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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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ダイの大冒険 アニメ第96話「閃光のように」 

ダイの大冒険」アニメ第96話のネタバレ感想です。

副題となっている台詞こそが再アニメ化で最も見たかった瞬間。
遂にここまで辿り着きました。

原作36巻のエピソードは、少年時代に深く刻み込まれました。
この作品に限定せずとも全ての漫画で一番感動した言葉です。

子供の時、死について考えて恐怖で泣き出したくなった人は多いと思います。
言い表せない闇が心を埋め尽くし、絶望感に襲われてしまいます。
その際に、号泣するポップを抱きしめながらなだめる母の言葉が素晴らしい。

「人間は誰でもいつかは死ぬ…」
「だから… みんな一生懸命生きるのよ」


慈愛に溢れた素敵で優しい温もり。
シンプルが故に響く言葉で、真っ直ぐに生きていこうと思える力強さを与えてくれます。
一体どれだけの人の心を救ったのか。
母親というのがいかに偉大であるのかというのが思い知らされます。

そして、大魔王バーンに対して啖呵を切るポップ。

「だからこそ 結果が見えてたって もがきぬいてやる!!!」
「一生懸命に生き抜いてやる!!!」
「残りの人生が50年だって5分だって 同じ事だ!!!」
「一瞬…!! だけど… 閃光のように…!!!」
「まぶしく燃えて生きぬいてやるっ!!!」
「それが おれたち人間の生き方だっ!!!」
「よっく 目に刻んどけよッ!!! このバッカヤロ―――ッ!!!!」


間違いなくポップが主人公の一人であることを決定付けた瞬間でした。
何年経とうと、一生忘れることのない神回です。
ダイがポップとの出会いを感謝するところも含めて、これ以上ない復活のシーンだったと思います。

閑話休題。
アニメで期待し過ぎると楽しめないと分かっていたのでハードルを上げすぎないようにしていたのですが、制作陣の気合が入り方が伝わってきましたね。
回想の絵本タッチな画風、ポップの台詞に対して反応するダイの瞳など細かいところまで配慮されていました。
コマ割りやテンポまで完璧だった原作を超えるのは難しいにしても、アニメとしては見事に演出しきったと思います。

次回の「神の涙」も待ち遠しい。
乱発すると陳腐になるから言いたくないけれど、この作品は神回が多すぎますね。


テーマ: アニメ

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ダイの大冒険  ダイの大冒険(アニメ話感想)  2020年放送開始アニメ 

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