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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『HUNTER×HUNTER』37巻 感想 



HUNTER×HUNTER」37巻のネタバレ感想です。

約4年振りとなる連載再開に合わせて発売された最新刊。
このスタイルが確立されて随分と時が経ちました。
毎回再開時はニュースになりますが、読者の熱は下がりつつあると感じています。

現在のエピソードである継承戦があまりに複雑なのが原因なんでしょうね。
新キャラが100人以上登場していて、念能力と念獣の存在でカオスになっています。
余程読み込まない限り詳細全てを把握することなんて出来ないのに連載が飛び飛びになるのは痛恨でしょう。

そんなわけで、思い出すために継承戦編を冒頭から読み直ししました。
すると幻影旅団の話を振り返りたくなってヨークシン編を読み、気付けばGI編に手を付け、キメラアント編も止めることは出来ませんでした。
分かったことは、残酷ながら選挙戦以降と比べて頭一つ抜けた面白さがあったということ。
話が決して詰まらないわけではないのですが、多すぎる文字や主要キャラが絡まない展開が続くことなどは評価を下げざるをえません。

今巻の内容を4年振りに読んだことになるのですけど、ジャンプ本誌で読んだ時よりも楽しめました。
やっぱり単行本で深く通して読むことで真の面白さを体験できるエピソードだと思いますね。

さて、本編は進みが遅く感じるものの登場人物が多いためそう見えるだけであって、犠牲者は出続けています。
臣下だけでなく王子の中にも死者が増えてきました。
中でもカチョウとフウゲツの結末は胸が痛い。
最も普通さを感じさせる少女だった彼女らが最大限の限りを尽くして船からの逃走を試みるも待っていたのは、悪魔のような儀式の罠でした。
死してなお妹を護るために己の姿を映して傍らに立つ守護霊獣が切なすぎます。

脱出劇に手を貸したハンター協会員のキーニが単独犯に見せるため自決する覚悟も心が痛い。
出番は僅かではありましたが有能な人物を失ってしまいました。

有能と言えば、センリツの能力がとんでもないものであることを思い知らされましたね。
直接でなくても船内放送などで演奏を聴かせれば広範囲に3分間意識を飛ばすこと出来るって反則級でしょう。
協力者がいれば誰だろうと必殺になりますよ。

クラピカの念能力教室で開花する人物が続出。
さらにテータが第四王子のツェリードニヒを指導するように、念の存在がどんどん明るみになっています。
展開的にそうなるのは理解できるのですが、個人的にちょっと不満。
念の使い手が多すぎて希少価値を下がるというか、こんな簡単に目覚められるのも納得がいかないというか。
ハンター試験の受験者たちだって念を使える人は少なく、暗殺一家のキルアでさえ知らない世界だったというのに。

しかも、能力者がいずれも強いんですよね。
ツェリードニヒの予知夢やハンケンブルクの団体技といい、クラピカは対応出来るんだろうか。

ラストはマフィア側の展開に話が進みましたが、早く王子たち側の続きが読みたいですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: HUNTER×HUNTER  HUNTER×HUNTER(巻感想)  冨樫義博 

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