明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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世界平和は一家団欒のあとに③ 父、帰る 

世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
(2007/09/10)
橋本 和也

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
物語 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
挿絵 ★★★★★★☆☆☆☆
 … 6
オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
家族愛 ★★★★★★★★☆☆
 … 8

評価【B】⇒【B+】 2009.7.4修正
物語【7】⇒【8】 2009.7.4修正
人物【7】⇒【8】 2009.7.4修正

みな不思議なチカラを持ち世界の平和を守る星弓一家。とある週末、父にして元勇者、耕作が久しぶりに帰宅することになる。時を同じくして、軋人の前に清楚なワンピースを着てごついギターケースを抱えた美女が現れる。エルナと名乗る彼女は、異世界での勇者とお姫さま時代の両親の友達だというが……!?
人の良さそうな見た目に反して少し腹黒いところもあるエルナだが、軋人は次第に彼女と打ち解けていく。しかし、帰ってきた父と何かを隠しているようなエルナの間には、なぜか微かに不穏な気配が漂う。ついに動き出す事態を前に軋人の決断は――。

<前巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

超人的能力を持つ家族のハートフルストーリー、第3弾。
ラノベでは珍しい家族愛が感じられる作品として人気のシリーズですが、今作もその期待に応えてくれていました。

今まで出番のなかった父親がついに登場。
ええかっこしいのエロ親父で、とても元勇者には見えません。
あの子供たちにこの父親あり、ってことでしょうが……ダサいよ親父w
容姿が、どこにでもいそうな三下のチンピラっぽく見えるのもどうかと思うw

もう1人の新キャラクターは表紙にデカデカと躍り出ている美女。
異世界での父親と母親の旧友である僧侶・エルナ。
清楚な見た目と性格の黒さとのギャップが激しいお姉さまです。
ええ、個人的に大好きですよ。当り前じゃないですか。
星弓家の女性陣や一応ヒロイン的ポジションの柚島よりも好みです。

前回と違い、1巻の時のように星弓家中心のお話となっています。
やっぱりこれだけバラエティに富んだ大家族なんだから、星弓家の話が見たいんですよね。
そういう意味では、2巻よりも望んでいた話だったので嬉しかったです。

物語は、ちょっぴり切なく青春の苦さを味わえる内容でした。
このシリーズのいいところは、全編通してコメディ中心のはずなのに、大事なところではきっちりとシリアスに締めているところですね。
綺麗に終わっていて、今のところシリーズで一番良かったと思える作品でしたね。

軋人の若さが良いなぁ。
悪い意味ではなく、いい意味で無謀というか無茶というか強引というか。
父親との微妙な距離感に悩み、親子間の考え方の違いに苛立ち、そんな中でまっすぐに突き進む姿がカッコイイわ。
親父には無理な選択をする軋人が眩しく見えました。

しかし、爽快であると同時に、モヤモヤしたものが胸に溜まるのは、親父の気持ちに共感してしまうところがあるからかなぁ。
父親としての確固たる信念には、凄いなぁと感嘆せざるを得ません。
頑固すぎる気もするけど、それぐらい譲れないものだってあるということを体を張って教えてくれました。

息子・軋人と父・耕作のどちらにより肩入れするかは、歳によって分かれそうです。
僕はどっちかというと、軋人の方……かなぁ?
ただそれは傍観者として見た場合であって、当事者となれば……うーん、悩むなぁ。

あぁ……、この続きの話が読みたいなぁ~。
でもきっと描かれることはないんだろうなぁ。
美しい切り方だとは思うんですが、ここまで先が気になる話ってのはなかなかないですよ。

2巻を読んでから3巻に手を付けるまで時間を置く形となりましたが、もっと早く読んでいればよかったかも。
そう思わせてくれる面白さがありました。

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  世界平和は一家団欒のあとに  橋本和也  さめだ小判  評価B+ 

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この記事に対するコメント

 今巻は親父のターン。アクションシーンとか、アクションもの素人の僕から見て楽しめました。

 こうやってゲストキャラといい雰囲気になりかけるのが基本だと思います。普通のシリーズものなら、そうやって「何人女引っかける気だよ」と突っ込まなきゃいけなくなるところでしょうが、このシリーズは、上手くメインキャラをバトンタッチさせていくことによって、巻ごとに上手くパートナーを振り分けていくことに成功してるよなあ、と思います。

URL | 紫電 #-

2010/08/14 02:30 * 編集 *

>紫電さん
まさにタイトルに偽りなしと言える内容でしたね。
親父が子どもたちのことを何よりも大事にしていることが伝わってきました。
軋人の初恋も上手く絡めてあり、物語の完成度が高かったと記憶しています。
やはりこの3巻が、個人的にはお気に入りですね。

URL | 秋空翔 #3huMpp/w

2010/08/29 01:06 * 編集 *

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