚醒し、それ以降安定して面白いので、2巻が微妙だと感じても是非そこまでは読んでもらいたいですね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2010/06/01 04:46 * 編集 *

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