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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『JKからやり直すシルバープラン』5巻 感想 



JKからやり直すシルバープラン」5巻のネタバレ感想です。

表紙の小百合が何を持っているのかと思ったらウォークマンですか。
カセットテープ式とはこれまた年代物で懐かしすぎますね。

才女・西園寺千桜との折衝編に区切りが付けられました。
小百合が特別な存在であり、住む世界が違うと知らしめたい千桜が画策する流れです。
そういえば、小百合の通う学校が上流階級ばかりではないのも謎といえば謎ですね。

友達グループにヒビを入れていく展開は先が分かるだけにページをめくりたくなかったです。
誕生日パーティーに間に合わず、氷像が溶ける前にお披露目できなかったハヤナは見ていて痛々しい。
いくら千桜の策略とはいえ、事情を説明できない遅刻をするのなら小百合に全面的な非があると思います。

母親の手術代で悩む真紀については答えが出ないような気がしますね。
命はお金で買えなくとも救うことは出来るケースもあります。
対等な友達関係であるならば、お互い援助という選択肢は取りたくないでしょう。
かといって助けられるかもしれない手段があるのに手をこまねくしかないのは辛いよなぁ。
真紀の悲痛な涙には胸が痛くなりました。

金と権力を振りかざして脅しを入れる千桜は間違いなく強敵でした。
結果的に全員友達を選んだのは若さもあってのことだと思います。
でも、短いながらも育んできた友情に偽りはなったのだと証明した形となったのは小百合でなくても嬉しくなります。

なおも脅迫めいたことを仄めかす千桜に悪役令嬢の面構えで貫録を見せた小百合は格好良かった。
友達は演技だと思わず素だと思っているのがブラックジョーク的で面白い。
千桜は千桜で潔く負けを認めつつも今後の人生においてどちらが正しかったのか勝負だと声を高らかに宣言するシーンは印象的で、これからもライバルとして期待したくなりました。

一度失敗したトラウマからシルバープランを掲げた小百合が最も欲したのは人脈だったというのも感慨深い。
たとえ再度落ちぶれても牛丼一杯奢ってくれる友達が欲しいっていうのは、友達の優しさに触れたからなんでしょうね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: JKからやり直すシルバープラン  JKからやり直すシルバープラン(巻感想)  林達永  李惠成 

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