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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『その着せ替え人形は恋をする』10巻 感想 



その着せ替え人形は恋をする」10巻のネタバレ感想です。

基本的に五条君と喜多川さんが二人だけの世界を作り、たまにゲストキャラと交流するという流れだったシリーズ序盤。
続いて、クラスメイトと仲良くなって視野の広がった文化祭編。
そして、今度はコスプレ業界の同士の輪が繋がる予感を感じさせる新章となっています。

まずは何といっても前回ラスト一コマで久々に登場した乾紗寿叶、ジュジュ様でしょう。
フォロワー数21万人も納得の可愛さで、満を持しての再登板に嬉しくなります。
序盤に登場したキャラが強キャラポジションだったというのはよくある手法ですが、個人的に大好物です。

きっと多くの読者と同様に、喜多川さんの誘いを即断るのは予想通り過ぎました。
それでもどのように絡んでくるのかと思っていたら、なるほど妹経由でしたか。
妹思いのジュジュ様からしたら、己のポリシーのせいで心寿の顔を曇らせるわけにはいかなかったわけですね。
あの満面の笑みを浮かべて妄想でキラキラする心寿が、一瞬で絶望の顔になってしょぼんとしていたらジュジュ様じゃなくても折れてしまうのも仕方がないです。

騙し打ちのような形で意図しないコスプレを用意されたのはちょっと可哀想だったかな。
もちろん、ミヤコたちに悪気はなかったのでしょうけどデリケートな部分だっただけに本人に了承を得ておくべきでしたね。
でも、熱意が伝わったのは良かった。
ブラックロベリアの衣装をまとったラストシーンは驚くほど綺麗でしたし、本人も満足していたらいいのですけど。

最初こそ単なるサブキャラだと思っていた涼香の存在感がマシマシ。
ゲームのクリアしたら感想教えて欲しいと念入りに押したり、男装コスから摂取出来る栄養で命を長らえているとか、とにかく濃い。
こんな女オタクなお姉さんネット界隈ではよく見かけますが、人生満喫していて好感持てます。

総じて面白かった中で唯一不満が残ったのは、アキラが喜多川さんを嫌う理由を次回以降に持ち越したこと。
モヤモヤした気持ちを抱いたままになってしまいます。
そんなに引っ張るようなネタでないと思うんだけどなぁ。

恋愛パートは気持ちの面で大きく進展しましたね。
ごじょー君が急にやる気満々だと勘違いしてあたふたするマリンちゃんが可愛い。
期待しすぎた反動でショックを受けたり、振られる想像をしてガチ泣きしたりと感情の起伏が激しいことで。
うだうだ悩むのは性に合わないと告白を決意するのは喜多川さんらしくていいなって思います。
五条君のリアクションはイマイチ読めないですが、悪い方向には転ばないでしょうね。

アニメ最終回とほぼ同時に発売されたのが前巻なのに、今巻で早くも2期発表されるのですから相当人気を博したのが分かります。
知名度も格段に上昇し、原作漫画の感想も随分と増えましたね。
このまま勢い止まらず盛り上がり続けてくれると嬉しいです。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: その着せ替え人形は恋をする  その着せ替え人形は恋をする(巻感想)  福田晋一 

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