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明日へと続く記憶

漫画、アニメ、ゲーム、音楽、ライトノベルの感想を書いたり、絵を描いたりしています。

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『ちはやふる』41巻 感想 



ちはやふる」41巻のネタバレ感想です。

引き続き、名人クイーン戦までのタメだけで一冊を費やしています。
今までテンポと比べると急にスローペースとなったので長いなと感じつつも面白いから全く問題ありません。

千早は遂に詩暢の配置に隠された意味に気付きましたね。
詩暢にとって唯一の友達であり大切にしてきたものであると同時に孤独の象徴となっていました。
血の通った人間に目線を合わせられる相手として、千早には詩暢と友という名のライバルになって欲しいですね。
それは今回のクイーン戦だけでなく、これからもずっと続くかるたの世界で。

一方でYoutuberとしてもがく詩暢。
全ては、かるたを名前のある仕事にしたいという強い意志によるもの。
とはいえ世間の無責任な声に傷付き、足を止めてしまいそうになるのは仕方がないでしょう。

そんな世界に千早が飛び込んでくるのは場外乱闘的な熱さがあります。
煽って焚き付けることこそ、千早は自分の役割と信じて行動に移したんでしょうね。

そのおかげでもあって、孤独だった詩暢に少しずつ人と繋がり始めました。
母親が理解者となり、結川と小石川がサポートし、新までもが急接近しています。
新に勝って涙を零す姿を見たら、誰もが詩暢の応援をしたくなるのではないでしょうか。
まるで圧倒的だったラスボスが弱点を克服した主人公に昇格したかのようにさえ見えます。

おこがましいかもしれないけど、千早的には詩暢を助けたかったんでしょうね。
詩暢が新と二人で映る絵に置いてけぼりにされたと思ってしまうのは、勝手なんでしょうけど気持ちは分かります。
姉との関係も微妙となり、逆に千早が孤独感に苛まれそうになった時に現れた後輩たちは後光が差しているようでした。
菫の屈託のない笑顔が泣きたくなるぐらい嬉しかったです。
実は裏で太一が菫にお願いしていたことも分かって、もうみんな大好きです。

太一自身は何故か受験勉強そっちのけで長崎まで周防の地元へ突撃訪問。
そこまでして考える太一の役割というのは一体何なのか。
きっとどこまでも千早のために出来ることを考えているんでしょうね。

テーマ: 漫画の感想

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: ちはやふる  ちはやふる(巻感想)  末次由紀 

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