明日へと続く記憶

アニメ、ゲーム、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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BLACK BLOOD BROTHERS s5-ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集- 

BLACK BLOOD BROTHERS S 5―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (5) (富士見ファンタジア文庫 96-14)BLACK BLOOD BROTHERS S 5―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (5) (富士見ファンタジア文庫 96-14)
(2008/02/20)
あざの 耕平

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【評価……B+
舞台 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
物語 ★★★★★★★☆☆☆
 … 7
人物 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
文章 ★★★★★★★★☆☆
 … 8
挿絵 ★★★★☆☆☆☆☆☆
 … 4
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆
 … 7

「……おかしい」
「なにがぁ?ミミちゃん」
「おかしいわ……こんなにのんびりまったり穏やかな毎日を送れるだなんて!」
「あ、ケチャップバーガーだっ食べていい?」
「だめよぜぇったいあり得ないわ!ケチャップバーガーむしゃむしゃ平和な日常なんて私の人生にあり得ない!はっ!これって何かおっきな災難の前触れ?嵐の前の静けさなのね!?」
「ミミコさん……言霊って知ってます?」
特区でもぐりの調停屋を開業した葛城ミミコ。扶養吸血鬼兄弟を抱えつつ心機一転奮起するが、不運の神に骨の髄まで愛されちゃってるミミコの下に舞い込むのは災難ばかり!?望月兄弟の活躍も見逃せない、帰ってきた日常(!?)編!

<本編5巻までのネタバレがありますので、ご注意ください>

BBBシリーズ短編集第5弾。
第一部辺りを読んだ後でこの表紙をネットで見たとき、ネタバレじゃないか?と思いましたね。
樹優で終わって良かったです。

さて、今作はs4のミミコ波瀾万丈編直後の話となっています。
つまり、今回も5巻と6巻の間のお話ですね。
特区中を暴れまくったクイーンM編に比べると、ミミコは随分と大人しくなりましたが、それでも恒例のドタバタコメディが見ることが出来ます。s1~s3までのノリが戻ってきたと言っていいでしょう。
今回、短編は4話と少なめです。
その代わり過去編の『BLACK BLOOD CHRONICLE』にページ数が割かれているため、そちらが好きで短編集を読んでいる人はお勧めです。

短編は、1話にミミコ、2話にコタロウ、3話にジローの名前がサブタイトルが付いている通りのそれぞれがメインになる小話と、これまた恒例の絆創膏ネタの4話からなっています。
この中で面白かったのは、ジローの話ですね。
吸血鬼という永久の時の流れに生きる者の哀愁を漂わせているジローが、実に絵になります。
ジローが人間だった頃、果敢に吸血鬼に挑んでいったことを思い出して、あれからジローはどれだけ変わることができたのかなと考えされられました。

しかし、本作の一番の見所は、何といっても『BLACK BLOOD CHRONICLE』です。
ぶっちゃけ、この高評価の理由は中編『月と太陽のモンタージュ』のクオリティの高さに尽きると言っていいです。
BBCだけならA-評価にしたところです。

第二次世界大戦時中の裏で行われていた人間と吸血鬼の画策や陰謀が描かれたs4のエピソード。
あれより数年の戦後から混迷の50年間、時代の奔流に抗えきれない吸血鬼たちの姿が描かれています。
世界各所で起こる様々な重大事件が与えた影響は決して人間たちにだけではなく、闇の世界にも多大な影響がありました。
吸血鬼たちの困惑、予感、期待、哀しみ。そんな漠然とした感情の渦が、ある一点へと集中していきます。
それはどこかと言わなくても、ここまで読んできた読者なら当然分かるあの場所ですね。
こういう背景を踏まえた上で聖戦が起こったんだなぁと思うと感慨深いです。

今回のBBCは、登場メンバーの豪華さに目を惹かれます。
今までBBCに出てこなかった人物とか、懐かい顔まであって嬉しくなりました。
たとえて言うなら野球のオールスターチームにワクワクするような感じですかね。
主役メンバーに全く引けを取らない脇役たちが次々と登場します。

どのキャラクターのエピソードも素晴らしい中で、あえて一番印象深かったものを選ぶとするならば、僕は第6章を挙げますね。
誰のエピソードかというのは伏せますが、勘のいい人なら分かるかもしれません。
お約束ともいえなくもないですが、だからこそ胸に訴えるものがありました。
これは、ジローの視点からも見てみたい話だなぁ。
憎たらしいほど綺麗にまとめているけど、これ以上突っ込んだ話を書くのは野暮だと判断したんでしょうか。
お見事としかいいようがありませんね。

BBBは、本当に良いキャラが多すぎて困りますね。
敵味方関係なく脇役も含めて、見事にキャラが立っています。
おかげで、どのキャラにも生き残って欲しいと思いますよ。
これから起こる聖戦や衝撃(インパクト)、さらにその先に待ち受けているであろう未来を思うと、先が気になって読みたいはずなのに躊躇ってしまいそうです。
好きになることって辛いことだよなぁと親切にも教えてくれる、罪作りな作者ですね、ホントw

テーマ: ライトノベル

ジャンル: 小説・文学

タグ: 書評  BLACK_BLOOD_BROTHERS  あざの耕平  草河遊也  評価B+ 

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