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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『虚構推理』18巻 感想 



虚構推理」18巻のネタバレ感想です。

前回から続く「雪女を斬る」シリーズ後編。
表紙が17巻と合わせて一枚絵となるとは18巻発売まで気付けませんでした。
互いの背に弧を描く刀が迫力があって見惚れてしまいますね。

満足度の高い内容で非常に面白かったです。
いわゆる解決編となる回は、紐解かれていく謎に一種の爽快感が生まれます。
エンターテイメントとして物語を読ませる力が強く、読了後は心が満たされますね。

毎度のことながら、真実以上にリアリティーのある虚構を作り上げる琴子には感服します。
嘘が屁理屈になりすぎないよう、かつドラマティックに仕立てるのが巧いなぁ。

なるほど、半兵衛が女装するアイデアはシンプルなのに見落としていました。
雪女の存在を認めるわけにはいかないので、おひいさまとしてはいい落としどころ。
しかしそのおかげで半兵衛は濡れ衣というか、殺人鬼になってしまいましたね。
悪党の末裔と言われたら静也もいい気はしないですし、そもそも己の血筋に違和感を抱いているので納得は出来なかった様子。
なので、あくまで仮定としつつも真実を語ることにしたのは妥協したってことになるのかな。

真実を丁寧に数話かけて紡いでくれたおかげで、感情移入が深くなりました。
おかげで雪女と半兵衛の結末が切なくて仕方がなかったです。

最期の言葉である「ゆきおんな」が恨みではなく、愛が溢れる音だったという衝撃。
名前すら呼べずに想いを散らせた半兵衛の心境は如何ほどだったのか。
想像するだけでも胸が苦しくて、もどかしくて。
剣の道に邁進し、無偏流を世に知らしめたことが結果的に唯一無二の相手を失うキッカケとなったのは辛過ぎる。

亡き又右衛門を想う雪女、師の雪女に惚れた半兵衛、父である半兵衛を慕う勇士郎。
好意の大きさの違いで生まれた悲しみの連鎖が、図らずともまるで雪のように冷たく儚い悲恋になってしまいました。

それにしても、静也は何故そこまで先祖のことを追い求めたのだろう。
血が騒いだって結論でいいんだろうか。
琴子の「人には立場上口が裂けても言えないことがあるのです」という台詞は、事実上認めてしまっているけどいいのかな。

あと、半兵衛と勇士郎の見え目が瓜二つだったのは結局ミスリードでしかなかったんですね。
勇士郎の祖父にあたる又右衛門は爽やかというよりもゴツいタイプでしたし。

半兵衛と雪女(姉)の修行の日々を3コマ漫画の連発で描くのは面白い構成でしたね。
最初は疲労困憊で挨拶すらままならぬ状態だったのが、着実に力を蓄えていく様が見てとれました。

戦闘シーンは下手なバトル漫画よりも迫力のあるコマが多かったですね。
改めて漫画を担当している片瀬茶柴氏の実力に惚れ惚れしました。

キャラ造形も完璧です。
現代の雪女(妹)は胸がセクシーポイントでしたが、お姉ちゃん雪女は尻が魅惑的ですね。
薄い布にピッタリと貼り付いたヒップラインがエッチです。
作中でも強調していると思っていましたが、巻末漫画でぷりぷりと振る尻に意図的であったことを確信しました。
調子に乗って又右衛門に怒られるコマの雪女(姉)は思わず笑っちゃうほど可愛かったです。

もちろん、飯の匂い釣られる雪女(妹)も好きです。
栗ご飯を山盛りによそったり、猪鍋に舌舐りしたり、昔から変わらないみたいですね。
幕間のおまけイラストで栗拾い女と描かれるのを見て、本編との落差に吹き出しました。
コート+ニット+タイツ姿がメチャクチャ可愛くてヤバすぎ。
また再登場を願っていますが、お姉ちゃんみたいな悲しい終わりにはならないで欲しいですね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 虚構推理  虚構推理(巻感想)  城平京  片瀬茶柴 

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