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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『であいもん』14巻 感想 



であいもん」14巻のネタバレ感想です。

11巻で一果が中学進学して以来、サブキャラ関連のエピソードが続いています。
本題に入る前の溜めの期間でしょうか。

前回の引きであった和の叔母・克子の家出騒動が、まさかの宝塚オチとは予想外もいいところ。
あの書置きメモだと旦那に嫌気がさして熟年離婚を決意したのではないかと疑うのが普通ですよね。
シリアスな展開からほっこりした締め括りがパターン化している本作ではありますけど、何とも人騒がせな話でした。

カズやんこと楠寿隆も再登場。
確かに小さなコマでホームページ作ろうか?って話はしましたね。
伏線というよりかは芸の細かい構成って感じで、こういう繋がりをみせるのが巧いなと思います。

沖君の淡い想いは一果に伝わる日は来るのかな。
一果は機微を察することに長けた女の子ではありますけど、自分のことには無頓着っぽい気がします。

まだまだ若いのに八天の丸代一太は和と比べても立派ですね。
26歳でこれだけしっかり考えられるのであれば、若手の発想に焦りを感じて己を卑下する必要はないでしょう。
本人も言っていましたが、和なんて10年遠回りしていましたからね。
でも、夢の中の爺ちゃんが言っていたように逃げることは許されないことではありません。
息抜きできる場所や人というのは生きていくうえでとても重要ですから。

今回収録されていた中では一番胸に響いたのは美弦ちゃん回ですね。
コメディ色が強かったり、サブキャラメインだったりが多かったので、美弦ちゃん主点に置いた恋愛回は久々です。
和との誕生日デートで髪を巻いてリップを塗ってと気合いが入りまくり。
好きな人に自分を意識してもらいたいという想いが伝わってきます。
それだけに、和が美弦ちゃんのことを大切にしている言葉の節々が恋愛対象としては見ていないと聞こえてしまって辛い。
楽しかったと反芻する美弦ちゃんの表情が泣きだしそうにも見えました。
振られるための告白をして、佳乃子のことを大事にして下さいと伝える損な役回りをしてしまいそうだなぁ。

一果の顔や身長に成長を感じさせるのが上手い。
長期連載の漫画だと絵柄の変化が付き物ですが、明らかに意図して少しずつ手を加えているのが分かるので作者の実力に感嘆するばかりです。
今回は出番が少なかったので、次回に期待ですね。
もちろん、思わせぶりな展開だけ見せた佳乃子についてもメイン回待っています。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: であいもん  であいもん(巻感想)  浅野りん 

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